会津駒ケ岳山塊縦走(窓明山/三岩岳/大戸沢岳/会津駒ヶ岳)檜枝岐で人生初ヒッチハイク


- GPS
- 10:44
- 距離
- 22.4km
- 登り
- 1,916m
- 下り
- 1,821m
コースタイム
- 山行
- 10:27
- 休憩
- 0:18
- 合計
- 10:45
天候 | 快晴 稜線はMax15m程の強風 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
■アクセス 宮城県⇔東北自動車道(郡山南IC)⇔R118⇔R121⇔R289⇔R401⇔R352 国体コース登山口(三岩岳、窓明山) ■駐車場 国体コース登山口に10台程駐車可能。R352道路沿いです。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
■登山ポスト なし。Compassにて提出。 ルートはヤマレコで手書き作成。 ■ルート状況(2025/3/22) ※三岩岳~会津駒ケ岳は積雪期ルートです。 装備:冬靴、スノーシュー、12本アイゼン、ハードシェル、ポール、ピッケル、スノーショベル。 12本アイゼン、ピッケル、スノーショベルは未使用。 登りの取り付きから降りの滝沢口まで全工程スノーシュー+ストック。 〇窓明山 トレースなし。駐車場から100m程戻り、橋を渡った所で小さい雪壁を越えて取り付き。雪はほんの一部だけ露出していたが山頂まで繋がっています。尾根も明瞭なのです。序盤は急登が続きます。巽沢山(たつみさわやま)が近づくといくらは傾斜は緩くなります。家向山の分岐の手前で稜線の三岩岳が見えるようになります。この分岐前後の雪質が沈み込みはそうでも無かったがとても重く下半身吸われました…。分岐から100m程降って再び登りの尾根はとても広い。植生が減って来ると徐々に視界が開けて来てます。三岩岳の眺めと窓明山への登りの尾根が本当に素晴らしい!標高を上げるにつれ徐々に雪も締まって歩き易くなります。窓明山付近には雪庇があり崩しながら這い上がりました。山頂からは360度の大絶景が広がっています。 〇主稜線(窓明山~会津駒ケ岳) トレースは窓明山から大戸沢岳直下のEL1918までなし。以降は会津駒ケ岳から縦走されてきた方のトレースあり。 窓明山から標高を100m程落として三岩岳まで330m上げます。コル付近は雪庇帯で樹林帯との際もしくは樹林帯を進みますがどこを歩いても雪がうねって積もっているため乗り上げながら進むことが多くとても消耗しました。主稜線の中でもここが一番難しく時間が掛かる場所かと思います。EL1800まで上がると歩き易いコンディションになってきます。三岩岳までの登りは急登ではありませんが長く続くので結構疲れます。三つ岩が見えてくると山頂はすぐ。三岩岳も同じく360度の絶景です。そしてここで初めて会津駒ケ岳が視界に入ります。ここからは小刻みなアップダウンの連続の縦走。P2060→P2057→大戸沢岳(P2089)→会津駒ケ岳(P2132)への続きます。大戸沢岳直下のコルがEL1918でここから大戸沢岳の登りが頑張りどころ。またP2057から降ったEL1918付近の雪庇帯も雪がうねって残っており雪庇と樹林帯を状況に応じて変えながら進みます。大戸沢岳まで登ると会津駒ケ岳までは緩やかに登ります。 会津駒ケ岳から滝沢口までは割愛。無数にトレースがあり高速道路でした。適当に追っておりたら途中から夏道から外れて隣の尾根を降りました。その後林道へ通じる広め沢の急な降りは楽しかった。 |
その他周辺情報 | ■温泉 窓明の湯 \700(町民以外の料金) |
写真
感想
週末は東北は山はどこも25m程の爆風予報。南下すると少し風が収まるみたいだったので前々から歩いてみたいと思っていた会津駒ケ岳~窓明山の縦走を計画。3年前のG.Wに会津駒ケ岳/中門岳/大戸沢岳は歩いた事はあるが3月の稜線縦走は初めて。前日仕事終わりで移動し22時頃着、3時間程寝られたが夜中も檜枝岐村へ向かう車がひっきりなしに走っていました。三岩岳と窓明山の周回を歩ける国体コース駐車場(路肩)に止め3時前に歩きだす。まずは路肩の雪壁を越えて尾根へ取り付く。ノントレースだが尾根は明瞭で序盤から急登。巽沢山(たつみさわやま)を経て家向山が近づくと徐々に視界が開けて来て三岩山が見えてくる。家向山のピークはルートから少し外れるので今回はパスし分岐から窓明山を目指す。100m程標高を下げたら窓明山まで一気の登り。植生も減ってきて窓明山と三岩山、その間の稜線が見えてくる。家向山周辺は雪が重かったが窓明山が近づくにつれ良い感じで雪が締まってきて歩く易くなってくる。