奥多摩駅→大岳山→白倉バス停 雪山登山
- GPS
- 07:50
- 距離
- 12.3km
- 登り
- 1,256m
- 下り
- 1,286m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山道は全て雪に覆われていた。 積雪は多い所で30cm程度。 |
写真
感想
息子が風邪気味で今回はソロでの山行。
雪山の練習として、鋸尾根から大岳山へのコースとした。
登山道は全面的に雪に覆われていた。
ひたすら登りの鋸尾根。積雪は20〜30cmといった所。
殆どの道はトレースが付いていたが所々不明瞭な箇所があった。
これは、家族で行くには不安があるなぁ(だから一人で来たのだが)。
それにしても長いな鋸尾根。鋸山までは概ねコースタイムで到着したが、先はまだ長い。稜線は風が強い箇所があり、かなり冷え込んだ。
鋸山から大岳山へ向かう途中、立往生しているおじさんに遭遇。
道が不明瞭で大岳山へ向かう道を聞かれる。
念のためGPSで現在地を確認してみると、登山道の尾根から少し下った斜面を歩いている事に気づく。
ピンクのリボンとトレースを頼りに歩いていたのだが、正規のルートではない模様。
向かって右手に尾根道が見えるが、そこが登山道らしい。
そのことを伝えた上、もう少し自分は進んでみることにした。
その先もトレースをたどれば登山道に戻ると考え暫く進んだのだが、尾根を下る方向に進むためもう一度地図を確認。
ああ、これは違いますわ。このまま下ると海沢まで下ってしまう!
迷った際の鉄則。「分かるまで登り返す」を思い出し戻る。
登り返すと先ほどのおじさんがいた。
地図を再確認しルートファインディング。
踏み後が無い尾根を登るのが正規ルートへと戻る道と分かった。
仕方がない。登りますか…。
そんな訳で、必死になってトレースが無い道を登り返し登山道へ戻った。
夏道だったらこんなミス絶対無いだろうに。雪山はマメに地形確認しないと一発で遭難だと思い知らされた。
その先の登山道も、基本的には尾根沿いではあったが、トレースが更に少なく、
大岳山の手前はかなりの急登なのもあり、かなり体力を消耗した。
へろへろになりながらも山頂へ到着。
雪の深さと登り返したのもあり、コースタイムより1時間程度の遅れ。
山頂では2組の登山者がいた。写真をお互い撮影。
鋸尾根から登った事を伝えると、「夏道でも4時間はかかるので大変でしたね。」
とのこと。確かにハードな道のりだった。
程無くして先ほどのおじさんも登頂。
「先ほどはありがとうございました。アドバイスが無ければ登れなかったかもしれませんでした」
とのこと。下山も気を付けてくださいと伝え、おじさんは下山していった。
下山ルートのバスまで時間があるのもあり、自分は一人山頂でお昼としたが、
お昼を食べながら先ほどのおじさんの事、そして自分の事を考えた。
ざっと拝見した感じ、スパッツも付けて無かったし、アイゼンも無し、冬なのに熊よけの鈴を付けていた。
夏山の延長で大岳山に来たのだろうか。だとしたら危険だ。
もしも誰もいなかったら、本当に遭難していたかもしれない。
そして、自分も道を尋ねられなかったら地図を確認せずに沢の方に下っていたのだろうか(流石に気づくとは思うが、今となっては分からない)?
ポイントは以下でないかと考えた。
(1)雪山では普段以上に地図を確認すること
(2)イメージしている道と違うと感じたらすぐに地図を確認すること(登りの筈なのに下るなど)。
(3)トレースをあてにしないこと(おそらく作業道に迷い込んだ)
(4)行程・体力に余裕をもつこと(普段通りには歩けません)
そんな事を考えつつ、また一人、登山道を下山。
<その他>
・大岳山からの富士山は見事だった。
・道中、登山道(山頂以外)であったのは前述のおじさん1人と猟犬2匹。
人より犬と多く出くわすとは、渋い山だ。
静かな山行もいいが、やっぱり自分は少しは人がいる方がいいなー。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する