白木峰・小白木峰周回BCスキー
- GPS
- 09:52
- 距離
- 14.8km
- 登り
- 1,234m
- 下り
- 1,237m
コースタイム
天候 | 雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
その他周辺情報 | 大長谷温泉。460円なり。気さくな地元の方が多く、社交スペースとなっている。 |
写真
感想
白木峰から小白木峰への稜線BCは、以前ソロで行ってお気に入りのコース、今回Chikauさんと二人で臨んだ。雪から晴れへの感激的変化もあり、稜線は期待通りの素晴らしさだったが、登りと、下りの後半は、特別雪の少ない今シーズンならではの試練が待ち受けていた。
大長谷温泉の建物の裏を上がって林道に乗り、林道が杉ヶ谷を渡ってから左ヘアピンになるまでの間に尾根に向って取り付くのだが、今日はその途中で枝林道を見つけて行って見た。雪が多いいつもなら隠れて見えない道だと思う。その道は杉ヶ谷に達して終点となり、その辺は崖で取り付けないので折り返し、分岐に戻る直前で斜面に取り付いた。急な所は木の根などでテクニカルになるが無事に尾根に到達。その先しばらくは少し小藪がうるさい気はするが、まぁいつもと変わらず順調に登って行ける。
標高1200mで夏道のある尾根に合流し、標高1300mの上で小山を越えて若干下り、その先の斜面が雪面が硬いと際どくなるのだが、今日は問題なく標高1400mの林道交差までは達した。そこから尾根に上がろうとする所が普段でも難所なのだ。正面はモルタルの壁なのだが、その右端に階段がある筈。雪の少ない今ならそこをツボ足で登るのが速いのではないかと思って登って見たが、溝状で雪が溜まっているのでこれは駄目だと断念した。いつものように左に回り込んで、その辺では比較的緩い、と言ってもかなりの急坂に挑戦する。見た感じすごく大変とは思わなかったのだが、登ってみると、ふかふかの新雪の下には硬い雪の層、踏み込めばスキーを喰い込ますことは十分出来る程度の硬さなのだが、脆くて崩れやすい。木の枝が絡んで難しい所で僕もChikauさんも一回ずつ滑落。僕は再挑戦でなんとか乗り越え、安全な尾根に達したが、Chikauさんはツボ足で登り直して解決した。ここの標高差高々30mで結局45分を要した。この場所はそのまま左手に林道を辿り、林道が曲がる沢状から白木峰山荘方面を経て登れば良かったのだろう。
白木峰への最後の稜線に乗ればもう大丈夫、青空に感激の声を上げる。斜面が緩く広くなり、デカい山名板の上端だけが見える山頂に到達。また日が隠れガスってしまったが、ひとまず満足。
ちょっと休んでシールを剥がし、小白木峰へと滑り出す。緩い尾根筋を気持ちよく滑降する。雪も軽く、楽しい。痩せ尾根気味のところ、小薮、登り返しも少しはあるが、特に苦労しない。標高1380mの、この区間の最低鞍部でシール再装着、この後いくつかピークを越えて行くが、全般に緩く、楽しい散歩だ。再び晴れ、振り返れば白木峰が堂々と、仁王山を従えて立っている。Chikauさんが、「ここは最高ですねぇ」、僕は「そうでしょう、そうでしょう」と。
暖かくなって、僕のスキーのシールには雪がついて団子になる小トラブルはあったが、まず苦労なく小白木峰まで到達。最後の展望を満喫したら下りにかかるが、まず1402mのピークまで戻り、そこでシールを剥がして北北西に下る尾根を滑降する。ここで谷底の国道まで延々と歓喜のパウダー滑走...の筈だった。1226mの標高点辺りまでは気持ちよく下りて来たが、その後だんだん薮が増え、遂にはターンが不可能で横滑りを続ける試練の道に。下るほど酷くなってどうなるんだろうと焦って来て標高950m、ひょっこり山道に出た。地図では道がないので、これは助かったと思った。しかし、この道も一筋縄では行かず、そうとうに薮薮している。昔の登山道で廃道化しているか、林業用の山道で現在整備されていないか、そういう道なのだろう。それでも半分位はすいすい進めるようになったので、助けられたことには違いない。概ね当初予定の尾根通しで、国道まで下りて来ることが出来た。
料理、知性、走力、自転車、山スキル、気力そしてスキーとすべて私がかなわないスーパーマンのNishidenさんにお願いして、白木と小白木の周回に同行させて頂いた。ルーファイもばっちり、そして要所で発揮されるボディバランスの良さ、10時間一緒にいて、とても勉強になった。また、本日のコースについては、白木から小白木の稜線の素晴らしさに圧倒された。まさしく山スキーにぴったりである。願わくばもう少し雪があると薮も隠れ、最後下部でも滑りやすかっただろう。景色の素晴らしさと、苦手な薮滑走というコントラスト。私にとっては試練と憧れの連続の一日であった。
コメント
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Nishidenさん、Chikauさん。こんばんわです。
ワタシもこの日、7時前に大長谷温泉に到着し、2台のホンダを見つけたんですが、お二人のクルマとはつゆ知らず、そこで準備をし田頭の沢沿いを登り上げてました。
お二人にはいつかお会いしたいと思っていたところに何たる偶然!!
とはいえこれでお二人のクルマはロックオンできましたので、次の機会にはフルブーストで追いかけます。(笑)
hellbentさん、こんばんは。いつかご一緒しましょう。とはいえ私はBCビギナーですが・・・これからもよろしくお願いします。Chikau,
山に行く楽しみが増えました。
それにしても、白木峰から子白木峰の稜線はそそられますねぇ。
フキノトウ大好きな私としては手がでそうでしたが、じっと我慢の子でした。天気の良い日を選んで白木〜小白木の稜線歩きを是非!
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