記録ID: 813672
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アルパインクライミング
札幌近郊
小樽赤岩〜スカイリッジ
2016年02月11日(木) [日帰り]
体力度
1
日帰りが可能
- GPS
- 06:19
- 距離
- 3.6km
- 登り
- 466m
- 下り
- 420m
コースタイム
天候 | くもりのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
タクシー
|
コース状況/ 危険箇所等 |
冬季は駐車場へ行けないため、バスやタクシーなどを利用して行くしかないようです。アプローチは遊歩道を降りてから海岸沿いを歩きます。朝4時ころ満潮で潮位が+20でしたが、7時ころには全く問題なく通過できました。前日は大雪でしたが海岸沿いのためか斜面には雪がついていませんでした。積雪が深い時は雪崩などに注意をした方がよいかもしれません。 スカイリッジは本によっては3Pとの表記がありますが、我々は4Pで切りました。 1P:取りつきに巨岩があるのため、ハーケンなどを打ってビレイも可能。黄色いぼろぼろの斜面を登るのが正規かと思いますが、少し左からトラバース気味にリッジに乗り上げました。それでもボロく、ブレードのハーケン、カムなどは決まりません。個人的にはイボイノシシハーケンと、岩角にスリングをかけるのが最も効率的な中間の取り方だと思いました。 2P:細いリッジと多少の岩登りのミックスです。ルート全体で言えるのですが、細いところは20cmくらいの幅で、馬乗りになって進んでいくような方法を取りました。雪がもっと溶けていれば、また別の方法となるかもしれません。 3P:リッジがメインですが、ここから岩の硬さが増して安定したように記憶してます。1か所リッジへのクライムダウンがあります。さらにこの日は雪庇が発達しており、クライムダウンの降り口にも張り出している始末。念を入れ、雪庇をアックスで崩しながら馬乗ですすみました。終了点には立派な立木があります。 4P:一気に細さは緩み、雪稜歩きとなります。中間も木がたくさん生えているので豊富に取れます。50メートルザイルだと少しぎりぎりだったので、少し手前のクロマツで終了点とし、そのあとはスタンディングアックスでマンモス岩の基部まで抜けました。 帰りはマンモス岩の基部沿いに赤黄のガレに抜けて、バックステップを織り交ぜながら降りていきました。上部の遊歩道にそのまま突き上げてもよさそうでした。 |
写真
装備
備考 | ピッチ全体を通してこのルートは高度感はなく、落ちてもその場で墜落というよりはルンゼに落ちてすべっていきそうな雰囲気です。 中間支点の残地は全くないと考えてよいと思います。ハーケンも打っても岩がはがれるほど脆いですが、そのかわり岩角にスリングをかけられるところやカムが挟まるところは都度ありました。また、イボ猪ハーケンは意外と決まるので持って行って良かったです。 |
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冬の登攀のバックに海が広がっている。
さすが北海道ですね。
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