谷川岳（西黒尾根 ラクダのコルまで）

2015年12月31日(木) [日帰り]

• GPS: --:--
• 距離: 5.2km
• 登り: 787m
• 下り: 770m

コースタイム

日帰り

• 山行: 4:30
• 休憩: 1:03
• 合計: 5:33

6:40 土合口駅／谷川岳ベースプラザ
6:54 6:58 西黒尾根登山口
9:57 10:00 ラクダの背(ラクダのコブ)
10:08 ラクダのコル
10:11 10:15 ラクダの背(ラクダのコブ)
10:52 11:40 1259mピーク
11:59 12:03 西黒尾根登山口
12:13 谷川岳ベースプラザ

天候

晴れ

アクセス

谷川岳ロープウェーベースプラザ駐車場：今日は無料でした。
※12月1日〜4月30日は平日無料（1月2、3日を除く）

コース状況／危険箇所等

★ 登山口〜森林限界
　よく踏まれたトレースがあり、夏道よりも快適でした。
★ 森林限界〜ラクダのコル付近
　トレースの跡が残る区間もありますが、ほぼリセット。概ね膝〜腰まで沈みます。
★ ラクダのコルより上部
　トレースはありません。

写真

12/31 5:56

土合駅でトイレのついでに登山カードを提出。

12/31 6:41

谷川岳ロープウェーベースプラザを出発。
(計画では下山時にRWを利用するつもり)

12/31 6:42

群馬側は少し曇っています。予報では晴天が約束されているはずですが。
自宅(新潟側)を出るときは満天の星空でした。

12/31 6:46

登山指導センター前を通過。
今朝はけっこう冷え込んでいますが、凍ることはなさそうですね。

12/31 6:47

すぐに雪道に。

12/31 6:51

ショートカットのトレースに惹かれ登ってみましたが、出たところは登山口を通り過ぎていました^^;。

12/31 6:55

西黒尾根のスタート。
とりあえず行ける所までノーアイゼンで行きます。

12/31 7:03

想定よりもかなりしっかりしたトレースに導かれ、順調に登ります。
私以前に歩かれた皆さん、ありがとうございます。

12/31 7:06

夏道が出ている場所があるなーと思ったら、水場でした。

12/31 7:07

立派な氷柱が成長しています。

12/31 7:16

ひと登りで鉄塔です。
雲が赤く染まり始めています。

12/31 7:16

白毛門には雲が掛かっています。

12/31 7:18

相変わらずトレースばっちりです。
このトレースが山頂まで導いてくれるものと思っていましたが、ばっちりな理由を後で知ることに・・・。

12/31 7:19

振り返ると、日が昇ってきました。

12/31 7:22

目の前の雪の斜面が朝日に染まります。
とりあえず手を振ってみました^^。

12/31 7:39

樹林の間から目指す頂が見えてきました。

12/31 7:47

テンションアップです。

12/31 7:47

トマノ耳をアップ

12/31 7:48

オキノ耳

12/31 7:48

ラクダの背(コブ)が見えてきました。
ここまで順調に来ています。

12/31 7:49

天神平スキー場。
この時間、RWはまだ動いていません。
山頂一番乗り〜なんて考えていました^^;;

