【愛媛】瓶ヶ森【西之川ルート】
- GPS
- --:--
- 距離
- 11.3km
- 登り
- 1,424m
- 下り
- 1,416m
コースタイム
- 山行
- 6:27
- 休憩
- 1:12
- 合計
- 7:39
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年02月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
金曜の深夜24時40分くらいに家を出発。 近くのハローズで買い物をしてから山に向かう。 最初から目的地までたどり着ける予定もないので、明日の朝ごはんを西条の「なか卯」で食べることを前提に、高速のパーキングエリアで仮眠になるかな。
できれば、西条直前のパーキングエリアまで行きたいが…… 高速に乗って西条を目指す。 が、豊浜SAに着いた時はもう眠くてやばかった…… 豊浜SAでトイレに行って、無料のお茶を飲みまくって目を覚ます。 寝るには豊浜は早過ぎる……
そのまま、上分PAを通過し、西条直前の入野PAまでやってきた。 ここで朝まで寝よう。 仮眠中のトラックが大量に止まっていた。
朝7時半に目覚ましをかけて、エンジンを切って、ダウンジャケットを来て、毛布をかけて就寝。
寒くて何度も目が覚め、朝のアラームに起こされる。 眠かったが寒くて起きるしかなかった。
よく考えたらなか卯に行く時間もなさそうなので、コンビニでパンとおにぎりを買って、登山口に向かう。
石鎚山ロープウェイの駐車場を通過して、西之川へ。 そのまま直進して、林道へと入っていく。
今までは林道に入る直前にある空き地に止めていたのだけど、去年くらいから閉鎖されてしまって、止めることができなくなってしまった。 林道は悪路なので、あまり走りたくないのだけど…… しばらく走ると赤谷がある。 緑の森の中に茶色の岩がゴロゴロしている。 周りが緑なので、茶色じゃなく赤くみえるほど、色鮮やか。 そのすぐ先に、路肩が広くなっている場所があるので、そこに駐車して登山の準備をする。 今日は冬山フル装備で挑む。 てっきり雪はほとんど無いと思っていたのだけど、道中見えた石鎚山が思っていたよりも白かったので、上の方は雪がある模様。
登山の準備をして出発。 まずは名古瀬登山口まで。 いつも止めていた広場からだと歩いて40分くらいかかるのだけど、ここからだったらもう近い。
すぐに登山口まで到着。 さて、瓶ヶ森に登って行こう。 登山口から急な道を登って、しばらく歩くとまた林道に合流。 林道を歩いて、また登山道へ。 ここからはずっと山道となる。
まだ雪は無いので、普通に歩いて行く。 だんだんと雪が出てきた。 十郎アレに新しい太いロープが設置されていた。 そして、そのロープを使わないと登れないほど斜面は崩落していた。 さて、ここから常住まで、グネグネと高度を上げていく。 一気に汗が噴き出してくる。 今日は暑い……
常住に到着し、少し休憩をする。 雪も出てきたし、ここでスパッツをつける。 アイゼンはいらないかな。
スパッツを装着して、次は鳥越までの道を歩いて行く。 途中で涸れ沢を登って行く道に変わる。 何度も歩いて見慣れた景色だ。
そしてすぐに鳥越まで到着。 ここまでは問題ない。 問題はここからだ。
ここから瓶壺までの区間、夏場のコースタイムが1時間となっている。 が、高低差は450mほどあり、谷の右側を歩く前半と、谷の左側を歩く後半で、内容ががらりと変わる。 谷の右側は比較的緩やかな上りがグネグネと続いていく。 谷を渡ると、今度は一直線に登る、ものすごい急な道へと変わる。 2年前の冬場に登っているが、この区間はかなり苦労した。
