北武蔵の花めぐり・神川カタクリの里と鐘撞堂山（番外篇追加）

2025年03月22日(土) ~ 2025年03月23日(日)

• GPS: 02:15
• 距離: 7.5km
• 登り: 375m
• 下り: 375m

コースタイム

1日目

• 山行: 1:53
• 休憩: 0:20
• 合計: 2:13

距離 7.5km 登り 375m 下り 375m

14:47 ほたるの里公園
14:51 15:03 鐘撞堂山ふるさとの森駐車場
15:05 谷津池分岐
15:22 古峯神社
15:26 15:31 鐘撞堂山
15:35 15:36 用土分岐
16:03 円良田特産センター
16:43 鐘撞堂山
16:46 16:47 古峯神社
16:54 谷津池分岐
16:59 17:00 ほたるの里公園
17:00 ほたるの里公園駐車場

GPSログは一部加工しています。

天候

晴れ

アクセス

利用交通機関：

自家用車

（カタクリの里）専用駐車場に横付けして園内を散策。カタクリがこれからなので誰も居ませんでした。（駐車場脇にトイレあり）
（鐘撞堂山）ほたるの里公園に駐車し、山頂を踏んだ後に円良田湖方面に降り、ふたたび山頂を踏んで出発地に戻りました。駐車場は大型RVの隙間を見つけてどうにか駐車しましたが、奥の谷津池下には広い駐車場があり、十分空きがありました。（トイレはほたるの里公園にしかありません）
（岩宿の里カタクリ群生地）岩宿博物館の駐車場に車を置き周回。カタクリ咲き始め、ソメイヨシノはまだこれからで駐車場には空きがありますが、それなりの人たちがすでに集っていました。

コース状況／危険箇所等

（カタクリの里）カタクリはまだ数輪しか咲いていません。代わりにアズマイチゲとキバナノアマナが見ごろです。ニリンソウやエンゴサクは咲く気配なし、シュンランと普通の白いアマナは蕾でした。
（鐘撞堂山）こちらもカタクリは咲き始めです。シュンランとレンブクソウは蕾、ニリンソウとクサボケは咲き始め、ウグイスカグラは見ごろ、河津桜とアズマイチゲは終盤、所々にスミレが居ます。
（岩宿の里カタクリ群生地）カタクリはまだ咲き始めです。アズマイチゲとアマナは見ごろです。シュンランやクサボケ、ヒトリシズカなどもあるはずですが気配はありませんでした。

その他周辺情報

本日訪れた両地点の中間にある稲沢ハイキングコースも、春には花が咲き乱れる里となります。ニリンソウの頃がオススメなので、あと１、２週間後だと思います。ヤマツツジ、ミツバツツジもきれいな山です。

