バリルート星穴岳で空中懸垂下降❣️



- GPS
- 12:22
- 距離
- 4.5km
- 登り
- 638m
- 下り
- 634m
コースタイム
- 山行
- 6:59
- 休憩
- 5:24
- 合計
- 12:23
天候 | 雨の予報だったけれど幸いにも曇り時々晴れ、降雨はパラパラと数分程度 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2025年04月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
⭐︎神社を抜けて暫く一般登山道をガシガシ登ると、この先は上級コース、登山道ではありません、と通行止めのロープが付いている。 ⭐︎それをくぐって先に進む ⭐︎薮の様な中に何となく付いている道を歩いて行く。 ⭐︎途中はほとんどザックを降ろしてゆっくり休める様な所はないので行動食がぶら下がる様にしておくと便利。 ⭐︎ルートは両側切れ落ちたナイフエッジ、片側が切り立った岩で片側が崖、または岩場をクライミングでトラバースや登りばかりなので、ちゃんとした道は無くすれ違いも難しい。 ⭐︎かなり技量がある方でなければ コンテ、途中プロテクション設置がマスト ⭐︎ゲレンデでは無いけれど、それなりに懸垂下降に来る方が多いからか 危険な部分にはプロテクション用アンカーあり。 ⭐︎今回はクリアドなので本当に危険な場所には先にフィックスロープを張って貰ったので問題ないが、個人的に行く場合、リードにかなり技術が必要だと思います。 |
その他周辺情報 | 松井田妙義ICを降りて10分位で道の駅妙義があり、ベンディングマシーン、綺麗な暖房付きトイレがあります。 そこから駐車場までは、まだ15分位山道をクネクネと登って行くと中岳神社が右手に見え、少し先の左手に駐車場が見えます。 道の駅から800m位登ると、もみじの湯、と言う 立ち寄り温泉があります。レストランあり。 10:00~20:00、620円 https://www.tomioka-silk.jp/_spot/sightseeing/detail/FureaiP-Momiji-no-yu.html |
写真
今回は私達は女子2人チームでコンテ組んでたので少し甘め?先頭チームにはならなかったので今度自分達だけで行く時には緊張度がだいぶ違うだろうなぁと思いました。
もう、半分は遭難して一生懸命道を探して歩いたら、こんな感じなんだろうなぁを理解しました。
でもピンテ(オレンジだけど)ありました。
やっと神社入口の鳥居⛩️が見えて本当に嬉しかった~😅
装備
個人装備 |
ヘルメット(ペツル、シロッコ)
クライミングハーネス(マムート)
ビレイグローブ(ブラックダイヤモンド)
ビレイデバイス(ペツル、ルベルソ5)
ヌンチャク7本(ブラックダイヤモンド、ホットフォージ12cm)
セルフビレイコード(メトリウスダイナミックパス)
サブゲート式HMS型安全環付きカラビナ(ロックテリクス、ミディスクリューAT)3枚
(エーデルリッドHMSストライクスクリューⅡ)1枚
変形D型安全環付きカラビナ(エーデルリッド、ピュアスライダー)7枚
120cmスリング(ロックエンパイア)2本
150cmスリング(ロックエンパイア)1本
120cmダイニーマスリング2本
150cmダイニーマスリング1本
150cm捨て紐用アクセサリーコード6本
カラビナ(カンプ、PHOTONWIRE)6枚
(ブラックダイヤモンド、ホットワイヤ)4枚
6mm×150cmアクセサリーコード2本
6mm×150cmケブラーコード2本
7mm×10mアクセサリーコード1本
クリアド特製シンプルツインランヤード(エーデルリッドピュアスライダー、エーデルリッドロープ)
アプローチシューズ(ラスポTX4ゴアテタイプ)
ザック(山と道MINI)
ヘッデン(ペツル、ビンディー)
速乾タオル(Nrit)
ドライレイヤー(ミレー)
ベースレイヤー(ミレーワッフルウールフーディ)
パンツ(ミレー)
タイツ(ミレー、ワッフルウール)
ソックス(ダーンタフ、ミッドウェイト)
ミドルレイヤー(ミレー、スルーウォームフーディ)
アクティブインサレーション(ブラックダイヤモンド、ファーストライトハイブリッド)
グローブ(アウトドアリサーチ)
SOTOライター
カエルのフラッシュライト
コンパス
ナンガ、エコバッグ
iPhone
Apple Watch
予備バッテリーとコード
GPSヤマレコ
ココヘリ
お財布、カード、免許証
行動食(飴、チョコレート、ソイジョイいちじく、ドライフルーツ)
アクエリアス1本
テルモス山専900ml
スティック状カップスープ、ココア、抹茶オレ
着なかった服
アウター(ミレー、ブリーズバリヤージャケット)
ビーニー(マウンテンハードウェア×YAMAP)
ネックウォーマー(モンチュラ)
アームウォーマー(山と道、ポーラーテック)
レインウェア(山と道UL ALL WEATHER上下とグローブ)