背中に朝日を感じで何度も振り返りながら窓明山への白くて爽快な尾根をひたすら登る。ピークに乗り上げる手前には雪庇が出来ていた。見た感じ1か所からしか上がれないようでしたので足場を作って崩しながら山頂に這い上がる。上がった瞬間、新潟方面の山々の視界が一気に開けた!裏越後三山や窓明山からマイナー12名山の丸山岳へと繋がるいくつものピークを越えて繋がるルートは圧巻。予報通り強風ではあったが景色を堪能して次の三岩山へ向けて歩き出す。雪庇が暫く続く為、植生寄りを歩くがコル周辺の雪が波打っており歩くたびに細かい登り/降りを繰り返しながら進むルートに徐々に消耗…。コルから三岩山までは300mちょっとの登り。少し歩いては休んでを何度も繰り返しやっとの思いで三岩山登頂。こちらも窓明山と同じく360度の大絶景が広がっており、更に目指す会津駒ケ岳もやっと視界に入って来た。ここまでの登りがとてもきつくてもう周回でいいやと思っていたが先の稜線が見えたので力を振り絞って縦走を続ける。P2060、P2057と小刻みなアップダウン後に大戸沢岳直下のコルEL1918まで一気に降る。風の当たらない場所で大休止していると会津駒ケ岳から三岩山を目指して縦走される方とスライド。ここまでノントレースで歩いてきたがここからはトレースを辿りながら進み、大戸沢岳まで150mを登り返すと会津駒ケ岳が一層近くに。あとは徐々に歩みを進めて会津駒ケ岳へ登頂。歩いてきたルートと燧ケ岳、至仏山、平ヶ岳の白い頂きや中門岳までのもふもふを眺めながらここでも大休止。本来の計画はここから三岩山へ戻って冬季ルートでの下山を計画していたが戻る体力が残っていなかったので滝沢へ向けて下山することに。ここからはトレースバッチリの高速道路。ひたすら降っていき地図で確認するともう少しで滝沢だが隣の尾根を降りている事に気付く。尾根を外れ大きな沢型の楽しい降りを経てようやく滝沢へ。ここから駐車場までは7.5km位。これはもう人生初のヒッチハイクしかないなと腹くくり身なりを出来るだけ綺麗にしサングラスを外して歩き始める。道の駅を過ぎてもなかなか止まる方には巡り合えず20台目くらいだろうか、2km程歩いたあたりのスノージェットの中でも懸命にアピールしていたらハザード出して止まった方が!!拾う神に巡り合う!半ば諦めの気持ちだったのでめちゃくちゃ嬉しかった。話しを聞くと地元檜枝岐の方で夏は尾瀬へ山登りに行かれるとのこと。駐車場まで檜枝岐、山や雪の事色々お話し伺いながら約5km乗せて頂きました。最後は地元の方の優しさに触れ感謝の気持ち一杯で山行を終える事が出来ました。3月に初めて歩いた会津駒ケ岳の山塊、距離も標高もなかなか厳しかったですが無事に歩き切る事が出来ました。ありがとうございます。
コメント
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このルート、私も大好きで行きます!
ただ、どっちスタートにするかいつも迷います(笑)
会津駒付近はおびただしい足跡だから(笑)逆ルートが多くなりますが、チャリ利用だとao_hachiさんのルートが良いですよね!
中門・会津駒~先は昔はノントレースでワクワクしましたが、去年は沢山の踏み跡があり人気なんだな~と思いました。
女ソロだとヒッチハイクは怖いけど、昔パトカーに手をあげたら駐車場まで親切に乗せて頂いた事があります( *´艸`)クスクス
このルート良いですよね‼️🤩
本当は会津駒ヶ岳から戻って三岩岳から下山でしたが体力ありませんでした😅稜線を片道だとどちらから行くか迷います💦が、やはり窓明山や三岩岳方面から登った方がより縦走感を味わえそうな気がします😁
滝沢からだと下り基調なのでチャリも良いですね🚲️
パトカーをヒッチハイクはaayaさんの成せる技ですね‼️😆
大戸沢岳直下のコルですれ違った二人目の者です。
前半はほとんどノントレースでのロングルート縦走、お疲れさまでした。
少しだけお話しした際に滝沢登山口からヒッチハイクするとおっしゃっていましたが、
無事に拾って下さる方がいて良かったですね。
田舎の方々(失礼!)は優しい方が多いです。
この日は会津駒ヶ岳から三岩岳方面はお二人歩かれたようですね🏔️お疲れ様でした✨
そしてコルから会津駒ヶ岳までのトレースありがとうございます‼️
少し歩きましたが無事にヒッチハイク出来ました檜枝岐の方の優しさに感謝でした🤩
jasperさんはバスで戻られたのですね🚌本数限られる中での綿密な計画素晴らしいです‼️😁
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