六甲全山縦走路(前半記念碑台まで)
- GPS
- 11:03
- 距離
- 30.0km
- 登り
- 2,335m
- 下り
- 1,592m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
ケーブルカー(ロープウェイ/リフト)
JR須磨駅から須磨浦公園駅まで徒歩 帰り 六甲山上から六甲ケーブル下(六甲ケーブル) 六甲ケーブル下からJR六甲道(市バス) JR六甲道から自宅近くの駅(JR) |
コース状況/ 危険箇所等 |
案内板等しっかりとしているがところどころ分かりずらいところがある。 特に舗装道路、住宅街等が注意必要。 |
写真
感想
今回、初の六甲山系挑戦でした。
3年ほど前からずっと気になっていた六甲全山縦走でしたが、自宅からの中途半端な遠さでなかなか六甲山方面へ足を向けることができませんでした。
しかし、「今年は!」と意を決し、挑戦することにしました。
で、今回とりあえずスタートの須磨浦公園からできれば記念碑台まで行き、六甲ケーブルで下山するという計画を考えました。
すべてが未知数なので、悪くても摩耶山まで行きたいなという思いでした。
自宅を4:45出発し、近くの駅から5時過ぎの始発電車で、JR須磨駅まで向かいました。JR須磨駅到着は、7:45。
ここから山陽須磨から須磨浦公園まで一駅電車に乗ろうかと思いましたが、なんとなく足慣らしを兼ねて歩こうと須磨浦公園まで徒歩で移動。
須磨浦公園で準備運動をし、荷物等を整えいよいよスタートです。
六甲全山縦走の地図は持っているのですが、なにせ初めて。
まず、どこから登っていいのかスタートから悩んでしまいました。
公園内を歩き、ひたすら階段を登り、旗振山に到着。ここから見えた明石海峡大橋は、登ってきた疲れを忘れさせるくらいの景色でした。
景色に浸りたいところですが、先が長いので先へ進みます。
歩きやすい道を歩き、続いて鉄枴山。そこからひとまず下りに入り、おらが茶屋が見えてきました。想像していた茶屋とは全然違い、あんな立派な建物だとは…。
おらが茶屋を通過し、目の前には次に登る栂尾山の有名な登り階段が見えてきましたが、その前に結構長い鉄の階段を下り、高倉団地に入っていきます。
ここでは、地元の方と思われるおじいさんに声をかけられ、少々立ち話をしてしまいました。
地元の方との交流はとても良いことなのですが、思わぬタイムロスに少し先を急ぎます。
栂尾山への階段をとにかくゆっくり、でも確実に足を進めて登り切ります。
しかし、その先の栂尾山への山頂手前の分岐点で、縦走路を見失ってしまい、思わず違うほうに向かってしまいましたが、少しして何かおかしいことに気づき分岐までUターン。分岐から山頂方向へ進みようやく縦走路を確認。
そこから、横尾山を通過、須磨アルプスに入っていきます。
いろんな情報から風化が進んで危険な箇所とインプットしていた、有名な馬の背等かなりドキドキしていましたが、なんなく通過。
東山まで到着し、ここで、おなかもすいてきたし、後ろの荷物も重いので、おにぎり1個を食べ軽く休憩。
ここから、またどんどん下っていきます。
街中の分かりずらいところは、詳細な地図と標識を十分確認しながら慎重に進みます。
街中はペースは上がりますが、登りも下りもやたら足に来る気がします。
妙法寺を通過し、高取山へ向けて徐々に山道に入っていきます。
とにかく急がず、でも着実に足を進めていきます。
そして、高取山山頂に到着。荒熊神社で少し休憩。下界の景色がよく見えます。
高取山は独立峰のようで、またすぐに下っていきます。
ここの下りから鵯越駅まで、そして島原までがまた、道が分かりにくいうえに徐々に登っていく舗装道路が想像以上に足にこたえました。
島原から菊水山へは第一の難所の急坂と書かれていましたが、その通り中途半端な高さの階段が続き、足への負担は一気に加速し、休み休み登り、ようやく山頂に到着。
ここからの景色も最高でしたが、ゆっくり景色を堪能する余裕もなく、とにかくエネルギー切れにならないように、食べ物を口にし、水筒へのドリンクの入れ替え等を済ませ、先へ進みます。
ここから、また一気に下り道を進み、天王吊橋へ。
勝手に川にかかっていると想像していたのですが、下は道路ということにある意味驚いてしまいました。
吊橋を渡りきると、また登りが始まります。
鍋蓋山山頂に向け、またひたすら登り、尾根と思われるところに到着し、標高的にもそろそろ頂上か、と思ってからがなかなかでした。
しかし、ようやく到着。
一段降りたところにはベンチ等もあり、景色も眺められそうですが、その一段降りてまた登るのも無駄に体力を使ってしまうと思い始めてきました。
先もあり時間的にも、焦ってしまっているので、行動食を軽く口にし、休憩は軽めで先を急ぎます。
ここから、大龍寺、市ケ原まで下りと勝手に想像していましたが、実際は少し下ってはまた登るということを繰り返しながら徐々に高度を下げていくという感じでした。
ようやく立派な山門のある大龍寺に到着。ここでは、縦走してきたであろう人たちがバス停でバスを待っていました。
そろそろ下山してもおかしくない時間(15:20)になっていることに焦りが強くなり始めました。
市ケ原まで進みます。ここから、摩耶山頂までは、予想で約1時間半登りが続くので、水分切れになったら大変です。ここで500mlの水を自販機で調達。
とにかく最低、摩耶山までという思いがあったので、とにかくこの登りをクリアすべくゆっくりではありますが、確実に進んでいきます。
ここまでの道のりで足はかなり疲れていますが、筋肉疲労以外の痛みは幸いないので、なんとか振り絞って登っていきます。
ただ、登っているはずなのに途中で結構下っていくのでほんとに大丈夫なのかと少々不安になりながら、先を急ぎます。
ひたすら足を進めてようやく学校林道へ。そのあと第二の難所とされる天狗道の登りを何とか気力でクリア。
ようやく前が開け摩耶山、掬星台に到着。
この公園から見る景色は本当に最高でした。
ただ、ここで決断です。
今回は、ここで中断しロープウェイで下山するか、それとも予想で後1時間20分かかる記念碑台まで進むか?
