武奈ヶ岳 荒天から好天で輝く絶景の雪のコヤマノ岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,139m
- 下り
- 1,127m
コースタイム
- 山行
- 6:24
- 休憩
- 0:26
- 合計
- 6:50
パノラマコース分岐から八雲ヶ原へ降りようとしましたが、2度道がわからなくなり、2度登り返してコヤマノ岳へ戻り、下山しました。
天候 | 雪のち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な箇所は見受けられませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
長袖インナー
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
予備手袋
防寒着
雨具
ゲイター
ネックウォーマー
毛帽子
靴
ザック
アイゼン
昼ご飯
行動食
飲料
コンパス
計画書
ヘッドランプ
筆記用具
ガイド地図(ブック)
保険証
携帯
時計
タオル
|
---|
感想
またまた武奈ヶ岳へ。
坊村から西南稜へ登る予定でしたが、京都を出発して大原あたりまで行くと、めちゃ雪が降ってました!
途中から花折れ方面はノーマルタイヤでは無理と判断し、琵琶湖方面へ回ってみました。
どうしようか迷いましたが、湖西道路へ向かうと雪が少なく、イン谷口へ。
イン谷口へ着くと、雪がどっさり。
ノーマルタイヤの自分は駐車場所に困りましたが、何とかOK。
隣に大阪ナンバーの方が来られ、何となくご一緒にスタート切り、先行して頂く感じで登り始めました。
朝は大山口手前から、既に雪がいっぱい積もっておりテンション上がります♪
本日は正面谷から登るのですが、何と初青ガレ。
武奈ヶ岳には何度も登ってますが、あえて通ったことがありませんでした。
まずは雪のタップリ積もった沢沿いを歩きます。
少し吹雪く中振り返ると、真っ白に煙る景色の向こうにうっすらと琵琶湖が光っており、幻想的でなかなか綺麗でした。
間もなくすると「かくれ滝」の近くへ。
立ち止まって考えておられた先行者の方にご一緒させて頂き、かくれ滝へ向かいました。
雪の中、少し隠れる様に落ちる小さな滝をしっかり堪能。
そして時折急斜面の雪道をグイグイ登って歩いていきました。
しばらくすると青ガレに到着です。
青ガレはほぼ雪に埋もれています。
雪と岩で滑らないよう、慎重に登っていきました。
やや急斜ではありますが、この道はほぼ真直ぐで距離がないため、思ってたよりは楽な印象でしたよ。
最後の短い急斜を上がると金糞峠に到着。
時々青空が見えますが、正面谷の道中、ほとんどは雪が降ってました。
そして金糞峠に到着すると狙ったように猛吹雪!
顔冷た!
ブルーになるわ・・・
少し奥側に下りて雪を避けました。
先行者の方はワカンを装着し、コヤマノ岳に向かうとのこと。
自分は八雲ヶ原、北比良を目指し、スキー場跡から武奈ヶ岳に登ろうか、と考え、八雲ヶ原方面に進みかけましたが、トレースを踏んでもかなり踏み抜いてしまう・・・
吹雪とこの雪で気持ちが一瞬折れそうになりましたが、引き返して自分もコヤマノ岳に向かうことに。
先行者の方に失礼して、今度はお先に登らせて頂きました。
コヤマノ岳に向かう登りですが、最近身体が訛ってるのか、それとも雪で体力を奪われているのか、めちゃ疲れます。
坂の途中、段々立ち止まる回数が増えてきた。
ちくしょう、意外にキツイな(笑)
しかしかなり登ったあたり、空が開けてきた。
曇ったり晴れたりの連続ですが、山頂近くに来ると、山の様子は一変してきました。
樹氷と青空。
今度は景色が良すぎて立ち止まる回数が増えてきました。
山頂辺りまで進むと、琵琶湖がきれいに見えた!
めっちゃ絶景です!!!
旧比良スキー場跡と次郎坊山(?)も、あまりにも美しく絶景です!
凍えそうな寒い中、思わず見入ってしまいました♪
夏には何度もこの辺りを通り抜けましたが、こんなにじっくり見たことなかったのですが、コヤマノ岳がこんなに素敵だったとは!
絶景を堪能した後、青空が続いているうちに武奈ヶ岳へ向かうことに。
少し下りながら歩くと、正面に武奈ヶ岳がドンと構えてます。
西南稜から山頂へ、たくさんの雪で真っ白です。
綺麗で眩しい!
山頂が見えますが、誰一人いません。
よっしゃ今のうちやな(何でやろ)
ワカンのおじさんに先行してもらって、最後の急坂を登ります。
クソ!
こちらは時々足は雪へ膝まで突き刺さるのに、ワカンはやっぱり有利やな。
やっぱり必需品やね。こういう場面では。
ところでここ、どの道から登ってるん?
確か夏はV字の急斜面のガレた道あったよね?
よく見ると、その夏道の上を、積もった雪の上を山頂手前に向かって登ってました。
凄いね、さすが雪山。
立ち止まり振り返ると、雪をまとったコヤマノ岳と蓬莱山。
いやぁ、いいですね。比良最高です!
やや遅れて山頂手前に到着すると、おじさんが待っててくれました。
何と、
「山頂までトレースないし、写真撮っておいたら?」
嬉しい心遣い♪
ありがとう〜〜〜!
