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Yamareco

記録ID: 80498
全員に公開
無雪期ピークハント/縦走
飯豊山

飯豊敗退

2010年09月19日(日) ~ 2010年09月23日(木)
 - 拍手
hmngbird73 その他3人
GPS
105:00
距離
20.8km
登り
2,299m
下り
2,286m
天候 曇り/暴風雨
過去天気図(気象庁) 2010年09月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
コース状況/
危険箇所等
飯豊山荘に近接している天狗平ロッジは、素泊まりのロッジです。
畳の部屋と布団が用意されていて、たったの1500円/泊。
風呂は、飯豊山荘の温泉が500円で利用できます。
自炊さえ苦にしなければ、実に快適です。
(要予約)
1日目(9/19)。
移動に終始。
新潟まわりで高速にのり、山形へ。
飯豊山荘へ向かった。

飯豊山荘は建物はやや古いが、小奇麗で素朴な旅館。
まずはここで天狗平ロッジの利用手続きをする。
1日目(9/19)。
移動に終始。
新潟まわりで高速にのり、山形へ。
飯豊山荘へ向かった。

飯豊山荘は建物はやや古いが、小奇麗で素朴な旅館。
まずはここで天狗平ロッジの利用手続きをする。
今夜はここ、天狗平ロッジに一泊する。
期待以上に立派な建物。
今夜はここ、天狗平ロッジに一泊する。
期待以上に立派な建物。
天狗平ロッジ正面玄関。
通常は施錠されていて、飯豊山荘の利用手続きが済むと、管理人が来て開錠してくれる。

このロッジにはなんと、畳の部屋と布団まで用意されている。
メシは自炊だが、そんな手間はたいしたことではない。
今夜は我々以外に利用者がなく、独占状態。
一人一部屋使ってもまだ余るほどだった。
風呂は飯豊山荘の温泉を利用。500円。

ここまで恵まれていて1500円/泊。
安い。
天狗平ロッジ正面玄関。
通常は施錠されていて、飯豊山荘の利用手続きが済むと、管理人が来て開錠してくれる。

このロッジにはなんと、畳の部屋と布団まで用意されている。
メシは自炊だが、そんな手間はたいしたことではない。
今夜は我々以外に利用者がなく、独占状態。
一人一部屋使ってもまだ余るほどだった。
風呂は飯豊山荘の温泉を利用。500円。

ここまで恵まれていて1500円/泊。
安い。
明日は早いので、明るいうちに周囲を確認しておく。

ロッジの近くにある、丸森尾根ルートの登山口。
我々はこのルートではなく、梶川尾根ルートを行く予定。
明日は早いので、明るいうちに周囲を確認しておく。

ロッジの近くにある、丸森尾根ルートの登山口。
我々はこのルートではなく、梶川尾根ルートを行く予定。
ロッジ前の舗装路を5分ほど歩くと、車両通行止めとなる。

沢を渡ってすぐ右手が、梶川尾根ルートの登山口。
(白い標識が小さく写っている箇所)
ロッジ前の舗装路を5分ほど歩くと、車両通行止めとなる。

沢を渡ってすぐ右手が、梶川尾根ルートの登山口。
(白い標識が小さく写っている箇所)
沢を流れる果てしなく透明な水を見ると、ああ、山に来たんだな、と実感する。
沢を流れる果てしなく透明な水を見ると、ああ、山に来たんだな、と実感する。
梶川尾根ルートの登山口。
とりつきがいきなり急登で岩場。
明日はまだ暗いうちに登り始めるから、注意せねば。
梶川尾根ルートの登山口。
とりつきがいきなり急登で岩場。
明日はまだ暗いうちに登り始めるから、注意せねば。
ロッジ2階の寝室。

山行の無事を祈って、ささやかな壮行会。
ロッジ2階の寝室。

山行の無事を祈って、ささやかな壮行会。
2日目(9/20)。
午前5時行動開始。

順調に梶川尾根ルートを上がっていく。
ほとんど直登にちかい急登を上がるため、高度がどんどん稼げる。
わずか1時間で、山荘があんなに小さくなってしまった。
2日目(9/20)。
午前5時行動開始。

順調に梶川尾根ルートを上がっていく。
ほとんど直登にちかい急登を上がるため、高度がどんどん稼げる。
わずか1時間で、山荘があんなに小さくなってしまった。
五郎清水。水量はまずまず。