今回は雪はそれほどでもないから、なんとかなるか。 まずは右側の区間、雪で少し滑りながら登って行く。 途中にあった大木またぎがなくなっていたり、少し道が整備されているような感じだった。 そして谷の左側へ。 一直線に登って行く。 ところどころ立ち止まって休みながら。
鉄のはしごを通過して少し進むと、新しい木の階段が設置されていた。 それを使ってどんどんと登って行くと、また新しいロープが設置されていた。 誰かが整備してくれているのだな、ありがたい。 そして、思っていたよりは苦労せず、瓶壺まで到着。 水は想像していたよりは冷たくなかった。
さぁ、これから男山経由で瓶ヶ森山頂を目指す。 瓶ヶ森駐車場と男山の分岐地点で、足跡がついているのを発見。 足跡はまだ新しいので、今日歩いたのかな? もう下山しているようで、人の姿は見えなかったが、2人くらいで歩いたような足跡だった。
伊予富士方面の素晴らしい景色を見ながら、男山に到着。
そのまま瓶ヶ森を目指す。 上の方は風がけっこう吹いていた。 そして、瓶ヶ森山頂に到着。 ここは休憩するには風が避けられず寒いので、少しおりてから休憩しよう。 瓶ヶ森ヒュッテはボロボロでもう閉鎖されている?? その少し先に木のベンチとテーブルがあったので、そこで休憩することに。 休む場所があるのはありがたい。 雪の上で休むよりしっかりと休めるしな。 さっそくインスタントラーメンを作って、お茶を沸かしておにぎりも食べる。 気温はそれほど低くないはずなのに、全然お湯がわかなかった……
お腹もいっぱいになったし、下山しよう。 あまりゆっくりしている時間もない。
瓶壺を通過し、西之川に向かって下りていく、先ほど登ってきた道へ。 下りはかなり慎重に下りていく。 谷を越えて少し歩いたところで、足元が滑り転倒してしまった。 その際、岩角に脛から倒れて強打、ものすごい痛かった…… 30秒くらい痛みが引くのを我慢していたが、足は動くし骨とかは大丈夫っぽい、危なかった。
ブレスサーモの上に、冬用の分厚い靴下を履いて、ズボン、レインコートを履いているので、前部で4枚重ね。 それが脛を守ってくれたのだろう。 これが夏山の格好だったら本当にやばかったかもしれない。 これほど分厚い装備をしていたにもかかわらず脛は腫れ上がり、皮まで向けていた。
鳥越、常住まで一気に降りる。 常住で休んでいたらいきなり雨がザーッと降ってきた。 雨か??
もうすぐ下山できるのに、ここで雨が降るとは…… 樹林帯の中に入れば雨はある程度はしのげるので、休憩を諦めて帰ることに。 雨はしばらくしたら止んでくれたので助かった。 そして、駐車地点まで下山してきた。
夏は瓶ヶ森林道から山頂まで1時間かからないくらいで登れるので、登山家以外にもファミリーで来ていたり、賑わっている瓶ヶ森は冬になると難易度が一変する。
瓶ヶ森林道は車両は入れないので、下から登らなくてはならない。 西之川、東之川コースとも、歩く人がそれほどいないので、だんだんとコースが荒れてきてしまう。 しかも山頂まで4時間ほどかかるので、決して楽なコースではない。
同じような条件で、徳島の三嶺もどの登山口から登っても3時間程度はかかるので、同じく決して楽な山ではないし、登山口までのアプローチもかなり悪い。 のだが、こちらはかなり人気の山で年中通して人が登っているし、ルートの荒廃も見られない。 三嶺は200名山で瓶ヶ森は300名山なので、人気はその差なのか? それとも僅か1km程度の場所に石鎚山の登山口があるので、そちらに人が流れてしまうのか? 瓶ヶ森は、実力が伴わない頃、夏季に友達と登って散々な目にあった山で、個人的にはかなり思い入れのある山なので、もっと通わないと行けないのと、荒廃しない程度に、もっと人が来てほしいなぁ。
6月の鳥越付近とか、緑がものすごい美しいのでぜひ登ってほしい。
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