写真

3/22 13:26

久しぶりに午後まで空模様安定の休日、白梅が見ごろの神川町カタクリの里にやって来ました

3/22 13:27

目当てはズバリこの子、キバナノアマナです！

3/22 13:29

昨年はすっかり消えてなくなっていたこの花、早く訪れてみたらドンピシャでした（＾＾）

3/22 13:29

日差しもたっぷり浴びて楽しげ

3/22 13:30

佐渡島で初めて見たこの花、同じくらいゴージャスに咲き誇っています

3/22 13:31

いろんな角度から撮りたくなりますね

3/22 13:32

まさにキバナノアマナ劇場です

3/22 13:33

おっとアズマイチゲ、君もゴキゲンだね

3/22 13:34

春の里に咲き乱れる花たちを貸切で楽しみます

3/22 13:38

やはり花は咲き始めに限るなぁ

3/22 13:38

ハコベも撮っておくからね

3/22 13:40

おいしそうなフキノトウがたくさん芽吹いていました

3/22 13:40

そしてカタクリ、咲き出しています

3/22 13:41

まだ花が開いているのは数輪だけど・・・

3/22 13:50

こんな色の濃い子もいたよ

3/22 13:53

真ん中の輪っかも撮っておくからね

3/22 13:58

キバナノアマナはあきれ顔

3/22 14:03

ミツバチぶんぶん、楽しいな

3/22 14:04

みんなより先んじて咲く花だということがよくわかりました

3/22 14:05

ちなみにこちらは普通の白いアマナ、もうちょっとで咲き出しそうです

ところ変わって鐘撞堂山、アズマイチゲの後ろ姿をパシャリ

もっと早く来いよ、と言われているかのようです

ニリンソウは咲き始め

花弁の裏側のピンク色のところが大好きです

レンブクソウもあともうちょっと

阿修羅像のように多方向に開く花弁が不思議な花です

3/22 15:07

ここもカタクリは咲き始めです

3/22 15:08

午後ですが日差しが当たっているところは輝いて見えます

3/22 15:10

群れて咲く花たち、春爛漫を満喫しました

3/22 15:12

ウグイスカグラも楽しそうだね

3/22 15:20

中腹にあるいつものベンチで定点観測

3/22 15:26

でっかい白いわんこのお尻を追いかけて山頂に到着！

3/22 15:26

スカイツリーは春霞で見えません

3/22 15:29

木漏れ日当たる物憂げなクサボケ、セクシィです

3/22 15:30

山頂ではゴールデンリトリーバー女の子に遊んでもらってゴキゲンです

3/22 15:31

春色の向こうにまだ雪残る外秩父な山並み

3/22 15:54

ちなみに西斜面なら咲いてるかと思ったシュンランはこの程度、円良田湖畔の道路法面にも何株かありましたが、同じく蕾でした

3/22 16:41

日没に追い立てられるかのように二度目の山頂を踏みます

3/22 16:43

人っ子ひとりいない、かと思ったらまだ登山者が休憩していました

3/22 16:44

河津桜が夕日に色づいていました

3/23 10:59

翌日曜日には地元みどり市（旧笠懸町）にあるカタクリ群生地、カタクリは咲き始めで目当てはこちらの白いアマナです

3/23 11:01

アズマイチゲは満開、日差しをたっぷり浴びてどの子もみんな楽しそうです

3/23 11:01

ひっそりとフキノトウも芽吹いていました

3/23 11:02

アマナの群落、見応えあります

3/23 11:02

にっこりアズマイチゲ

3/23 11:04

ガバッと開いたアマナはアップで撮ってみよう

3/23 11:04

やはり主役はアズマイチゲ

3/23 11:06

カタクリもポツポツと咲き出しています

3/23 11:07

さっそくにほぼ白い子発見！

3/23 11:08

白と赤の対話

3/23 11:11

透過光で光る赤い子をアップで

3/23 11:12

春の日だまり散歩はこれにて終了です

撮影機器：

RICOH GR III RICOH IMAGING COMPANY, LTD.

ILCE-7RM4 SONY

感想

yamaonse

一気に春めいてきた関東地方、夏日に迫る勢いの土曜日は山登りするにはシャツ一枚でちょうどいいくらい。生暖かい風が袖口を揺らします。花粉も春霞も入り交じり遠望は効かず、汗ばむような陽気に春の花たちもきっと面食らっていることでしょう。

Nimaさんのレコでキバナノアマナが咲くと知った神川町カタクリの里。埼玉県北部では耳にすることもあるこの花は準絶滅危惧種、登山道脇に都合よく咲いてくれる花ではありません。昨年は慌てて訪れるも花期は終わっていて、今年こその再訪です。

雪が降ったりして今年の花は全体的に遅め、早いかなぁと思って訪れてみると誰もおらず。しまった、とあたりを見渡すと、カタクリは数輪が咲き出しています。アズマイチゲは元気いっぱいで、目を凝らして見ると黄色いポツポツも点在していました！

近づいてみると案外株数あり。佐渡島で予備知識なく初めてこの花を見たときの感動が蘇ってきました。ゴキゲンに開く花は大きいのもあり、日差しもたっぷりでまさにキバナノアマナ劇場。あんな角度やこんな角度からお気に入りの花を撮影しました。

昨年は咲いていた白アマナやシュンラン、エンゴサクやニリンソウはこれから。カタクリが満開になる頃には花の種類も増えるのでしょうが、早くに咲き出した花は入れ替わりに退場していく。年により入れ替え戦のタイミングが違うからやめられない。

すでにお腹いっぱいだけど少しは歩いておかないと、ということで同じ北武蔵稜線を延長した先にある鐘撞堂山へ。こちらもカタクリが咲き出したとのこと、アズマイチゲは終盤でしたが、ニリンソウは咲き出していたし、レンブクソウももうちょっと。

欲を出して西斜面なら温度が上がってシュンラン咲いてるかも、と山頂からは円良田湖を往復。残念ながらまだ開花はしていなかったものの大きな蕾は多数あり、期待が持てそうです。そして傾き始めた日差しにせき立てられるかのように二度目の山頂。

常連さんで賑わっていた山頂はほかに2名、夕日が山頂直下の河津桜を染め上げていました。吹き渡る風は薄着のシャツをすり抜け、ちょっと不安も覚える春の夕暮れ。この暖かさは数日続くらしいし、花たちは一斉に開くのか。桜ももうすぐですね。

（番外篇追加）翌日曜日には岩宿の里カタクリ群生地を尋ねてみました。カタクリはまだここでも咲き始めでしたが、アズマイチゲは一面真っ白になるくらい咲いています。目当てのアマナも満開で、春の日差しをたっぷり浴びた花たちを満喫しました。

