尾根と言うより崖だった@日影山(ブッツェ平)


- GPS
- 04:56
- 距離
- 5.1km
- 登り
- 600m
- 下り
- 600m
コースタイム
- 山行
- 4:37
- 休憩
- 0:15
- 合計
- 4:52
小毛坊沢ノ頭からの下りはまともに歩けないような区間が多く、これもかなりゆっくり慎重に下りました。
天候 | 晴れ(黄砂) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
玄倉から日影山までは毛坊沢右岸尾根で登りましたが、上の方の鹿柵では梯子のあるところをくぐって柵の右側を歩かないと、後で左斜面が崩落して歩けなくなります。 日影山から小毛坊沢ノ頭までのルートは大変歩きやすく、気持ちの良い区間でした。 小毛坊沢ノ頭左岸尾根の下りはしばらく急な区間が続きますが、できればロープを持って行くと安心です。ザレたところも多いので、チェーンスパイクも有効かも知れません。 |
写真
今回持って行ったフィルムカメラはゼンザ・ブロニカSで、重たい中判カメラを首から掛けていたら、どうも血行が悪い感じでしたので、途中からリュックの中に入れて登ってきました。
緑苔の木の根が一本丸太の橋みたいになっていて、左右はもちろん崖。
木の生えているところまで進み、危ない思いをして左の斜面を下ってからカニ渡りで進みますが、何しろ土が弱くてずりずりでした。
根っこに命を預けていました。
感想
午後から軽い登山と思って、丹沢湖の脇の日影山に行ってきました。ここはあまり景観を楽しめないのは知っていましたが、今までずっと未踏でしたので、歩いておきたい山でした。去年の手術以来、どうも全身の力がかなり落ちていまして、ハードなルートは無理なので、手軽に歩けると踏んで周回してみたんですが、実際はその目論見はかなり甘かったです(笑。
丹沢湖畔の玄倉の駐車場に止めて、キャンプ場の横からまずは毛坊沢右岸尾根を登りますが、最初からかなりの急勾配がずっと続きます。一応踏み跡らしきものはありますが、ただの直登です。そのうち新しい鹿柵に阻まれて、これを避けて脇から登りますが、45度を超える勾配で、土も柔らかいので、柵を掴みながらよじ登りました。多少勾配が緩む区間もありますが、基本的には急登だけ。古い鹿柵も出てきまして、これをくぐって進むと、上の方で左側が崩れて柵が浮いていました。地形図を見てそこそこ急登なのは分かっていましたが、ところによっては木の根を掴みながら登るような区間もあり、ここをピストンして下りたくないと思いましたが、帰りの別の尾根はもっとひどかったです(笑。
何はともあれ、今の体調では急登続きですとしょっちゅう休みながらでないと進めませんので、かなり時間をかけて登っていましたら、やっと山頂に到着。杉の植林地帯で、たくさんの切り株が転がっていまして、「ブッツェ平」の名の通り、山頂が広く平らなので、どこに山頂の札が掛かっているのか分かりづらく、ちょっとうろうろした後で諦めて下山しようと思ったら、鹿柵のところに札が掛かっていました。見晴も植林地帯で元々悪い上に黄砂や花粉で霞んでいたし、時間的にはもう午後3時半になるので、山頂では何も食べることなく、やっぱりすぐに山頂を後にしました。
下山はしばらく大野山方面のルートを進みますが、ここは緩やかな尾根が続いて歩きやすかったです。カサツムリ山と言う小ピークを越えて、次の小ピークになる小毛坊沢ノ頭で右側の尾根を下りますが、笹薮で小毛坊沢方面の尾根が分かりづらいので、スマホのGPSを確認しながら進みますが、ほどなく勾配がきつい区間が始まります。
小毛坊沢左岸尾根はザレ気味でとても滑りやすいので、木々を掴みながらゆっくりでないと下れません。ずっと厳しい勾配の危険なところを進みますが、ヤマレコの「みんなの足跡」では結構濃いオレンジのマークになっていたので、よく使われているものと錯覚していました。しかし、現実は踏み跡などなくて、ただの山の側面を下っている感覚です。そのうち一番危険な木の根のナイフリッジ区間が現れ、両脇は崖で、木の立っている手前に根が一本橋みたいになっていて、その先はストンと落ちていまして、仕方ないので木のところから何とか左斜面に下って、根っこや岩をつかんでトラバースする羽目になりました。玄武岩なので、岩はすぐに割れて剥がれますし、根っこも丈夫なように見えて掴むと抜けるものもあるし、土はふかふかだし、かなり危険でした。
その後も急な下りばかりでしたが、やっと勾配が緩んだところに鉄塔がありました。そこからは鉄塔保護の埋め込み階段が少しありましたが、途中からはそれもなくなり、最後の急斜面を適当につづら折りで下りました。
3時間くらいで周回できるかと思っていましたが、体力のない現状と、危険な下り区間のおかげで、5時間ほど掛かってしまいました。このルートはどちらの尾根も下りでは使わない方が良いですね。
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する