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記録ID: 80398
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無雪期ピークハント/縦走
八幡平・岩手山・秋田駒

岩手山 馬返登山口〜焼走登山口へ 山頂の強風にガクブル (東北4座3日目)

2010年09月25日(土) [日帰り]
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YAMA555 その他1人
GPS
06:40
距離
11.2km
登り
1,399m
下り
1,464m

コースタイム

コースタイム:6時間40分(登り:馬返しコース、下り:焼走りコース)
馬返し上部登山口5:30→0.5号目6:00→1合目6:13→2合目6:26→3合目6:42→4行目6:53→5合目7:09→6合目7:15→7号目7:58→8号目非難小屋(小休止)8:05→不動平8:33→お鉢取付き8:44→岩手山頂9:00→9:33平笠不動避難小屋(小休止)9:50→ツルハシ10:17→第一噴火口10;40→第二噴火口10:54→焼走り登山口12:10
天候 曇り、山頂はガス&強風
8合目で気温0℃でした。
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
2日目の八甲田山から奥入瀬渓谷・十和田湖を散策し、高速を経て現地に到着しました。
馬返登山口は高速からそれほど遠くありませんが、コンビニはIC近くで立ち寄っておいたほうが良いでしょう。
コース状況/
危険箇所等
●馬返登山コース
最もメジャーな登山コース。
駐車場はかなり広くキャンプ場になっているため前日、深夜到着でも利用しやすいと思います。
駐車スペースは下が広く、少し上にもあります。今回は気づかずに下に停めてしまいましたが上に停めたほうが登山口も近く、水場もあるため便利です。
トイレあります。

途中、旧道と新道が交差しており今回は旧道を利用しましたが、樹林帯あり、岩っぽい展望の良い箇所あり、富士山のような雰囲気の箇所有りと楽しめるコースです。
何合目と道標がしっかりあるので目標を持って歩きやすいのが特徴でしょう。
8合目の避難小屋は常駐する人がいる結構使い勝手の良さそうです。正面に水場もあり、カップラーメンなど売っているので宿泊には丁度良いと思いました。

山頂でお鉢巡りをする予定でしたが、吹き飛ばされそうな強風、視界は10m先はなしという状態だったので断念し、頂上を目指したので景色はわかりません。数mごとに仏像が安置されていて信仰の山なのかなーと強く感じました。

●焼走り登山コース
馬返しコースと比較すると長めですが、斜面は緩やかで溶岩質のためか非常に歩きやすいルートだと思います。
平笠不動避難小屋は、清潔で結構広く2段になっています。ハンガーと紐があるので濡れたものを乾かせます。トイレあります。
ツルハシ〜第一噴火口までは、お花畑が広がっています。コマクサの株が大群生をなしていて見頃の時期には素晴らしい景色となるでしょう。
第一、第二噴火口からは展望あります。焼走り登山口方面が見渡せました。
焼走り登山口の駐車場も100台以上駐車できる広いスペースです。