12/31 8:16

坂が急になってきました。

12/31 8:37

この先が森林限界。
トレースには雪が吹き溜まっています。
いよいよラッセル？

12/31 8:40

ここからトレースが途切れ途切れ状態になりました。
吹き溜まりではトレースに当たれば膝、外せば腰まで沈みます。

12/31 8:42

シュカブラ

12/31 8:51

トレースが分かる場所もたまに出てきます。

12/31 8:53

最初の鎖。
ラクダの背までの鎖は出ていました。

12/31 8:56

踏んでもステップにならないパウダースノー。
膝も使いますがなかなか進めません。

12/31 8:56

土合方面を振り返る。

12/31 9:22

あまりに進まないのでスノーシューでなんとかクリア。
それでも膝まで沈みました。

12/31 9:24

馬蹄形の奥の方から流れてきたガスが掛かる谷川岳。

12/31 9:24

トマ・オキをアップで。

12/31 9:24

この先急降下して登り返し。
その前にアイゼンに換装します。

12/31 9:35

アイゼンを着けている間にすっかり晴れていました。

12/31 9:36

マチガ沢

12/31 9:35

一ノ倉岳、七ッ小屋山、清水峠、奥に巻機山

12/31 9:35

朝日岳、笠ヶ岳、白毛門

12/31 9:36

アップ

12/31 9:36

至仏山、武尊山
まだガスが残っています。

12/31 9:52

急斜面を登りきると、またラッセル。

12/31 9:57

ようやくラクダの背(コブ)に到着。
ここにも彫りの深い風の造形が。

12/31 9:57

ラクダのコルから先を見ても、トレースは無いようです。
もう少し進んでみますが単独ラッセルでは山頂まで行くのは難しいですね。

12/31 9:59

尾根上部をアップで。トレース見えません。

12/31 9:59

左には天神尾根コースを行く登山者が見えます。
土合駅で人から得た情報では、こちらは山頂までトレースがあるそうです。

12/31 9:57

馬蹄形の山々

12/31 10:12

コルに向かってみたものの、ラッセルの脚が上がらなくなってきたので早めに判断して引き返してきました。
平ヶ岳〜尾瀬の山々

12/31 10:12

真ん中に武尊山。

12/31 10:15

東尾根

12/31 10:15

シンセン岩峰

12/31 10:11

谷川岳の雄姿を目に焼き付けて今日は帰ります。

12/31 10:15

下山します。

12/31 10:19

何度も振り返ります。
山頂に立ちたかった...。

12/31 10:52

樹林帯に入ってから4名のパーティとスライド。
撤退してきた状況をお伝えしました。
さらに小ピーク(1259m？)まで下ってきて、ここでお昼にします。

12/31 11:03

まるで春のような暖かさと、のどかな空気に包まれた樹林帯で...
今年の山々にカンパイ！

12/31 11:03

きょうのお昼です。

12/31 11:07

ぽかぽか陽気で背中が熱いくらいです。

12/31 11:40

出発します。オキ・トマの見納めです。

12/31 11:54

最後の急斜面を下ります。
登山者がもれなく撤退してくるのでトレースがよく踏まれているのでした。

12/31 11:59

あっという間に登山口に到着。

12/31 12:13

ゴールのベースプラザに戻ってきました。
冬の西黒尾根、またいつか挑戦します。

12/31 12:51

土合橋付近からラッセルに苦しんだラクダのコブが見えました。

12/31 13:19

里から見ても真っ白になった谷川岳。
この冬にまた来るチャンスはあるかな？

12/31 16:49

お土産は饅頭。
このネーミングで即決でした。

12/31 16:50

もしかして、谷川フリークの間では有名なのでしょうか？^^

撮影機器：

XZ-10 OLYMPUS IMAGING CORP.

感想

kikkorin

大晦日の今日、今年の山納めに行ってきました。
天気予報を睨みながら長野(東信)方面に幾つか候補があがっていましたが、直前になって谷川岳周辺の予報が好転したので、かねてより挑戦したかった冬の西黒尾根に変更しました。

結果はご覧の通り、森林限界からの深雪に阻まれてあえなく撤退となりました。
やはり冬の西黒尾根を登りきるには天気だけでなく時間や複数名でのラッセルなど、多くの要素をクリアしなければなかなか難しいようですね。単独行の身としては、うまくそのタイミングに乗れる幸運を祈るほかなさそうです。（もちろん豪雪地の山の多くに当てはまることです）

今日は残念ながら山頂からの展望はお預けとなりましたが、ラクダの背から見た谷川岳東面の迫力の姿はそこまで登ったからこその景色なのでかなりの満足度で、いい山納めになりました。

今年一年、ヤマレコ会員の皆さんのレコを拝見させていただいて、多くの情報と刺激をいただきました。大変ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。（なんとか年内に間に合いました^^）