大雲海とモルゲン 常念東尾根へ

- GPS
- 10:23
- 距離
- 18.5km
- 登り
- 1,712m
- 下り
- 1,427m
コースタイム
- 山行
- 4:57
- 休憩
- 0:00
- 合計
- 4:57
- 山行
- 8:08
- 休憩
- 0:40
- 合計
- 8:48
| 天候 | 1日目 曇り、後弱い雪 2日目 快晴 |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
電車 バス タクシー
/斉狎〜松本(前泊) ⊂硝椡〜豊科駅 大糸線240円 K科駅〜ほりでーゆ 南安タクシー3700円 ■復路 ,曚蠅如爾〜豊科駅 南安タクシー3800円 ∨科駅〜松本駅 大糸線240円 松本バスターミナル〜バスタ新宿 京王バス4200円 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
◯2400m付近に急斜面の岩場あり。トラバースと直登で判断が分かれますが、直登した先の状況が分からないのと、トラバースの方がトレースが濃いため、今回はトラバースを選択しました。落ちたら谷底に真っ逆さまなのでヘルメット推奨です。直登コースの人はクライムダウンで下っていました。 |
| その他周辺情報 | ■前泊 サザンクロスイン松本 シングル禁煙4590円 https://hpdsp.jp/southerncross/ ■温泉 ほりでーゆ 四季の郷 日帰り入浴600円 http://www.holiday-you.co.jp/index.html |
写真
装備
| 個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
ハードシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
マフラー
ネックウォーマー
バラクラバ
毛帽子
着替え
靴
予備靴ひも
ザック
ザックカバー
サブザック
アイゼン
ピッケル
ビーコン
スコップ
ゾンデ
昼ご飯
行動食
非常食
調理用食材
調味料
飲料
水筒(保温性)
ガスカートリッジ
コンロ
コッヘル
食器
調理器具
ライター
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
針金
常備薬
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ツェルト
ナイフ
カメラ
ポール
テント
テントマット
シェラフ
ヘルメット
|
|---|
感想
ニコニコのRTA動画でその存在を知り、今冬に登りたいと思っていた常念東尾根。土曜は曇りで日曜は快晴予報のため、常念のモルゲン目当てに行ってきました。
テント泊の重荷では大変な長丁場でしたが、日曜は予報通りの快晴に恵まれました。常念と穂高のモルゲン、安曇野市街には見事な雲海も広がり、最高の景色を楽しめました。
来シーズンは機会があれば、蝶〜常念の縦走にも挑戦してみたいですね。
■1日目 須砂渡ゲート〜2178峰(幕営)
松本駅から大糸線で豊科駅へ。予約していたタクシーに乗り、10分ほどで須砂渡ゲートに到着する。腹の調子が悪く、ほりでーゆのトイレをお借りした。
雪の積もった林道を50分ほど歩き、登山口に入る。バリエーションとはいえ、ピンクテープが各所にあり歩きやすい。トレースもある。送電線〜2178峰までじわじわと長い登りが続く。目立った危険箇所はなく、ひたすらに体力勝負の尾根だ。
雪は程よく締まっているが、蹴り込める程度の柔らかさのためツボ足で歩く。とはいえ、5cm程の新雪の下に締まった雪があり、たまに滑ってバランスを崩しそうになる場面もあった。チェーンスパイクを履いても良かったかもしれない。
2178mpの北側に緩やかな斜面があり、整地して幕営した。今回も練習がてら風除けを作った。空木の時より要領が掴めてきた。
時間が経つにつれ、続々と他のパーティも増えてくる。やっぱりこの辺りは人気の幕営地らしい。夕方から弱い雪が降り始め、フライシートにうっすらと積もった。夕飯は大豆そぼろと、とろろ昆布を入れた塩ラーメン。夜は風も弱く、寒さもそれほどでもなかった。冬の終わりを寂しく思いながら眠りにつく。
■2日目 2178峰〜常念岳往復〜須砂渡ゲート
3時起床。4時45分頃出発。雪は締まっているので、始めからアイゼンを着用する。
木々の隙間からは星が良く見える。心配していた中層雲も届いてなさそうだ。安曇野方面に雲海が見れるかもしれない。
先行者のトレースをじわじわと辿り、次第に高木が消え視界が開けてくる。稜線上にも幕営適地がちらほらあった。次に来るとしたら、眺めのいい稜線上で幕営してみたい。
前常念の手前、2400mあたりで急斜面の岩場に差し掛かる。直登か北側をトラバースかで判断が分かれるところだけど、直登した先の状況が見えないのと、トレースがよりしっかりしているためトラバースを選択。急斜面で恐ろしいものの、山側にピッケルを深く差し、丁寧に足を運んでクリアした。
その後はちょっとした岩場もありつつ順調に標高を上げた。振り返ると、安曇野市街に見事な雲海が広がり、陽が顔を出しつつあった。少し急いで前常念岳に登頂。すでに日の出を迎えていた。さらに偽ピークを急ぎ足で越えると、ついに朝日に焼ける常念を捉えた。ぜえぜえと息を吐きながら、あまりの美しさに惚れ惚れする。穂高や大天井方面の稜線も赤く染まり、たまらず何度もシャッターを切る。
前常念からは大展望のビクトリーロードを歩き、7時20分、常念岳へ。2023年の7月以来、2回目の登頂だ。当時は雪山をやることも、ましてや雪山でテント泊をすることも考えすらしなかった。
山頂に居た女性にお願いし、槍と穂高をバックに写真を撮っていただいた。いつもは自撮りをあまり撮らないけれど、今日はどうしても記録を残しておきたかった。
名残惜しさを感じつつも下山を開始。今日中に神奈川へ帰らないといけない。2400m付近の岩場は下りもトラバースを選択。下りだとより難しく感じたが、恐る恐るクリアした。
幕営地に戻ってテントを撤収。そこから2時間半くらい歩いて下山した。ほりでーゆの温泉で汗を流し、予約していたタクシーで豊科駅へ。電車で松本駅に戻り、駅前の居酒屋で山賊焼き定食を食べた。へとへとに疲れているので、たまらなく美味い。この瞬間は何度味わっても最高だ。
松本バスターミナルから19時発の高速バスに乗り、新宿に向かった。
しの
















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