3000m越え、快晴の仙丈ケ岳


- GPS
- 07:45
- 距離
- 8.1km
- 登り
- 1,145m
- 下り
- 1,059m
コースタイム
バスで移動です。1時間弱です。バスの運転手が、ポイントポイントでバスを停車させて、観光案内をしてくれます。方言丸出しなのでホノボノとします。
6:50大平小屋
この小屋はあまり大きくはありませんが、小奇麗な感じの小屋ですね。
8:40薮沢分岐
北沢峠から林道を5分ほど戻ったところに大平小屋があります。戸台からのバスに乗ってきた場合は、ここで降ろしてもらうことも可能ですので、乗車した時に運転手さんに申告しましょう。大平小屋で降りやすいように、一番最後に乗車するようにしてくれます。(その代り、当然補助席になってしまうかもしれません。)この小屋の横から薮沢コースが始まりますが、まず深い樹林帯に入り、1時間ほどの急登をこなすと沢沿いの道に出ます。振り返ると鋸山と甲斐駒が見えます。何度か沢を左右に渡りながら、美しい花や雪渓を見ながら登ると大滝の頭が合流し、ここから沢を離れて右側の斜面に取り付きながら斜面を登り、馬の背ヒュッテを目指します。途中、沢沿いには、美しい高山植物が咲いて心を和ませてくれます。
9:10馬の背ヒュッテ9:30
馬の背ヒュッテにはきれいなベンチがあります。水もタップリあります。黒い色に塗られた、とても渋いつくりの洒落た小屋です。中に入り山バッジを購入しました。しばしの休憩のあとに頂上を目指して出発します。
ここからはダケカンバの中の登山道を行き、ハイマツが徐々に多くなってきます。しばらく歩いて、馬の背という台地に出ると、仙丈ケ岳と小屋が見えてきます。ここからは中央アルプスの展望も可能となります。(木曽駒ケ岳が見えてきました。)
10:10仙丈小屋
小屋から頂上までは、ザレ場の急登ですが、あまり距離はありません。(かなり、滑りやすいかも)甲斐駒の背後の蓼科山も見えてきます。
10:30仙丈ケ岳頂上10:45
山頂は、あまり広くはなく標識がたっているだけですが、360度の大パノラマ状態です。(現時点での、自分の足で立った最高地点を更新しました。)ここから気持ちが良い稜線を甲斐駒を正面に下ります。多少のアップダウンはありますが爽快に歩くことができます。左下に仙丈小屋や、馬ノ瀬ヒュッテが見ながらハイマツ帯に入り軽いアップダウンをすると小仙丈ケ岳に到着です。(右側には、富士山と北岳が見えているハズですが、残念ながら雲がかかっており、見ることができません。)
11:15小仙丈ケ岳12:20
小仙丈ケ岳山頂も広くはありません。しかし、山頂と違い、あまり人もいないので、昼食タイムにしました。ここから五合目の大滝ノ頭までは、ハイマツ地帯を通過したのちに、ガレた急坂を下ります。その後は展望が全くない樹林帯をひたすら下ります。(この下りが、これでもか、これでもかというほどに、長い下りが続きます。)北沢峠の長衛荘の屋根が見えて来たときは、ほっとしました。
14:35北沢峠
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年07月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
道は整備されており、迷うようなところもなく、とても歩きやすかったです。 |
予約できる山小屋 |
|
写真
感想
今年の初めから、山登りを初めて、ついにここまできました。最初のメジャーな山で、3000m越えの山行だったので、多少の不安もあり、会社の後輩を誘っての山登りとなりました。当初は甲斐駒へ登るつもりでいたのですが、ガイドブックによると、この季節は花が美しいとのことで、仙丈が岳を選びました。(というのは、言い訳で実際は、甲斐駒の直登ルートに恐れをなしたというのが真実かもしれません。) 前日の20時に駅に集合して、八王子西インターチェンジから、中央高速道路にのり、伊那インターチェンジでおりて、途中のコンビニで食糧を購入後に、23時頃に仙流荘に到着しての車中泊。(さすがに、東京に比べると涼しいのですが、暑くて熟睡できませんでした。) 翌日の4時頃に起床して朝食を食べたあとに、バスでの北沢峠までの移動とタイムスケジュールとおりに運び、何より天気が良く最高の山行となりました。登山ルートの選択についても、全くの偶然なのですが、登りに薮沢を選択したことも自分的には正解だったような気がします。沢沿いの道はとても気持ちよく歩くことができ、山頂までの登りはスンナリと行けたような気がします。 仮に下りに使ったコースを登ったら、心がくじけていたかもしれません。 仙丈ケ岳の山頂からの眺望は素晴らしいの一言で、やはり山登りは晴れていなければ価値がありませんね。写真撮影も趣味にしているので、美しい景色も欠かすことはできません。今回、富士山が見えなかったのは残念でしたが、この山行を機会に徐々にステップアップして行きたいと思います。八ヶ岳、鳳凰3山、北岳、そして、甲斐駒へもチャレンジしたいです。この登山で、少し自信がついたような気がします。
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