尻割山~鬼ヶ城山~権現山


- GPS
- 07:48
- 距離
- 28.4km
- 登り
- 1,800m
- 下り
- 1,794m
コースタイム
- 山行
- 8:16
- 休憩
- 0:32
- 合計
- 8:48
天候 | 雨ときどき曇り。気温低め。強風。 |
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過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新神戸-岡山 6:13-6:50 新幹線みずほ601号 (自由席特急券2530円) 岡山-松山 7:22-10:06 特急しおかぜ1号 (2420円) 松山-八幡浜 18:55-20:57 JR予讃線・伊予長浜経由 八幡浜-宇和島 21:05-21:56 JR予讃線 +乗車券8250円 帰り) 宇和島-松山 16:46-18:18 特急宇和海24号 松山-岡山 18:39-21:30 特急しおかぜ30号 (2640円) 岡山-新神戸 21:44-22:15 新幹線のぞみ272号 (2530円) +乗車券8250円 |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所なし。すごく整備されているというわけではないもののよく踏まれている印象。四本松の下まではオーバーユースでえぐれ気味。 |
その他周辺情報 | 高月温泉。城下町の史跡。お土産物や食事は道の駅など。 前日は道後温泉に浸かってきました。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
フリース
ソフトシェル
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
携帯
時計
タオル
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感想
昨年末NHKでやっていた番組「しろくまピース 命をめぐる25年の物語」を見て、実物に会いたくなりピースのいる愛媛県立とべ動物園に行ってきました。遠くに住む妹夫婦と日程を合わせて現地集合で。妹夫婦は日帰りしたのですが、私はせっかくなので1泊してどこかで山登りと観光をして帰ろうと思い、宇和島に決定。幕末が好きなので。
とべ動物園はよかったですよ。アクセスはやや悪いもののその分景観のいいロケーションにあります。目当てのピースはもちろんのこと、レッサーパンダやプレーリードッグが予想外の愛らしさ。あと最近人気のコツメカワウソですが、ここはかつてニホンカワウソを飼育していたということで歴史があるのです。それからラクダがでかい! 園内レストランが安くて(量は少なめですが)、空いているのもいいところ。園内も平日とはいえ空いているのがちょっと心配でしたが。そんなわけで少しでも足しにと思い、ショップでぬいぐるみとクリアファイルを購入。初日はその後道後温泉に浸かって、宇和島鯛めしを食べるという欲張りプランでした。
松山から宇和島へは同じ愛媛県内なのに想像以上の遠さ。松山自体が県内では西に位置すると思うのですがそこからさらに普通電車で3時間。さすがJR四国のどん詰まり。まあ遠廻りしたからですが。そんなわけで前日のうちに宇和島まで移動しておいたのでした。泊まったホテルは1階がコンビニで、それ自体は偶にあるタイプですが、珍しいことに完全にホテルと一体で、ファミマの店員さんにチェックインしてもらいました。
鬼ヶ城山系は宇和島駅から徒歩でアプローチできるのに標高1000mを越す珍しい山です。もっともホテルは海側にあって駅まで少しあるのですが、ちょうど近くに見たい史跡があったのでまずその樺崎砲台跡を見て、レコは駅からスタート。お寺の墓地をコの字に折れ曲がりながら通り抜け、ここまでは順調だったものの次の丸山公園で登山口を探して彷徨いました。どう考えてもここではない、というところから方角は合っていたので突入して左手下に見えて来た登山道に強引に合流。最初にグラウンド南側遊歩道を通ったのが間違いでここから入ると登山口より高い位置に出ちゃうんですね。車道 (歩道付き) を歩いてグラウンドと陸上競技場の間を通り抜けるのが正解でした。
ともかく登山道に乗ってからは判りやすい尾根道でひたすら登りが続きます。ほぼ海抜0mから標高分登るのでなかなかタフなコース。週間天気予報ではこの土曜日はずっと雨予報で宇和島に至っては降水確率100%だったのですが、数日前から俄かに上向き始め50%程度に、しかも下り坂で日中は降らなさそうという予報だったのですが、前日にまた悪化して結局午前中から降ったりやんだりでした。そのせいかハイカーは全くお見かけせず。でもまあピークからは宇和島の市街と港くらいは見られたので多とせねばなりますまい。
鬼ヶ城山の主稜線に出ると強風。鹿のコルには車が4台停まっていました。天候が悪化したり予定よりペースが遅ければ行程を省略しようと思っていたものの、結局予定通り鬼ヶ城山、権現山と巡って帰ってくると2台に減っていました。しかしやはり途中では誰にも会いませんでしたね。車道を歩いていると後ろからその2台らしい車に追い抜かれはしましたが。
下山を始めてこのまま今日は1日誰にも会わなかったとなるかなあと思っていると尻割山頂上で8人くらいと、四本松で4人のトレイルランナーのグループとすれ違いました。ここをちゃんと麓から登ってくるのは偉いですね。走ることが目的だったら、私なら標高1000m地点まで車で登ってしまいそう。まあ私は公共交通縛りでやってますけど、展望もさほどなくひたすら単調な登りが続くコースは心が挫けそう。鬼ヶ城山系の分県登山ガイドのピークはまだ残っているので、次また来ることがあればせめて降路は変化をつけましょうかね。野川や丸穂への道もあるようで道標が出ていました。
下山後、市街の史跡をいくつか巡って道の駅で食事してお土産を買って、駅に戻りました。ちょっと歩いただけでお城の周りをぐるっと廻れるんですね。尻割山頂上から見下ろしたときも一目で見渡せる広さでしたし、こじんまりした城下町です。石高も10万石、場所も四国の奥まった位置に、それも三方を山に囲まれていますが、幕末の存在感はすごいですね。主に殿様伊達宗城のおかげで。あと主稜線では強風が荒れ狂っていましたが、下山を始めてからは穏やかでした。山に守られています。海産物は安くて美味しいですし、いいところでした。
最後にちょっとした出来事が。20分ほど前に駅に着くともう列車が入線していたので飲み物を買って座席に落ち着いてふと気づくと首にかけていたタオルがない!…しまったどこかで落として来たらしい、道の駅では持っていたはずだけど、もう発車まで5分もなく、これが家に帰れる最終列車だし…と焦りつつ車窓の外を見ると、ホームのベンチにそのタオルが置いてあります。それもおそらく気づきやすいように柄の面を大きく広げて。さっと降りて無事ピックアップすることができました。どなたか知りませんが親切な方、ありがとうございます。
予定のピークは全部取って史跡もめぐって、安くて美味しいものも食べられたうえ、最後は人の親切に助けられてよい旅でした。宇和島城や歴史資料館などは見ませんでしたしピークもまだ残しているのでまた来るのもいいですね。温泉もありますし。それで今度は予土線を使って乗りつぶしを進めて。とにかく宇和島はよいところでした、おススメです。
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