北面白山・天童高原を起点にカモシカ〜西尾根
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- GPS
- 04:58
- 距離
- 10.4km
- 登り
- 970m
- 下り
- 994m
コースタイム
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
■かもしかコースは所々急斜面が出現するので要注意 ■標高600mくらいから雪道 ■雪が少なくワカンやスノーシューは必要なし ■長左衛門分岐でチェーンスパイクを装着したが、滑り止めは無くとも問題ない状態だった。 |
写真
感想
晴れ予報のこの日。面白山に行こうと計画したが、天童高原からピストンにするか、まだ歩いたことのないかもしかコースで登って周回にするか悩んでいた。雪が多ければかもしかコースは厳しそうだし・・・あとは積雪量によって決めようと、アイゼン・チェーンスパイク・ワカン・ピッケルを車に積んで家を出た。そして到着した天童高原スキー場は気の毒なくらい雪が無い。面白山の山腹には霧氷が付いて真っ白だけど、ここでこれだけ雪が無いなら、かもしかコースも大丈夫でしょ。ということでチェーンスパイクだけザックにつめて両手にストックを持ち歩き始めた。
天童高原キャンプ場から一旦下って面白山高原駅を目指す。30分ほどで林道に出て、少し行くとかもしかコースの入口。沢地形から急斜面を登って尾根に取り付く。
この尾根がいきなりの急登。ちょっと凍り気味の急斜面にピッケルを持ってこなかったことを悔やんだ。何度かアップダウンを繰り返しながら高度を上げていく。左には木々の間から西尾根が見える。よく考えれば長左衛門道までは天童高原キャンプ場から落とした高度を取り戻すだけなんだよなぁ・・・で、ようやく長左衛門道に到着。
さてここからは急登が続く。念のためチェーンスパイクを着けて登りはじめたが、無くとも問題ない感じだった。一気に高度が上がると霧氷を纏った木々が出迎えてくれた。美しい景色・・・白と青のコントラストが最高。これぞ冬山の醍醐味だ。
景色は最高だが足が大分重くなってきた。軽いチェーンスパイクとはいえやはり足元が重いとそれなりに疲れる。休まず、でも休みながら重い足を一歩一歩前に進めると、とうとう稜線に出た。右手の中面白山方面は雪と藪で閉ざされトレースはない。この先降る雪が藪を覆い隠さなければ通行は困難だろう。左手には面白山のピークがすぐそこに見えている。霧氷のプロムナードをくぐり山頂を目指す。このとき何故か5月に南面白山から北面白山を周回したことを思い出していた。あと時のフィナーレはこの稜線から面白山に山頂に飛び出した時だった。
そして再びフィナーレ。あの時見た山頂の景色が今度は色を変えて迎えてくれた。あの時と同じ誰もいないたった一人の山頂。風はあるが刺すような冷たさはない。しばし景色を楽しみながら達成感に浸る。遠くに月山・・・真っ白い裾野を伸ばしている。今年は雪が少ないと言われているけどこの山にそんな言葉は無縁のように真っ白だ。葉山も頂上付近は大分白くなった。残雪期にまた行きたいな。舟形山塊の左端に甑岳。今年はチャンスがあれば厳冬期に。その背後に薄っすらと見える白い頂は鳥海山だ。登る途中では木々の間から朝日連峰も見えていたが、この時間は雲がかかってきて見えなくなった。こうして見ると登った山も増えてきたけどまだまだ・・・
さて西尾根で下りましょう。下りは脚が軽い。あっと言う間に三沢山まで来ました。ここまで下りると風は穏やか。ちょっと休んで、あとは一気に天童高原スキー場へ戻りました。
今週末は寒気が入って山ではまとまった雪になりそう。年末年始はどこに行こうかなぁ・・・(TONO)
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