常念岳東尾根


- GPS
- 14:04
- 距離
- 22.9km
- 登り
- 2,221m
- 下り
- 2,221m
コースタイム
- 山行
- 12:53
- 休憩
- 1:05
- 合計
- 13:58
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
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アクセス |
写真
樹間から雪に覆われた対岸の尾根が見えてきて、森林限界が近いことを知る。早く樹林帯から抜けたい。朝日に染まった最高の景色を拝みたいとピッチを上げたが、しかしここからがさらに長く樹林帯から抜ける前に息が上がってしまった。
感想
念願だった常念岳東尾根にやっと行ってきました。
今年に入って休みと天気の相性が合わずに、アイゼン・ピッケルを出す雪山は正月以来、賞味期限切れギリギリで行ってこれました。
このコース登っている人達はみんなブラックスタートがスタンダード。あるいは重たいテン泊装備背負っていく人もおりますが自分にはもうできません。やはりブラックスタートを覚悟していましたが、この日は朝10時を過ぎると天気が崩れてくるという予報が出ており、せめて朝の時間だけでも穂高が見たい!ということで深夜1時の出発を決意。
高速バスで爆睡しつつ、松本でカーシェアを借りて登山口に乗り付けました。
このコースとにかく長い長い、ずっと尾根上を直登していきますが、やがて空が白んできて、やばい日が昇ってしまうと焦りましたが、樹木も疎になってきてそろそろ森林限界から抜け出しそうな雰囲気となり、気合いを入れて力を振り絞りましたが、そこからがまた長い、樹林帯からなかなか抜けないで力尽きた時にはすでに太陽はかなり上がってしまって、モルモルタイムも過ぎてしまいました。
それでも稜線に上がればまずは正面に前常念が、左には蝶が、右を向けば横通岳から続く長い尾根が見渡せます。
深夜からの累積疲労でバテバテですが、やっとのことで前常念に上がると、待ってましたの穂高が丸見えで迎えてくれました。
もうこれだけで来た甲斐があったな、もういつ天気が崩れてもいいやくらいの気持ちで、最後の常念岳へ。ビクトリーロードと思って進むと結構風が強くいく手を阻む。山頂を見ると雪煙が上がっている。耐風姿勢を取りつつ最後上り切って常念岳に登頂しました。山頂ではじっとしていられないほどの強風。谷から昇ってくる強風が雪煙を巻き上げて叩きつけてくるので長い時間はいられません。
前常念辺りからご一緒になったテン泊の方は、これから蝶ヶ岳に向かうとのことでここでお別れ、自分は下山に転じます。
下りも長いのですが、それでもぜんぜん楽です。雪もそれほど緩んでなかったので、トレースを外さなければズボることもありませんでした。
登山口付近まで降りるとそこはもう春、そこらじゅうにふきのとうが顔を出していました。
心配された天気の崩れも、最後の林道で小雨に遭いましたが無事に下山。この日しかないというチャンスに決行できて大満足の山行でした。
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