自分とおじさん2人だけの山頂。
西南稜も足跡なし。
誰もいない。
そして凄まじい風。
山頂の横あたりには、雪庇が出来てる。
今日の武奈ヶ岳、何だか凄い・・・
あまりにも寒く激しく厳しい冬の武奈ヶ岳山頂。
長居は難しい。
しかしあまりにも美しい。
西南稜も歩きたいが、今日は時間、体力ともに無理。
葛藤の中、10分程の滞在後、コヤマノ岳に再度向い下山。
今までに見たことのない武奈ヶ岳に感激でした。
コヤマノ分岐まで下りたところで、旧スキー場跡から八雲ヶ原、北比良峠に抜けようと思いました。
夏場は絶対に道に迷わないこの選択なんですが、雪は怖い。
トレースを見つけて辿りましたが、違う。
登り返して違うトレースも追いかけましたが、また違う。
目的地はほぼ眼下に見えてるのに道がわからん。
何度も通ってる道なのに!
約30分〜40分ロスしましたが、下山時刻考えると、もうタイムリミット。
諦めてコヤマノ岳から来た道を下山することにしました。
雪の積もった急斜の登山道、下りは早い早い(笑)
雪に埋もれながら、滑り落ちるように下りました。
気持ちいいね!
あっという間にヨキトウゲの沢との分岐に到着です。
金糞峠まで行くと、行きと同じく猛吹雪・・・
もう勘弁して下さい、って感じですが、もう下りるだけ。
吹雪の中、青ガレを再び下山。
青ガレの最後の方で晴れてきた。
琵琶湖がクッキリ見えてきました♪
何か、最後の最後に試練と報酬の両方を頂戴した気分ですね(笑)
青ガレを後にして雪の積もった沢沿いを大山口に向けて歩くと、あっという間に到着。
やっぱりこのルート劇的に早いですね。
なるほど、皆さんがこのルートをよく利用される理由がよくわかりました。
青ガレより下の谷の雪、行きと比べて湿っぽくなってます。
朝の積もりたてと比べて暖かくなったしかな?
イン谷口まで下りてくると・・・
あれ?
こちらは駐車スペースのアスファルト部分の雪は消えてました。
朝は車停めるのに苦労したのに(笑)
今日は朝からの思わぬ大雪で予定は狂いましたが、そのおかげで大変素敵な雪山登山が出来ました♪
今日の雪のコヤマノ岳〜武奈ヶ岳は、今までにない最高の登山でした。
雪の中登るのは大変疲れましたが、やっぱり面白い。
今日も無事安全に山行を終えられ、感謝です。
お付き合い頂いた皆様、ありがとうございました!
雪山ハイクお疲れさまでした。
雪、結構積もったんですね!
最後の稜線に上がる箇所も冬道がついてたようで
ちょっと驚きです
コヤマノ分岐からパノラマコースに降りる
最初の箇所大変でしたね。
少し広く開けているので迷いそうですよね。
自分は少し左寄りになるので釈迦岳めがけて歩きます。
でもガスガスだとそれも見えないですけどね
でも、久しぶりに積もった武奈ヶ岳を楽しまれたようで
お疲れさまでした。
tamu-chanさん
こんばんは。
いつもありがとうございます。
昨日は朝から驚きの降雪でしたよ♪
コース全体、雪多かったので大満足の山行でしたよ!
パノラマコースに出られなかったのが心残りですが、
また積雪のある時に歩いてみたいです♪
こちらこそ、また楽しいレコ楽しみに待ってますね!
コヤマノ岳周辺のトレースは私でした。コヤマノ岳の登り返しを避けるためカットしていました。ややこしいのを付けてすいませんでした。
朝4時過ぎにイン谷口を出発して頂上までオールラッセルでした。でも、トレースをそのまま追われなくて良かったです。私は楽しかったですが、沢に滑り込んで迷われる可能性もあり…ツボ足で行動されていらっしゃるようでしたので身動きが取れなくなったかも…です。
これからもお互いに気を付けていきましょう!
shige227kyさん、
こんばんは!
ありがとうございます♪
そうだったんですね。
でも大丈夫でしたよ。
景色だけは見慣れてましたので、すぐに気が付き引き返しました(笑)
ツボ足山行で疲れました。
やはり最低ワカンは必須ですね (^^♪
昨日は本当にいい経験出来ました♪
ありがとうございます♪
冬の武奈ヶ岳は行ってないのですが、青ガレがそんなに埋まるくらい積もるんですね
今回も1日遅かったらドピーカンだったのに・・・笑
いや〜・・・もってますねっ!!笑
晴れてると雪道ってルンルン気分なのに、くら〜くなるとグレーな気持ちになりますね
これくらい積もってる武奈も行ってみたくなりました
busanさん、
いらっしゃいませ♪
ほんと、そうなんですよね、
1日違えば晴天でした(笑)
でも朝から吹雪の中、正に雪積もりたての登山でした。
これはこれで
少しマンネリし始めてた比良登山でしたが、
大雪のおかげで、またまた武奈ヶ岳を見直しました♪
また積もったら向かって下さ〜い!
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