|
---|
感想
この間、クリアドで懸垂下降講習2日間を受けて、やっとこの種の懸垂下降入りの実践山行に行ける資格が出来たので早速、妙義星穴岳、懸垂下降三昧コースに参加。MAX6名の所、6名。
うーん、今回もアドベンチャーとなるか??な予感が。。。(笑)
それでも前日、1時間集合を早めます!の連絡があり、08:30に中岳神社駐車場に集合。
ハーネスを付けたりロープを渡されたり
少し説明とチーム編成があり、出発は09:00位。
でも、この時はさすがに帰りに20:00までやっている、もみじの湯に入れずに帰る、とまでは思ってませんでした。。。
神社⛩️をくぐると普通に神社の境内でおみくじやらお守りやら販売していました。
本堂らしき建物の前を通って先を見たら、
あ、ぁ~~~🥲
いきなりの急角度な長~い階段の洗礼。
しかも私はロープを担いでいた。。。
階段が何とか終わり、しかしその先もずっと登りな登山道。。。
いきなりコレかぁ~
とロープ持ちます!とボランティアした自分を心の中でちょい恨めしく思いつつ、
途中、持ちましょうか?と言って下さる優しいアシスタントの方のお申し出も頑張ってお断りしてヒーヒー言いながらも何とか上まで辿り着けました。
そこでマイパートナーさんが代わります!と言ってくれたので、それはありがたくお受けしてロープをお渡しし、かなり身軽になって嬉しかった。
そこから一般登山道ではなくバリルートになる。
確かに普通の人が何の装備も持たなくて入ったら危険だよね。。。と思える痩せ尾根、ナイフエッジ、岩壁。
私達もコンテで進んでいく。
途中、危なそうな所にはプロテクションを打って
落ちても止まるようにしながら進む。
その先は大きな岩壁。
余りに難しいので、さすがにインストラクターさんがフィックスロープを張ってくれたけれど、それでも取り付きがムズイ。ちゃんとクライミングをやった人でないと厳しめ。。。
取り付いて、上に上がって行って、そこから斜め上にトラバース。結局アッセンダーでフィックスロープを使ってみんな上がる事に。
私はアッセンダー持って行かなかった(装備リストに無かったし)ので1つ目の壁はフリーで。
でも、やはり取り付きだけはロープとプロテクションを頼ってしまいましたが。。。
この繰り返し、がずっと続きます。。。💦
で、やっと1発目の懸垂下降ポイントに到着!
コンテを解いて懸垂下降の準備して、降りるのはアッと言う間😅
残念。。。
最初の岩壁の所で、インストラクターさんが、めちゃくちゃ撤退スピードなんだよなぁ。と。
え?と言ったら、ま、撤退はしないけどこの調子で行ったらヘッデンで暗闇の中を懸垂下降するかもなぁ~と。
え~、空中懸垂下降、景色も見たいんですけど、そんなに押してるんですか、と聞いたら、だってまだ1/5くらいしか来てないよ💦と。。。
この時、既に腹時計は確かに鳴り始めていて😅
時計を見たら11:50
そっかぁ~
やっぱりクリアド、最後はアドベンチャーになりそうだなー(笑)
お風呂入れるかなぁ。。。とその時、初めて温泉♨️ナシ、が頭をよぎったけれど、まさかの12時間になるとは、まだ思ってませんでした。
その先も、コンテして厳しめのところはもう、なるべく早く行きたいから?フィックスロープが付けられて私は楽ちんでしたが(なので、あんまり危なそうでなければ回収に時間が掛かると余計に遅くなるのでプロテクションも、余り打たず)
でも岩場に慣れていないメンバーは、フィックス張ってあっても、すぐ左は崖だし、岩のホンの小さな出っ張りとかに手や足を乗っけて立ちこむのは、やはりかなり大変だったみたいで、遅々として進まず。
無理もないなぁ。。。と今更、急がせても仕方ないし、今日もヘッデンで真っ暗な中を降る事になるらしい(笑)と覚悟を決めて楽しむ事にしました。
私のチームもマイパートナーさんはアシスタントさんがカラビナとロープで確保して落ちないようにして、あとはロープで引っ張るようにしながら、どうやっていたのかは良く見えなかったのだけれど、危なそうな箇所は随分安心出来るシステムを構築したらしい。なので私はずっと待っている事にはなるのだけれど、その分ゆるゆると景色を楽しんだり緊張感なく過ごしていました😊
私達のチーム配属のアシスタントさんは優しくて
怖いと足が出なくなってしまうから、安心出来るシステムで引いてあげるのは良いと思います。
前のチームは男子だからかスパルタ。
怖くて岩場で腰が思いっきり引けてしまっているのに(かえって立ちこめないから腕力とかに頼って余計な体力を消耗するのだけれど)
インストラクターさんは黙って見ている。
もしも、そんな事がソロの時に起きたら誰も何も言ってくれないでしょう、自分で何とかしないと。が方針。
クリアドは上げ膳据え膳のツアーとは、だいぶ違うから楽しいんだけど、でも。。。
見ていて体力が物凄く消耗し、気力も萎えて来ているのが分かるくらい💦
で、さすがにインストラクターさんのすぐ後ろから声掛け(笑)
ガンバー❣️次は左足、行きますよ~、1、2~の~3!