●温泉・食事
下山後、焼走りの湯が登山口から直ぐ近くにあります。500円也。
休憩場所に食事もできました。
馬返し登山口から見た岩手山は5合目付近からガスに覆われ姿を現しませんでした。
馬返し登山口から見た岩手山は5合目付近からガスに覆われ姿を現しませんでした。
登山口お手洗い近くにテント設営。
登山口お手洗い近くにテント設営。
下駐車場のお手洗い。
下駐車場のお手洗い。
テントサイトは広いです。
斜面が多いですが・・・
テントサイトは広いです。
斜面が多いですが・・・
と思ったら、駐車場更に上にもありました。
こちらの方が水場、お手洗いと整備されています。
と思ったら、駐車場更に上にもありました。
こちらの方が水場、お手洗いと整備されています。
本当の登山口。
ガスで山頂が見えません。
ガスで山頂が見えません。
登り始めて40分位でようやく1合目に到着しました。
登り始めて40分位でようやく1合目に到着しました。
暫く階段状を登ります。
暫く階段状を登ります。
2合目に到着。展望が開けました。
2合目に到着。展望が開けました。
旧・新道を選択しながら登ります。
途中何箇所か分岐がありますが、今回は旧道を通りました。
旧・新道を選択しながら登ります。
途中何箇所か分岐がありますが、今回は旧道を通りました。
秋色の葉、随分低い位置に雲が流れています。
秋色の葉、随分低い位置に雲が流れています。
5合目到着。結構風が強いですが、ガスは上部に上がってました。
5合目到着。結構風が強いですが、ガスは上部に上がってました。
7合目に向けて砂礫や樹林帯を登ります。
7合目に向けて砂礫や樹林帯を登ります。
7合目に到着すると既にガスの中でした。
7合目に到着すると既にガスの中でした。
8合目避難小屋にある御成清水。
冷たいですが、コンコンと湧いてます。
8合目避難小屋にある御成清水。
冷たいですが、コンコンと湧いてます。
岩手山8合目避難小屋。有人小屋でしっかりとしています。
缶バッチはこちらで購入しました。
岩手山8合目避難小屋。有人小屋でしっかりとしています。
缶バッチはこちらで購入しました。
岩手山山頂到着。
稜線はかつて味わったことのない強風。
一時も居たくないと思ったのは初めてです。
岩手山山頂到着。
稜線はかつて味わったことのない強風。
一時も居たくないと思ったのは初めてです。
山頂の三角点。
焼走りコースへ下山中にある避難小屋
焼走りコースへ下山中にある避難小屋
中は清潔で丁寧にハンガーもありました。
お手洗いもあります。
中は清潔で丁寧にハンガーもありました。
お手洗いもあります。
ツルハシから噴火口までの間はお花畑です。
紅葉したコマクサの葉が沢山あります。
これを見て夏にもう一度登りたいと感じました。
ツルハシから噴火口までの間はお花畑です。
紅葉したコマクサの葉が沢山あります。
これを見て夏にもう一度登りたいと感じました。
お花畑に咲いていた白い花の群生です。
お花畑に咲いていた白い花の群生です。
ガスってますが、もう1種類白い花が沢山咲いていました。
ガスってますが、もう1種類白い花が沢山咲いていました。
噴火口から見た焼走り方面の溶岩流。
黒々とした地面がハッキリとわかりました。
噴火口から見た焼走り方面の溶岩流。
黒々とした地面がハッキリとわかりました。
第二噴火口から見た焼走り方面。
第二噴火口から見た焼走り方面。
下山道はきれいな樹林帯です。右脇が溶岩流で、少し右に登ると下のような光景が現れます。
下山道はきれいな樹林帯です。右脇が溶岩流で、少し右に登ると下のような光景が現れます。
溶岩流から見た岩手山。
残念ながらガスに覆われています。
溶岩流から見た岩手山。
残念ながらガスに覆われています。
焼走り登山口に到着。
焼走り登山口に到着。
登山口近くにある観光用のコースから見た岩手山です。
登山口近くにある観光用のコースから見た岩手山です。
焼走り登山口から3分程度の場所にあります。
焼走り登山口から3分程度の場所にあります。

感想

八甲田山に登った後、奥入瀬渓谷・十和田湖を観光してパーキングで夕食を済ませ。岩手山馬返し登山口に到着したのは20:00過ぎ。やはり観光をすると時間は押してしまうが、せっかく東北まで来たのならと思う。登山口キャンプ場にテントを張って酒盛りをし翌日に向けてグッスリ寝た。

早朝、駐車場から岩手山を望むも5合目付近まで雲に覆われている。台風が接近しているのが影響しているらしく、心配しながらも朝食を食べる。メンバー1人が前日の八甲田で足を痛め、登れないため違うコースに迎えに来てくれるということで登り馬返し登山口、下り焼走り登山口とした。

馬返しコースは旧道と新道が入り組んでいるが一貫して旧道を登ることにする。暫く登っていると7合目付近までガスが上がり4合目以上からは展望が開けた。展望があると山登りは気持ちが良い。流石独立峰である岩手山だ。この調子でガスが切れることを祈るが7合目からはスッカリとガスに覆われる。

8合目避難小屋に到着するといきなり「ドーン」という音が響き渡る。ガスに巻かれ強風吹きすさぶ中だったので、これは雷かと大慌てする。が、心配をよそに馬返しコースの裾野に広がる自衛隊の演習による音だったようだ。大迫力の音に本当に驚いた。

この時点で気温0℃を切る。8合目からはそれほど風がなくなり安心したが、山頂噴火口をめぐって山頂に行くルートに至り、猛烈な強風に会う。本当に歩くのも厳しい位で山頂を断念しようかと思ったくらいだったが、焼走りコースを利用するためには、どちらにせよ噴火口周囲を歩かなければならないので意を決して進む。
強風により体感温度は-10℃以下だったが、15分悪戦しながらようやく山頂へ到着した。山頂はガスで何も見えず、あらゆる角度で強風が吹きすさぶ中で、留まることもできずそそくさと下山を開始した。

焼走りコースに入ると直ぐ風は落ち着いたが、非難小屋まで急いで降りる。避難小屋は清潔で明るく、ホッと一息できた。これから登る人が3名ほどいたので山頂の様子を説明してくれぐれも注意するように声をかけた。単独の方一人は結構軽装で若干心配だった。

ツルハシから先の下山道はコマクサの群生があり、見頃の時期に是非とも来たいと思わせるほど。歩きやすいし焼走りコースはなかなか良いと思う。

今回は山頂からの展望が全くなかったため、完登できた印象が薄い。岩手山、今度は晴天のコマクサの季節にもう一度登ろうと思う。

下山後、翌日の八幡平に登るべく松川温泉のキャンプ場へ急いだ。

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