丹沢・高松山入口バス停から高松山─第六天─松田山


- GPS
- 04:22
- 距離
- 12.9km
- 登り
- 935m
- 下り
- 941m
コースタイム
- 山行
- 3:52
- 休憩
- 0:31
- 合計
- 4:23
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新松田駅825=835高松山入口 <かえり> 松田山入口1306=1315新松田駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
前日降った雪はほとんど無し。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
アームウォーマー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
ザックカバー
行動食
非常食
飲料
ライター
地図(地形図)
ヘッドランプ
予備電池
筆記用具
日焼け止め
ロールペーパー
保険証
時計
携帯
タオル
スパッツ
サングラス
携帯トイレ
|
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感想
3月20日の春分の日に、丹沢山系の高松山に行って来た。当初は佐久の茂来山に行くつもりだったけど直前の週末に雪が降ったので、秩父御岳山に変更。さらに、3月18~19日にかけて関東に雪の予報が出たため、地理的に南で、雪が積もってもすぐに溶けやすい(苦笑)丹沢山系に変更。最初は大山に行くつもりだったけど、標高が1,000 mを超えるので1日で雪が解けきらない可能性が高いのと、大山は弟子(妻)と一緒に行くために残しておきたかったのとで、いろいろと検討した結果、高松山になった(苦笑)。雪があってもいいじゃん、そのまま登れば…と言われそうだけど、雪のある山でイイなら地元の富山に履いて捨てるほどある。私が歩きたかったのは、太陽の光サンサンで暖かい雪無しハイクが出来る山!
私が丹沢山系の山に行くのは1994年の大室山(https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-4011559.html)以来31年ぶり! 当時は松本在住で時期的に『青春18きっぷ』の期間だったため、小田急線には乗らずにJR御殿場線の谷峨駅から西丹沢ゆきのバスに乗ったけど、今回は『青春18きっぷ』の縛りが無いので、始発の新松田駅前から西丹沢ゆきのバスに乗った。8:25発のバスに乗るため初めて新松田駅に降り立ったけど、駅前に多くのハイカーがバス待ちの行列を作ってる。まだ登山シーズンはこれからだっていうのに、ハイシーズンのアルペンルートを思い出してしまった(苦笑)。もしかして積み残しが発生するかも?…と思ったけど、私も含め全員を無事に積みバスは定刻より若干遅れて新松田駅前を出発。途中、松田山入口で2人降り、高松山入口で私も含め3人降りたけど、ギュウギュウな状態はほぼ変わらない(苦笑)。みなさん、いったいどこまで行かれたんでしょう?(苦笑)
バスを見送り、8:41に高松山入口バス停を出発。横断歩道を渡り、標識に導かれて舗装路を進む。新東名の工事の影響か多くの誘導員が立っており、彼らに導かれながらハイキングコース入口へ進んでいく。ハイキングコース入口付近は新東名の工事のまさにその現場となっており、それこそ建設現場の足場で組んだ仮設歩道を迂回することになるけど、初っ端から下り基調で、せっかく獲得した高度の貯金を吐き出す。そして下ったぶんは急な仮設階段の登り返すことになる。この日の全行程中、一番キツかったのはこの仮設階段の上りだった。前日の雪景色から一転し、陽が差して暖かいため、ダウンジャケットを着てると当然暑いので、仮設階段を登り切ったところで脱いだ。新東名の工事区間が終わるとようやくハイキングコースらしくなり、植林帯を尾根の西に出たり東に行ったりしながら登ってく。送電塔が立つ場所でバス停から1時間弱となってたため、休憩。送電塔の南側は切り開かれており、相模湾や伊豆大島がよくみえた。
送電塔の前には「ビリ堂45分 高松山1時間15分」の標識があり、今の調子だと1時間あれば高松山頂上に着く、と判断。計画では高松山頂上到着予定が11:05だけど、この時間より早いようなら高松集落から東山北駅下山の予定を変更し、松田山経由で新松田駅へ下山するつもりだった。名前から勝手にビリケンさんのような像がある場所だと想像してたビリ堂(そんなに大きくはハズレてなかった?)を10:09に通過。予想どおり全く雪が無く、このままだと頂上も雪は無いんじゃないの?…と思い始めてたけど、標高700 mの標識を過ぎた頃から樹々の枝葉から落ちてきたと思しき氷塊をみかけるようになり、さらに登ると日蔭にうっすらと雪をみるようになった。