関大塚山〜関豊金毘羅山〜豊岡愛宕山〜木之根峠〜宇藤木山ノ神〜安房高山


- GPS
- 07:41
- 距離
- 33.1km
- 登り
- 1,520m
- 下り
- 1,524m
コースタイム
天候 | はれ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
復路:長狭学園正門前〜バス 保田中央(\660)徒歩 保田駅 |
コース状況/ 危険箇所等 |
※今回歩いたルートは概して道荒れているところが多かったです。 ※また前日の雨の影響も多分にあるかと思いますがぬかるみ個所多数、さらに巻道部分や急登個所は非常に滑りやすく神経を使いました。 ※関大塚山 姥石から大塚山への登りのルートはまずまず問題ありませんでした。房総の山道で良く遭遇する巻道も同様なのですが、一か所巻道が倒木で通行困難な個所があり、尾根道を行くのですが、その尾根道が非常にやせており、注意が必要でした。また頂上直下は、ほぼ直登なのですが、昨日の雨でとても滑りやすく難儀しました。 下山は犬岩方面へ降りました。姥石方面との分岐は道標などありませんので注意が必要です。途中テープもところどころにあります。ただし最後の湊川に降りる手前で岩を巻く必要がありますが、どうやら私は直進してしまったようで、気が付いたら岩頭に出てました。途中テープが無くなったのでおかしいとは思っていましたが、どこかで左右どちらかへ降りる道があったはずだと今は思っています。私は進行方向左側へ降りられそうなところまで戻り、強引に降りましたが、前日の雨で増水しており道は川状態になっておりましたし、高さもほどほどあったので全くお勧めしません。また、なんとか湊川まででたものの増水しており、川岸を歩くにも濡れるの覚悟でないと進めない状況でした。結論から申し上げると少しでも増水要因があるときは、犬岩側は使用しない方が賢明だと思いました。渇水時に訪れたことが無いので比較できませんが、対岸に渡れるとは思えず、なんとか堰谷切通しまでトラバースで辿りつき陸路につなげることが出来ました。 ※毘沙門山、関豊金毘羅山 登山道の入り口は、入り口の横の家の方がイノシシの被害が大きいということで柵を閉ざしており、その方の家の庭を通るよう促されました。 ※豊岡愛宕山 笹尾根に出る手前で大きな崩落帯があります。通行は可能でした。下の農家の方に「もしかしたら崩落していて通れないかもしれないよ」と言われましたがここを仰っていたものと思います。笹尾根に出てからは比較的わかりやすかったです。私は最後直登を選択しましたが、これは止めておいた方が良いかと思います。最後の最後で行き場に窮しました。なんとか切り抜けましたが、イバラもあり、腕は擦り傷だらけになりました。 ※茶屋の台 上郷公会堂から入りましたが、はじめのうちは何とか通れた竹林帯ですが、下は湿地で足をとられ、竹矢来のようになった個所に出くわしてあっさり諦め、車道経由で木之根峠に出ました。 ※大山林道から大作への下山道 荒れていました。倒木多数で通行可でしたが、フィールドアスレチック感覚で臨む必要があります。 |
写真
感想
今日も房総を訪れました。今日もいろいろあり、おなか一杯の状況だったのですが、目論見通りの山行とはならなかったものの今は充実感を覚えています。
関大塚山では、下山後の犬岩見物を楽しみにしておりましたが、川の増水(というよりも普段の様子を見たことがないので正確に言えば実際に「増水」状態であったかは何とも言えないところではあります)に右往左往し、ここで予想以上の時間を費やしました。当初の予定では安房高山から東へ進み長野田〜長野田番所跡、小町峰峠〜香木原峠など訪れて主基駅へ降りることを考えておりましたが、この時点で無理だなと短縮を決めました。
また、茶場の台も行けず、一旦上郷公会堂に戻り、車道から迂回して木之根峠に至ることになったため、ここで郡界尾根も「あっさり」あきらめました。「あっさり」というのは、仮に順調に行っても当初から「ここを通過していると時間的に厳しいかもしれないな、入り口もわからないかもしれないし」と思っていたからで、半分予定通りではありました。しかし入り口はすぐにわかりましたので、いつかチャレンジしたいと思います。自分勝手にここが房総の核心ルートであると位置付けております(あくまでも自分勝手です)。
大山林道を通っているとここで生活を営まれていらっしゃる方々の家屋や田畑が点在しており、正直少々驚きました。通過しようとすると声を掛けていただける方もおり、心配いただいているようで恐縮いたしました。