コメント

Nima

yamaonse さん、こんばんは！

神川カタクリの里に咲くキバナノアマナ、今年はタイミングバッチリで逢えたみたいでよかったですね〜😄！

去年私が見た時はそんなに貴重な花だと分からずにただ綺麗だなと漫然と見ていましたが、まぁビギナーズラックっていうやつなんでしょう😄！

今年もようやく春めいてきましたね！つい先日大雪が降ったと思ったら、一転今日は夏のような暖かさでお花たちもさぞかしビックリしていることと思います😄！

一度咲き始めたらもう止まりませんよ〜！って一気にわぁっと咲いて一瞬で終わってしまうような気がして内心少し焦ってます😅💦

後どれだけ追いかけられるか分かりませんが、一所懸命にお花巡りしたいですね〜😄！

ではでは〜😊

yamaonse

Nimaさん、こんばんは。年越しの宿題、ようやく解決することができました！埼玉県北部ではいくつかこの花が自生する場所はあるようだし、あるところにはある花なんでしょうが、お隣の群馬県で咲くところは聞いたことはないし、貴重な花であることには間違いないです。ビギナーズラック、なんだかわからず撮影してきて、後で気づくこととかありますね。そして極端な温度差、花たちも面食らってるでしょうね。次の金曜日までは高温で、土曜日からは一気に冷える予報、数日で一気に咲き終わるのだけは勘弁願いたいけど、自然に注文はつけられないし後は運任せかも。アカヤシオみたいに霜で茶色くなる系の花も心配ですね。ま、終われば終わったでもうちょっと標高や緯度のある山に行けばいいんだろうし、梅雨入りまでは春の余韻を楽しみたいもの。またどこかでバッタリして、一緒に花探しをしたいものですね（＾＾）

てるさん

yamaonseさん、こんばんは！

キバナノアマナ、自生地としては貴重ですね。某所で鉢物は見たことありますが自生地で一度お目にかかりたいです。佐渡にあることはレコで予習済みなのでリベンジの時は楽しみにしてます😊
シュンランですが鐘撞堂山でもまだ未開花？昨日歩いた金勝山にもたっぷりあったのに「咲く気あるの？」といった状態でしたネ。2月半ばからずっと同じような蕾を見てる気がしますよ(笑)
2度の鐘撞堂山制覇、お疲れさまでした！

yamaonse

てるさんさん、こんばんは！キバナノアマナ、ほったらかしで咲く花を嘗めるように見てきました。草ぼっこで奔放に咲くのがこの花の特徴、小ぶりに行儀よく咲く花ならもとかく、鉢植えはよろしくないですね。シュンランはフェイントの少ない花ですね。金勝山も同じですか。三毳山も同じくでしたよ。ソメイヨシノみたいに温度の累積が必要なのか、単に暖かくなればよい、というわけではないんでしょうね。来週末までは暖かいらしいから、咲けば一気なのかしら。三毳山に引き続き山頂２回は低い山ならではの特権、敷居の低い山はありがたい存在です♪

sumak

yamaonseさん、こんばんは。
神川のカタクリの里、キバナノアマナという花が咲くんですか！
初めてみる花ですが、黄色でかわいい花ですね。
この時期は定番の岩宿のアズマイチゲ、カタクリばかりですが、いろいろ行って見るのもいいですね〜
ちなみに今日は岩宿行って来ました。
近場の花情報、助かります。

yamaonse

sumakさん、こんばんは！キバナノアマナ、白いアマナとは違う性格に見えますね。どちらかと言えば陽気に見えるのはビタミンカラーのせいなのか、ここは白もあるからいろいろ見たければもう少し後、咲きたて黄色派なら明日がオススメかも。岩宿も白いアマナが咲き出したと聞き、選択肢のひとつでした。カタクリも咲き進んだのかな。春は行きたいところが重複して悩みますね。

yakidango

yamaonseさん、こんにちは！

埼玉も急に暖かくなってもう初夏の気温ですね。この日のシロクロの散歩は半袖でも良いくらいでした。

以前鐘撞堂に登った際にも大きいゴールデンいたので常連さんかもしれないですね。低山で里山とはいえ夕暮れの山頂は妙な気持ちになりますよね、若い頃旅してたとき遠くの無人駅で感じた感覚を思い出しました。

yamaonse

yakidangoさん、こんにちは！急に暖かくなって山でも半袖の人もいましたよ。着るもの、迷いますね。シロクロは一緒にお散歩するのかな。2人ともそれなりにサイズがあるから、お散歩も大変そう。昨日山頂で遊んでもらったのは白いリトリーバーの女の子、突進してくる時の力にびっくり、ナメナメされてうれしい悲鳴でした。大型犬は飼うのも覚悟がいりそう。桜咲く頃の夕暮れのちょっと肌寒い感覚、若い頃の無人駅で感じた感覚と共通項があるのは含蓄深い。寂寥感とひと言で片付けられない肌感覚は、もしかしたら若い頃の特権だったのかも。先回りして一枚羽織ってしまう大人にはない感覚、懐かしいです。

miketama

yamaonseさん、こんにちは♬

キバナノアマナ！
4枚目の花びらの自由さといったら！
可愛い過ぎです！
yamaonseさんに見つかっちゃったわネ
(^^)