ここでも約半分クリアなので、ひとまずは満足ですが、「記念碑台まで行ければ今後の全山縦走に向け大きな自信になることは、間違いない」という思い。
ここでの時間が、17時10分なので、この先を考えると確実に日没は過ぎ、到着は、19時前くらいになると思われる。
いろいろ考えた末、記念碑台まで進むことに決定。そうと決まれば少しでも先を急ぎます。
なるべく日没までに先に進んでおきたい。
特にここからの前半で通過するであろう山道をできるだけ早く通過したいという思いでとにかく早足で進みます。
到着点を決めて先も見えてくると疲れている足も無理がききます。
ドライブウェイを歩く部分は、明かりも多少あるので気持ちにも安心感はあるのですが、山道は日没を過ぎると一気に暗闇になってきます。
六甲全山縦走をやり遂げるためには、暗い山道を歩く練習も必要ということもあったのでこれは訓練のひとつということを言い聞かせかなり暗くなった山道でしたが、なんとかライトを使わずにあとは舗装道を残すのみになりました。
舗装道にでて街頭の下で、ヘッドライトの準備をし、これから最後に歩かなければならないドライブウェイで後ろから来る車にも、歩行者に気づいてもらえるようヘッドライトを手に持ってなるべく道路の脇を気を付けて歩いていきます。
ドライブウェイに出てから、約15分で本日の目的地記念碑台に到着しました。
「なんとかやりきった!!」という感動に浸りたいところではありましたが、あたりは真っ暗、道標はありましたが記念碑台がどこなのかも分からない状態です。
バスも最終バスが終わっている時間なので、六甲ケーブル山上駅まで、あと20分ほど歩かなければなりません。
ここからの道がまた、真っ暗で本当に道があっているのかところどころ不安になりながら、車に気づいてもらうよう意識しながら歩きました。
最後の道の分岐で思わず、違う方向に進んでしまいそうでしたが、地図で再確認し正しい道に何とか進めました。
そしてようやく山上駅に到着。
眼下に広がる神戸の夜景が本当に一気に疲れを吹き飛ばしてくれるほどの感動でした。
ここでもこの夜景をゆっくり眺め浸っていたい思いでしたが、観光客で、ケーブルも混んでいるし、ここからの帰路も長いので後ろ髪をひかれる思いでケーブルに乗り込み下山しました。
今回、本当に長い道のりで、まだまだ、トレーニングが足りないという思いもいろんな場面で多く思いましたが、とにかく登りの大半をクリアしてここまでやり遂げたことに自信が持てました。
もう少しトレーニングを重ね、六甲全山縦走にぜひチャレンジしクリアしたいと改めて感じた山行でした。
今回の準備した水分(ほぼ飲み切りました)
お茶 350ml スポーツドリンク750ml 水1,000ml(ポカリ粉末)
途中で、水500ml購入
三重から、ひとりでですか?
すっごいっす。
それも30kmの道のりを歩いて、また三重まで?
スーパーウーマンですな
週末、僕らも同じところ(といっても摩耶山までですが)歩いてきます。
11月の縦走大会に向けて・・・
yahoo8さん こんばんは!
ひとりなんです。それも、三重から
実は、私も11月の縦走大会に向けてのひそかなトレーニングなんです
基本、いつも、自分で車を運転していって(それも夜中とか)山へ登るっていうのが最近の山行なので、それに比べれば、電車は寝れますから。
いやぁ〜。でも、正直バテバテでしたよ
前半から、足は重かったですし。
週末、同じところ行かれるんですね。
私も、週末、yahoo8さんたちが先週行かれたところを行こうと思ってます。
yahoo8さんたちと同じく、邪道という意見も聞こえてきそうですが、頂上駅までケーブルに乗るかどうか、悩んでます
お互い、がんばりましょう
東側はぜんぜん比べものにならないくらい楽勝ですよ
山の記録を見させていただいてて、西側は結構大変やろなぁって、ちょっと心配になってます。
土曜は、今日ほどは暑くないにしても結構暑そうなので…
記録を参考に頑張ってきますわ。
Q-chanも気をつけて!
しかし、良く縦走大会の申込書、とれましたね。
僕は、もう並ぶのコリゴリです。
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