すると、足が上がるんです。
掛け声って大事なんだなぁ。。。と益々、本気で応援モード!
そんな、こんなでとっぷり日は暮れ、辺りは真っ暗。。。
空中懸垂下降付き2本め(30m)3本め(50m)は
暗闇の中をスルスルー
でも、楽しかったです❣️
その後、ルーファイが厳しそうなのに真っ暗😅
春なのに、バリルートで整備されていない為?
まだ枯葉が吹き溜まりでは膝くらいまでいきなりズボッと埋まるような中を(少し春山の雪の踏み抜きを連想する感じ)
前の人のヘッデンの灯りを追いかけて降りて行き、後ろから遅れてくるメンバーを励ましながら待ち、また歩き出す。
を繰り返しているうちに上の方で懸垂下降に使用したロープやプロテクション用のスリングやらカラビナを回収して降りて来たアシスタントさん達が追いついて来ました。
そこでインストラクターさんが下した決断は、疲れて、もうとてもゆっくりしか降りられない状況のメンバーはアシスタントさんと一緒にマイペースで無理なく後から降りて来る。
自分は他のメンバーを取り敢えず降ろす、と言うものでした。
なるほど。。。
で、そこから先は~
ダッシュで暗闇の中、ズンズン降りて(ちょっと待ってよ)気付けば、神社の境内❣️
無事に駐車場が見えた時には、またホッとしている私。
コレだからクリアドはやめられない(笑)
何しろ、私と一緒に後ろを歩いて下さった、前にも2-3回、他の講習でお会いした事のある方が、
いやぁ。。。12時間、超えてますよ😅💦と。
上里で、13-4時間ぶりにトイレに入れました❣️
p.s
神様、いつもお守りくださいましてありがとうございます❣️今回も帰宅したら夫が雨、降らなかったねぇ~🌦️と言っていました。
一緒に行動して下さった皆さん、楽しかったです!そして勉強になりました~💕
懸垂下降、フリクションコードを握るのはランヤードの下からですね~
ありがとうございました😊
コメント
この記録に関連する登山ルート
この場所を通る登山ルートは、まだ登録されていません。
ルートを登録する
凄いね~、行動時間12時間のバリルート。疲れたでしょう。さすがです。私には無理…
妙義はとても馴染みのある山だけど見るだけにしておきます。
腰や腕はこれを読むと大分良さそうね。良かったです。
これから又山シーズンだし、ボウリングも大会とかあるだろうしお身体に気をつけて頑張ってね。
読んで頂きありがとう~❣️うん、めちゃくちゃ疲れた。。。(笑)
山を歩く筋肉の使い方とボウリングでの使い方は違うようで😅そっちは、まだ痛み止めの注射が必要なの~でもお陰様で少しずつ回復はしてるみたいです😊ありがとう~💕
クライミング、ユカちゃんにも全然無理じゃないけど!やりましょう~
バリルートおつかれさまでしたー。
コンテが必要なシチュエーションまでこなすとは、
着実にスキルアップされているようで、素晴らしいですね!
妙義には憧れているのですが、東海からのアプローチが難しいのでお預けです。
読んでくださってありがとうございます❣️
妙義と言えどインストラクター様がいらっしゃるので全く不安が無い状況です。。。(笑)
でもお褒めに預かり嬉しいです❣️
そうですね~そちらからだと、車で中央から更埴インター経由でしょうか?気持ち億劫ですよね。。。近頃成長めざましい息子さんといらしては?
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する