稜線まで登り詰めると吹き溜まりに数cmの雪があったけど、歩くには全く影響しない。頂上はもうすぐ先だ。バス停で2人の登山者から先行してから(工事関係者と地元の民以外)長らく人の姿をみなかったので、高松山頂上も無人では?…と思ったけど、9:33に着いた頂上には10人くらいの登山者が寛いでる最中。やっぱ、そうだよねぇ~(苦笑)。開けた広い頂上には前日の雪が残ってたけど、陽射しでどんどん解けてる最中。頂上からは、登りの最中からみえてた伊豆大島のほか、明星ヶ岳や金時山といった箱根の山、愛鷹連峰などがよくみえた。標高が高いところはみんな雪が付いてる。富士山は裾野しかみえない…と思ったけど、雲からアタマの部分だけ出てた(苦笑)。三浦半島にかけての湘南の海岸線もよくみえた。
「11:05より前に高松山頂上に着いたら松田山まで足を延ばすことに計画変更する」としてたけど、実際に予定より早かったので、松田山まで足を延ばすこと決定! 高松山頂上を9:43に出発し、尺里峠へ下る。雪があるのは稜線付近のみで、少し下っただけで全く雪をみなくなった。数組の登りのハイカーとすれ違いながら下っていく。虫沢古道を守る会が設置した標識を頻繁にみかけたけど、古道だからなのか歩きやすく、ぐんぐん下ってく。第六天のある尺里峠に11:16に到着。そのまま高松のほうに下るのは勿体無いので、標識では「水落山」と案内されている第六天三角点へ向かう。入口からひと登りで第六天三角点に到着。三浦半島にかけての湘南海岸の展望を確認し、元の登り口に引き返す。尺里峠に戻ると、高松集落への車道に入る。すぐに「この付近 富士山絶景地」の標識があったけど、富士山はまだ雲からアタマのみを出してる状態のまま。さらに下ると、高松集落に出る。いくつものコースが錯綜してるので、『ヤマレコMAP』が無かったら正しく進めなかったかもしれない。
当初の計画では高松集落から車道を降りて東山北駅に出る予定で、高松集落までは予定どおり。ここから先は、時間的に余裕があるため計画を変更したルート。高松集落から最明寺史跡公園への道に入る。地形図では一条線の車道表記されてるだけあって、道幅が広くて傾斜も緩い。最初のうちは登り返しになったけど、それも長くは続かず、最明寺史跡公園の一角に出た。ここからは標識と『ヤマレコMAP』を頼りに松田山を目指す。ゴルフ場の裏手にひっそりとたたずむ松田山には12:12に到着。次の1本で下山完了となると考え、本日持参した行動食(チーズ、バナナ)を全て喰い尽くす。松田山から最明寺史跡公園へ戻る途中、ほんの2時間ほど前まで居た高松山がよくみえた。
松田山から最明寺史跡公園まで戻る途中、ふと思い浮かんだ。「山北駅前始発の新松田ゆきのバスが13時台にあるけど、それに間に合うんじゃね?」 予定より行程が早い場合には松田山経由に変更すると決めてたけど、新松田駅まで歩くつもりで居た。バスのダイヤを確認し、13時台の早い時間帯に新松田ゆきがあるのはみたけど流石にバスが通る時間までには松田山入口までは下りられないと思ってた。しかし、最明寺史跡公園に12:37着なら、イケる感じがした。最明寺史跡公園は家族連れなど数組の観光客が居て、子供の歓声が響いてにぎやか。最明寺史跡公園から、松田山入口への車道に入る。通常の登山道だと、10分歩いて標高100 m下るのを目安にしてるけど、この「物言い坂」と呼ばれた急坂の下りは10分歩いて標高150 mくらい下る激坂! 轟音鳴らして次々と通り過ぎる東名高速のクルマの音もどんどん近づく。東名高速の下をくぐり、数件の民家を見送るともう国道246号で、交叉点を右折すると、松田山入口のバス停が鎮座してた。時刻は、13:04。乗れると思っていなかったため正確なバスの時刻を覚えていなかったので、バス停の時刻表を恐る恐る覗き込む。土・休日ダイヤの13時台のところに記載のある数字は、「06」。間に合った~! バスは2~3分ばかり遅延してきたため、定刻より先に通過したか!?…と不安になったりもしたけど、無事に乗車出来た。往きのバスはギュウギュウ詰めだったけど、このバスは山北駅前始発なので山ヤさんの姿は皆無。車両も小さく、乗客は地元のかたばかりだった(苦笑)。10分弱の乗車で新松田駅に戻った。新松田駅まで歩き通しの場合の到着時間を14時頃を想定していたので、約1時間早い。お蔭で、帰宅時間も大幅に早まった。
私がワザワザ関東まで来てやりたかった山歩きが出来て、大いに満足。予定よりも行程の消化が早く、現地で予定を変更する余裕すらあった。雪が薄く積もった後にすぐ解けることで出来るドロドロを内心恐れてたけど、対策として装着してたスパッツが全く汚れてなかったので、雪の影響はほぼ皆無…というところも狙いどおりだった。丹沢山系は今回が31年ぶりになったけど、次回はそんなに間を開けずに来たいと思ってます(苦笑)。
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