阿弥陀岳・北西稜
- GPS
- --:--
- 距離
- 9.7km
- 登り
- 1,117m
- 下り
- 1,103m
コースタイム
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2012年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
ブログより転載
福島から後輩の堀○大先輩がやってきて、八ヶ岳に行ってきました。
最初土日で赤岳西壁、阿弥陀北西稜に登ろうと言ってたのですが、残念ながら土曜は低気圧が来ていてあいにくの雨、なので日曜の日帰りとしました。
土曜日には美濃戸口まで偵察に行き、車が問題なく入れる事を確認。
6時過ぎには福島から大先輩到着、ラーメンを食べ、みのわ温泉に行き明日に備える。
実に12年振りのロープを結ぶ登山。本格的?なのは天山山脈以来です。
ちょっと不安に思いながらも、案外簡単だと言う堀江大先輩の言葉に少し安心しつつ寝る。
3時起床。
朝ご飯を食べて、4時半頃出発。
諏訪のステパに私の車を置こうとした所駐車場は鎖でしまっていて入れませんでした。
仕方なく樅の湯まで行き、そこに車を置いて後は堀○先輩のフォレスターで山登り。
美濃戸口から雪はあるものの難所も無く無事駐車場へ。
5時半頃到着。ゆっくり準備をして5時45分出発。
まだ暗く、ヘッドランプの灯りで進みます。
雪は少なく夏と変わりない感じ。
昨日はこの辺りも雨だったようです。
それでも進むごとに雪は増えて行きます。
だんだん明るくなり、大同心が見える頃にそろそろ北西稜の入り口になります。
が、どこが入り口かわからない。
ちょっと進んだ所に踏み跡があり、ここだろうという事で林の中に入り込みました。7時50分頃。
踏み跡があって助かりマッス。
ラッセルしていたら体力の消耗も、時間のロスも半端でなかった。
最初の人に感謝です。
1時間くらい木々の間を登った所で露岩が見えそこでハーネス、アイゼンなど登攀の支度をする。
気温はそれほどでないのですが、低気圧が過ぎた所だったので風が強く冷たかった。
8:50〜9:00ころ
暫く急なブッシュ帯。雪がさらさらぐさぐさで登りにくかったです。
体力がない私は大先輩からどんどん遅れてしまいます。
登るにつれ、上部岩壁が大きくなってきます。
あそこを登るのか〜〜〜
前が開けると北西稜核心部の全容が見えます。
中間部に先行パーティーが見えます。
堀○大先輩はノーザイルでどんどん行ってしまうので仕方なく私も続きました。
きっと簡単なんでしょうが、初心者同然の私はいっぱいいっぱいです。
9時50分ころ上部岩壁の基部につくと先行パーティーが結構難儀して登っていて、私たちはゆっくりザイルを出して準備を進めました。が、メチャクチャ風が冷たく早く行動したいのになかなか進むことが出来ずじれったい。
大先輩が進み始めたが、前のパーティーがいっこうに進まず私は強風にさらされながらずーっとビレイ。
30分くらい待っていたでしょうか??
ようやく進み始め、私もそれに続きます。
が、厳しい!!!
3〜4級クラスの岩登りらしいのですが、いや〜〜〜怖かった!!
ナントか先輩のいるビレー点につくと、そこからちょっとだけ私がリードしてテラスまで登る事に。
えっつ、確かに傾斜はなさそうなんですが、恐ろしい!!
リッジ上に出ると高度感抜群で、かっこわるいが馬乗りになりながら進んで行きました。
なんとかビレー点について堀○大先輩を迎え入れる。
その上の垂壁がルートの核心部。
前のパーティーが登り終えるのをまってから大先輩が登り始めます。
なかなか厳しそう。
結構時間をかけて、それでも確実に登って行く!!
おいらは大丈夫だろうか??
そしておいらが続く。
最初から厳しい!!
ガッツリA0多用し、ちょっとずつ進みます。
いっぱいいっぱいを通り越し、何がなんだか!!
で、クラックにアイゼンが引っかかり右足のアイゼンが外れる大失態!!
取り付けたくてもそんな余裕がある場所ではなく、とにかく登る事に。
ようやく抜け出る所。もう死にそうな顔でしょ。
ビレイ点についてからアイゼン取り付けこれで安心。
もう難しい所はないはず、でもまだまだ安心は出来ません。
横岳西壁がすごく綺麗に見えています。
眺めを楽しむ余裕なかった!
そして13時10分ころ頂上稜線に到着!!
頂上には13時30分頃到着。
いつの間にか風もおさまっているし、ものすごい眺め!!!
富士山〜八ヶ岳〜南アルプス〜御嶽〜北アルプス 360度素晴らしい眺めです。
赤岳を」バックに堀○大先輩
北アルプスが全部見えるぜ!!
富士山バックのはやぶさ半
権現岳 うわ、結構険しい山なんだ!!
頂上では北稜を登ってきた団体さんと仲良く話をしたり、写真を撮りあったり。
で、堀○大先輩のお知り合いもいて、世の中狭いもんだね〜〜〜って話をして。
団体のリーダー格の人が
”こんな素晴らしい景色が見られるのだから、山登りしていて冬山に来ないのはホントにもったいないね!!”
って言ってたのはとっても印象的でした。
堀○先輩と記念撮影。
14時10分頃下り始め。
阿弥陀岳の下りは一般道なのですが結構急でなかなか危ない感じ!
天候が悪かったり、踏み跡がなかったりすると危険だね。
それにしても赤岳は格好いいね!
後はどんどんどんどん下り、約1時間で行者小屋。
途中で見える北西稜。左のスカイライン。
道は沢山の登山者が通った事で夏道よりフラットで歩きやすい状況。
がんがん下り16:45分に駐車場に到着。
長い一日でした。
私は車を置いた樅の湯で入浴。
5時以降は200円引きの300円という事で5分くらい待って入浴してきました。
堀○先輩は風呂には入らずそのまま福島に向かいました。
お疲れさまでした。
世の中には、上の上がいますよね。
私などもスキーにしろ山にしろ何十年もやっていても本当に素人だと思います。
きちっと教習なり訓練をしないとダメですよね。
(何しろ練習嫌いなので何事も上達しません)
これからでは無理なのでお茶を濁した遊び方をするしかないですね。
bumpkinさま
そりゃそうですよ。
私のレベルなんて、中の中くらいでしょう。
歳を考えると中の上くらい??
bumpkinさんは歳を考慮して上の中くらいと思いますが!
彼はアンデスやヨセミテに行ってますし、アドベンチャーレースでは百名山一筆書きの田中さんともチームを組んだことがある強者です。
それに、過去に知床の流氷でキャンプし、夜のうちに流されて全国ニュースにも出た強者です。バカですよね!
それでも、ハセツネとかのトレランレースに出ても上位になる事はありません。
人間に限界がないのですね。
個人個人も自分で限界を作ってるだけなんでしょう。
私はマイペースでこの感じで続けて行こうかと思っています。
もちろん目標はbumpkinさんですからね!
まだまだガンバってください!!
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