三又を右折すると正面に宇藤木山ノ神(大山)が予想以上の迫力で迫って来ました。広場からの登り口もあるようなのですが、一見して見つからなかったので当初の予定通り南から取り付くことにしました。ここも自分勝手に房総最奥のピークと位置付けていたので、ある意味頂に立てて感無量でした。
あとは昨年通り過ぎてしまった安房高山を目指します。慎重に進んでみれば、林道沿いには明瞭な登山口となっており、道標さらには馬頭観音像まであり、昨年見落としたのが不思議なくらいです。きっと下山後のアルコールのことで頭がいっぱいだったのでしょう。
ここからは、15:40の東京湾フェリー埠頭行きのバスに間にあいそうなので、必死に大作経由で下山しました。幸いアルコールを購入する時間もしっかり確保することができました。
今日もトレランシューズで臨みました。結果的に今日のルートは水に悪戦苦闘するルートでしたが、私の購入したトレランシューズは水にはめっぽう弱いことも今回でわかりました。幸いしたのは今日気温が高かったことで、靴はもちろん、靴下も濡れたままで歩き通しましたが、なんとかなりました。トレランシューズは水には弱いものの水はけは良いようで、足の中が蒸れてまめができることもなく歩き通すことが出来ました。
いろいろな意味で勉強になった一日でした。
本日の温泉:なし
本日出合った人:
※上郷公会堂付近:2名
※愛宕山から岩井原への下山道入り口の東屋:1名
ハイカーと思しき方々は上記のみでした。
その他、大山林道では、オフライダー4名、ジムニー1台
地元の方々とは数名の方と言葉を交わし、アドバイスもいただけました。
GPS記録から
※時刻 経過時間 7:41:33 / 移動時間 6:40:44 / 停止時間 1:00:49
※スピード 平均 4.3km/h / 移動平均 5.0km/h
※標高 上り 1914m / 下り 1891m
コメント
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最近は房総方面を精力的に攻められていますね。
私も伊予ヶ岳とか富山は歩きたいと思っているのですが、神奈川県からだとアプローチが長いのがネックになっています。
電車だと都内を抜けて、それなりの時間がかかるし、車でもアクアラインかフェリーで、やっぱり時間がかかります。
房総の山は標高が低いから寒いうちに行きたいけど、どうしたものか、という感じです。
guchi999さん こんばんは
コメントありがとうございました。
>最近は房総方面を精力的に攻められていますね。
はい。寒さと雪には滅法弱いので、当初この時期、房総に救いを求めておりました。しかしながら訪れてみるとそこの土地・山ならではの魅力はあるので今は楽しみつつありがたいと思っております。それから私の場合「攻める」というのは当てはまらず、常に進退を繰り返しているような状況であります。
>神奈川県からだとアプローチが長いのがネックになっています。
>電車だと都内を抜けて、それなりの時間がかかるし、車でもアクアラインかフェリーで、
>やっぱり時間がかかります。
仰る通りです。アプローチは正直長いです。最近は慣れました。東京発5:21の君津行に乗車するのが常になっており違和感はなくなりました(笑)。ただし、帰りも当然長いわけで温泉を我慢しなければならないのは正直不満なのですが、今の時期、さほど汗をかかないで済むのでなんとか持っているような次第です。本当は、房総は魅力的な温泉が多いので両立できれば良いのですがなかなか難しいところです。
自分の中では、山の標高や山容はともかく、何か西上州と近似しているところも感じております。誤解されるところもあるかと推察しますのであえて詳細は書きません。しかし一つ言えるだろうことは、車で訪れればかなり効率的に回れるというところは共通点かと思います。それだけ道路・林道が巡らされているともいえるのかもしれません。私は今のところ公共交通機関で赴いておりますが、それが決して嫌いではないということも両山域ともしばしば訪れていることにつながっているかと考えております。以前にも書きましたが、西上州においても新町駅から約2時間で上野村に行く・行ける、そのバスが存在するだけでとても素晴らしいことだと思っております。
今年の房総行は、とりあえず今週末の2月末で一区切りとしようと今は考えております。
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