手がしびれてくるほど冷たい。
カップに2杯ほど飲んで、一息つく。

ただルートからちょっと離れているのが残念。
といってもわずか数分の距離だが。
五郎清水。水量はまずまず。

手がしびれてくるほど冷たい。
カップに2杯ほど飲んで、一息つく。

ただルートからちょっと離れているのが残念。
といってもわずか数分の距離だが。
梶川峰。
梶川峰から門内岳をのぞむ。

すばらしい。
梶川峰から門内岳をのぞむ。

すばらしい。
はやくも樹林帯が終わってしまっているせいか、えらく高いところにいるような錯覚が起きる。
実際は、標高は2000にも満たない。

はやくも樹林帯が終わってしまっているせいか、えらく高いところにいるような錯覚が起きる。
実際は、標高は2000にも満たない。

樹林がないおかげで、視界をさえぎるものもなく、雄大な景色を見ながら縦走ルートを歩くことができる。
樹林がないおかげで、視界をさえぎるものもなく、雄大な景色を見ながら縦走ルートを歩くことができる。
右手に、丸森尾根ルートが見える。
この先の胎内山のところで、梶川尾根ルートと合流する。
右手に、丸森尾根ルートが見える。
この先の胎内山のところで、梶川尾根ルートと合流する。
胎内山。
たったの1890mしかないとはとても思えない。
胎内山。
たったの1890mしかないとはとても思えない。
昼食予定場所、門内小屋が見えてきた。
昼食予定場所、門内小屋が見えてきた。
門内小屋の向こうにもまだまだ山は続く。
門内岳、北股岳、烏帽子岳。

今日は、梅花皮(かいらぎ)小屋まで行く予定。
門内小屋の向こうにもまだまだ山は続く。
門内岳、北股岳、烏帽子岳。

今日は、梅花皮(かいらぎ)小屋まで行く予定。
門内小屋。管理人はいなかった。
便所は外。
公式の最大収容人数は50名とあるが、快適に過ごすなら20名くらいかな?

我々以外の利用者はなし。
(食事の途中で初老の単独行者が来た)
門内小屋。管理人はいなかった。
便所は外。
公式の最大収容人数は50名とあるが、快適に過ごすなら20名くらいかな?

我々以外の利用者はなし。
(食事の途中で初老の単独行者が来た)
門内小屋の水場。

小屋からちと遠い。
往復で10分ほどかかってしまうのが難点。
門内小屋の水場。

小屋からちと遠い。
往復で10分ほどかかってしまうのが難点。
門内小屋で昼飯のてんぷらそばを食う。

行動食をつまみながら、食後のコーヒーで一服。
門内小屋で昼飯のてんぷらそばを食う。

行動食をつまみながら、食後のコーヒーで一服。
門内岳。
梅花皮(かいらぎ)小屋に到着。
1階部分。

門内小屋よりもずっとキレイで広い。
そしてなんと、便所が水洗で屋内にある。
すばらしい。
梅花皮(かいらぎ)小屋に到着。
1階部分。

門内小屋よりもずっとキレイで広い。
そしてなんと、便所が水洗で屋内にある。
すばらしい。
床の一部がコンクリむき出しになっていて、コンロ使用場所としている。

面白い工夫だ。
床の一部がコンクリむき出しになっていて、コンロ使用場所としている。

面白い工夫だ。
梅花皮小屋2階。

我々以外に利用者はおらず、独占状態。
梅花皮小屋2階。

我々以外に利用者はおらず、独占状態。
水場は小屋から約100mの距離にあり、大変便利。
水量が凄まじい。
水場は小屋から約100mの距離にあり、大変便利。
水量が凄まじい。
夕飯を食い、酒を飲む。