カタクリの模様、これもねー、
それこそ誰の為に何のために付いたの？
見入らせてもらいましたよ、、、

ニリンソウの花弁の裏側のピンク色のところ、
惚れ惚れです〜

むかし、母と桜よりも薄い色の色無地の反物を選んで、こさえてもらった事があり、何かというと着て喜んでいたことを思い出しました。

飛んで鐘撞堂山、遅い時間に行かれたのですね、
登りはいいけれども下りが無事でよかったですよ！
夕暮れにセンチメンタルになるのはいいけれども、また転んだりしたら新潟にも行けなくなりますからね、
老婆から老婆心でした、
おつかれさまでした、
急に暑くなりましたね！

yamaonse

miketamaさん、こんばんは。全体的に遅めだった春の花たち、ようやく咲きそろいつつあります。本当ならもっと遅く咲くはずの東北で先んじてイワウチワが咲いていたり、ちょっと咲く順序はイレギュラーな感じもしますが、最後は帳尻合わせてくるんでしょう。キバナノアマナも愛らしい花、どこにでもある訳ではないのがありがたいです。どこにでもあるカタクリも地域差はある気がするし、花弁の模様は万華鏡みたいですよね。ニリンソウも淡い赤色が品良く、同じような色目が和装の柄や色目に選ばれるのもわかる気がします。そして遅い時間、負けずともっと遅く動き回っている人たちが複数いました。地域密着型というか、地元民のお散歩コースなんでしょうね。昼過ぎに一度目の登頂のときには、朝から居るからそろそろ帰る、と言って下山していたおじさんもいました。慣れた山、ヘッデンも持参とは言え暗がり迫る時間帯、気をつけて歩くようにしたいと思います（＾＾）

くぼやん

yamaonseさん、こんばんは。
キバナノアマナきれいですね〜。普通のアマナの色違いと思ったら見た目もだいぶ違いがありそうで、現物を見てみたいです。新潟の弥彦山にもいるらしいので、今シーズンまた新潟遠征してみたいと思いました。近場の神川カタクリの里で見られるならお手軽でいいですね。
シュンランですけど、なぜか蕾で開花しないですね。先週は三毳山では全部蕾でした。
週末はどこの花見をするか悩みます。お疲れ様でした。

yamaonse

くぼやんさん、こんばんは。キバナノアマナ、埼玉では小川町とか釜伏山などにもあるようだし、高尾山でも写真がアップされてますね。弥彦山は以前、大勢で花巡りしたときに目撃しました。佐渡にもあるし、あるところにはある花なのかもしれません。陽気な黄色はビタミンカラー、見てるだけで元気がもらえそうです。今年のシュンランは偏りがありますね。三毳山も含め見た限りでは蕾はたくさんあったので、これからは期待ができそう。次の週末は微妙な天気予報ですね。次の土曜日からまた寒くなるらしいし、春は一進一退、少しずつになりそうですね。

komaki

yamaonseさん、こんばんは。
ようやく、単身赴任先での
WI-FIネット環境が整いまして、
久しぶりのコメントで失礼します。
キバナノアマナは、関西方面でも
あまり見ないなと思っていましたら
各地で準絶滅危惧種認定のようですね。
カタクリの里のような保護地域の存在は
種の保存面では、今後重要になりますね。
そしてアズマイチゲの斜面も見ごたえが
ありますね。お近くに名所が多くて
うらやましいです。

yamaonse

komakiさん、こんばんは！お久しぶりだと思ったらそういうことだったんですね。キバナノアマナ、みなさんのレコでもぼちぼち登場してますが、やはり株数は限定的。花期もそれほど長くはないように見受けられるし、旬な状態で出会えたのはありがたい限りでした。明らかに植えた花でももとからあったであろう花は自然に受け止められるし、そうでなくてもキレイなものはキレイなのですが、ここのような保護地はさりげなく自生地の装いで好印象です。アズマイチゲは関西ではない花なのかしら。隣の芝生は青い、じゃないですが、関西にしか自生しないユキワリイチゲが宝物のように思えるのと似てるのかも（笑）鈴鹿の石灰岩質な山で咲く自生のセツブンソウ、福寿草も見てみたいし、ピンクのオシベのバイカオウレンも見てみたい。ご当地限定花って憧れますね。