岩手山 馬返登山口〜焼走登山口へ 山頂の強風にガクブル (東北4座3日目)
- GPS
- 06:40
- 距離
- 11.2km
- 登り
- 1,399m
- 下り
- 1,464m
コースタイム
馬返し上部登山口5:30→0.5号目6:00→1合目6:13→2合目6:26→3合目6:42→4行目6:53→5合目7:09→6合目7:15→7号目7:58→8号目非難小屋(小休止)8:05→不動平8:33→お鉢取付き8:44→岩手山頂9:00→9:33平笠不動避難小屋(小休止)9:50→ツルハシ10:17→第一噴火口10;40→第二噴火口10:54→焼走り登山口12:10
天候 | 曇り、山頂はガス&強風 8合目で気温0℃でした。 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
馬返登山口は高速からそれほど遠くありませんが、コンビニはIC近くで立ち寄っておいたほうが良いでしょう。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
●馬返登山コース 最もメジャーな登山コース。 駐車場はかなり広くキャンプ場になっているため前日、深夜到着でも利用しやすいと思います。 駐車スペースは下が広く、少し上にもあります。今回は気づかずに下に停めてしまいましたが上に停めたほうが登山口も近く、水場もあるため便利です。 トイレあります。 途中、旧道と新道が交差しており今回は旧道を利用しましたが、樹林帯あり、岩っぽい展望の良い箇所あり、富士山のような雰囲気の箇所有りと楽しめるコースです。 何合目と道標がしっかりあるので目標を持って歩きやすいのが特徴でしょう。 8合目の避難小屋は常駐する人がいる結構使い勝手の良さそうです。正面に水場もあり、カップラーメンなど売っているので宿泊には丁度良いと思いました。 山頂でお鉢巡りをする予定でしたが、吹き飛ばされそうな強風、視界は10m先はなしという状態だったので断念し、頂上を目指したので景色はわかりません。数mごとに仏像が安置されていて信仰の山なのかなーと強く感じました。 ●焼走り登山コース 馬返しコースと比較すると長めですが、斜面は緩やかで溶岩質のためか非常に歩きやすいルートだと思います。 平笠不動避難小屋は、清潔で結構広く2段になっています。ハンガーと紐があるので濡れたものを乾かせます。トイレあります。 ツルハシ〜第一噴火口までは、お花畑が広がっています。コマクサの株が大群生をなしていて見頃の時期には素晴らしい景色となるでしょう。 第一、第二噴火口からは展望あります。焼走り登山口方面が見渡せました。 焼走り登山口の駐車場も100台以上駐車できる広いスペースです。 ●温泉・食事 下山後、焼走りの湯が登山口から直ぐ近くにあります。500円也。 休憩場所に食事もできました。 |
写真
感想
八甲田山に登った後、奥入瀬渓谷・十和田湖を観光してパーキングで夕食を済ませ。岩手山馬返し登山口に到着したのは20:00過ぎ。やはり観光をすると時間は押してしまうが、せっかく東北まで来たのならと思う。登山口キャンプ場にテントを張って酒盛りをし翌日に向けてグッスリ寝た。
早朝、駐車場から岩手山を望むも5合目付近まで雲に覆われている。台風が接近しているのが影響しているらしく、心配しながらも朝食を食べる。メンバー1人が前日の八甲田で足を痛め、登れないため違うコースに迎えに来てくれるということで登り馬返し登山口、下り焼走り登山口とした。
馬返しコースは旧道と新道が入り組んでいるが一貫して旧道を登ることにする。暫く登っていると7合目付近までガスが上がり4合目以上からは展望が開けた。展望があると山登りは気持ちが良い。流石独立峰である岩手山だ。この調子でガスが切れることを祈るが7合目からはスッカリとガスに覆われる。
8合目避難小屋に到着するといきなり「ドーン」という音が響き渡る。ガスに巻かれ強風吹きすさぶ中だったので、これは雷かと大慌てする。が、心配をよそに馬返しコースの裾野に広がる自衛隊の演習による音だったようだ。大迫力の音に本当に驚いた。
この時点で気温0℃を切る。8合目からはそれほど風がなくなり安心したが、山頂噴火口をめぐって山頂に行くルートに至り、猛烈な強風に会う。本当に歩くのも厳しい位で山頂を断念しようかと思ったくらいだったが、焼走りコースを利用するためには、どちらにせよ噴火口周囲を歩かなければならないので意を決して進む。
強風により体感温度は-10℃以下だったが、15分悪戦しながらようやく山頂へ到着した。山頂はガスで何も見えず、あらゆる角度で強風が吹きすさぶ中で、留まることもできずそそくさと下山を開始した。
焼走りコースに入ると直ぐ風は落ち着いたが、非難小屋まで急いで降りる。避難小屋は清潔で明るく、ホッと一息できた。これから登る人が3名ほどいたので山頂の様子を説明してくれぐれも注意するように声をかけた。単独の方一人は結構軽装で若干心配だった。
ツルハシから先の下山道はコマクサの群生があり、見頃の時期に是非とも来たいと思わせるほど。歩きやすいし焼走りコースはなかなか良いと思う。
今回は山頂からの展望が全くなかったため、完登できた印象が薄い。岩手山、今度は晴天のコマクサの季節にもう一度登ろうと思う。
下山後、翌日の八幡平に登るべく松川温泉のキャンプ場へ急いだ。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する