我々だけの独占なので、山の話からどんどん脱線し、馬鹿話に花が咲く。

これも山の楽しみの一つ。
夕飯を食い、酒を飲む。

我々だけの独占なので、山の話からどんどん脱線し、馬鹿話に花が咲く。

これも山の楽しみの一つ。
今回の山行では、羽毛シュラフでなく化繊シュラフを使用した。

WILD-1のオリジナルシュラフ「Concept#3」。
冬以外はだいたいこれ。
今回の山行では、羽毛シュラフでなく化繊シュラフを使用した。

WILD-1のオリジナルシュラフ「Concept#3」。
冬以外はだいたいこれ。
3日目(9/21)。

暴風雨。
予定通り行動するか停滞か、緊急会議の末に、停滞を決定。

未経験のルートを暴風雨の中歩くのは危険すぎる。
万が一のことがあれば、今後の登山活動にも影響するだろう。

しかし、何もしないのもつまらない。
午後、暴風が止まないものの、雨がなくなったので、空身で烏帽子岳をピストンしてお茶を濁した。

古新聞を読んだり、メールを送ったりしてすごす。
(FOMAの一部機種は梅花皮小屋内でも通信可能)
3日目(9/21)。

暴風雨。
予定通り行動するか停滞か、緊急会議の末に、停滞を決定。

未経験のルートを暴風雨の中歩くのは危険すぎる。
万が一のことがあれば、今後の登山活動にも影響するだろう。

しかし、何もしないのもつまらない。
午後、暴風が止まないものの、雨がなくなったので、空身で烏帽子岳をピストンしてお茶を濁した。

古新聞を読んだり、メールを送ったりしてすごす。
(FOMAの一部機種は梅花皮小屋内でも通信可能)
他の9人グループが来たので、彼らに2階を譲り、1階へ移動した。

今夜もこの小屋に泊まり、明日、下山する。
天気が良ければ、往路とは違う丸森尾根ルートを辿りたいが・・・。

今夜も馬鹿話をするうちに夜が更けていく。
他の9人グループが来たので、彼らに2階を譲り、1階へ移動した。

今夜もこの小屋に泊まり、明日、下山する。
天気が良ければ、往路とは違う丸森尾根ルートを辿りたいが・・・。

今夜も馬鹿話をするうちに夜が更けていく。
4日目(9/22)。

やはり暴風雨。
視界がまったく利かないため、未経験の丸森尾根ルートはあきらめ、往路の梶川尾根ルートを辿って下山することにする。

空身とは違い、ザックにも横殴りの風を受ける。
足の関節が伸びきるとヨロけるので、気持、腰を落とし気味にして歩く。
ザックに受ける風に抵抗するためか、左の大胸筋が妙に疲労する。
4日目(9/22)。

やはり暴風雨。
視界がまったく利かないため、未経験の丸森尾根ルートはあきらめ、往路の梶川尾根ルートを辿って下山することにする。

空身とは違い、ザックにも横殴りの風を受ける。
足の関節が伸びきるとヨロけるので、気持、腰を落とし気味にして歩く。
ザックに受ける風に抵抗するためか、左の大胸筋が妙に疲労する。
湯沢峰。

山上の暴風がウソのように穏やか。
ただ、ガスっていて何も見えないが。
湯沢峰。

山上の暴風がウソのように穏やか。
ただ、ガスっていて何も見えないが。
無事に下山。

梶川尾根は急登なだけに下山に優しくない。
というか、途中で飽きてくるのである。
無事に下山。

梶川尾根は急登なだけに下山に優しくない。
というか、途中で飽きてくるのである。
今夜は飯豊山荘に宿泊する。
温泉につかり、過酷?だった山旅の疲れを癒す。
今夜は飯豊山荘に宿泊する。
温泉につかり、過酷?だった山旅の疲れを癒す。
飯豊山荘食堂。

こざっぱりして清潔な食堂。
飯豊山荘食堂。

こざっぱりして清潔な食堂。
5日目(9/23)。

飯豊山荘の朝食。
非常にヘルシーな献立。
山女の甘露煮が絶品。

今日は移動に終始する。
5日目(9/23)。

飯豊山荘の朝食。
非常にヘルシーな献立。
山女の甘露煮が絶品。

今日は移動に終始する。
帰りに寄ったドライブインで土産を購入。
ついでに、足湯に入った。

初めての飯豊、不完全燃焼に終わった。
いつかリベンジしたい。
帰りに寄ったドライブインで土産を購入。
ついでに、足湯に入った。

初めての飯豊、不完全燃焼に終わった。
いつかリベンジしたい。

感想

雑感は日記にて

[飯豊敗退(1日目)]
http://www.jognote.com/days/9420550

[飯豊敗退(2日目)]
http://www.jognote.com/days/9420576

[飯豊敗退(3日目)]
http://www.jognote.com/days/9420593

[飯豊敗退(4日目)]
http://www.jognote.com/days/9420605

[飯豊敗退(5日目)]
http://www.jognote.com/days/9420618

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