記録ID: 826980
全員に公開
積雪期ピークハント/縦走
八ヶ岳・蓼科
八ヶ岳・硫黄岳(日帰り) パウダースノーと青空の雪山へ
2016年03月12日(土) [日帰り]
![情報量の目安: S](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_S2.png)
![都道府県](/modules/yamainfo/images/icon_japan_white.png)
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.8km
- 登り
- 1,333m
- 下り
- 1,329m
コースタイム
日帰り
- 山行
- 8:05
- 休憩
- 1:40
- 合計
- 9:45
1.日帰り登山の場合の参考コースタイム
私は、硫黄岳に登る際は、積雪時でも殆ど日帰りで登ります。通過時間を目安に
していて、それを越えたら、日帰りをあきらめるようにしています。
通過タイム:美濃戸口7:30−美濃戸8:30−赤岩鉱泉10:30−赤岩の頭12:30
遅くともこの時間までに各通過点を出発し、頂上を目指しています。
下山も、16:00頃には美濃戸にいるように心がけています。北沢経由で下山の
場合、南沢と異なり、道迷いの心配はないので、少なくとも、堰堤広場から先
の林道歩きが15時台であるには、遅くとも15:00頃には、赤岳鉱泉を出発、
16:00なら、天候次第ですが、赤岳鉱泉に宿泊も検討します。
(このあたりは、登山計画書と連動します)。
2.硫黄は雪山経験でアイゼン、ピッケルワークを学ぶには良い場所です。正直に
言うと、硫黄岳に天狗だけくらい、もう少し勾配があった方が、ピッケルが
刺さりやすいとは思います。でも、午前中の南八ヶ岳の眺めは、最高です。ガス
がかかりやすく、暴風になりやすい特殊な山ですが、コースタイム上も、赤岳より
安心して登ることができる山です。
私は、硫黄岳に登る際は、積雪時でも殆ど日帰りで登ります。通過時間を目安に
していて、それを越えたら、日帰りをあきらめるようにしています。
通過タイム:美濃戸口7:30−美濃戸8:30−赤岩鉱泉10:30−赤岩の頭12:30
遅くともこの時間までに各通過点を出発し、頂上を目指しています。
下山も、16:00頃には美濃戸にいるように心がけています。北沢経由で下山の
場合、南沢と異なり、道迷いの心配はないので、少なくとも、堰堤広場から先
の林道歩きが15時台であるには、遅くとも15:00頃には、赤岳鉱泉を出発、
16:00なら、天候次第ですが、赤岳鉱泉に宿泊も検討します。
(このあたりは、登山計画書と連動します)。
2.硫黄は雪山経験でアイゼン、ピッケルワークを学ぶには良い場所です。正直に
言うと、硫黄岳に天狗だけくらい、もう少し勾配があった方が、ピッケルが
刺さりやすいとは思います。でも、午前中の南八ヶ岳の眺めは、最高です。ガス
がかかりやすく、暴風になりやすい特殊な山ですが、コースタイム上も、赤岳より
安心して登ることができる山です。
天候 | 早朝:小雪ちらつき→曇り→雲の切れ間(美濃戸口→美濃戸) *前日までの低気圧通過で積雪 美濃戸口〜美濃戸5cm、美濃戸〜 10〜20cm AM:快晴(美濃戸→赤岳鉱泉) 昼:快晴→ガス(赤岳鉱泉→硫黄岳山頂)*赤岩の頭から山頂まで、時々ガス PM:晴れ(赤岩の頭→美濃戸口) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
美濃戸口駐車場前:積雪なし(ズームライン〜美濃戸口 一部凍結部分ありですが チェーン不要。) 500円/1日1台 <参考>美濃戸駐車場(赤岳山荘)の場合:チェーン必要 凍結個所あります。4WDが良い。1000円/1日1台 |
コース状況/ 危険箇所等 |
1.美濃戸口〜硫黄岳往復の日帰りワンポイント 硫黄岳に登る際は、積雪時でも殆ど日帰り登山です。目安ですが天気が、 好転する予測がヤマテン等で発表されて、天気図でも確認できることが 前提です。登山届ポストは、八ヶ岳山荘前、赤岳山荘前の2か所です。 2.美濃戸口〜硫黄岳へのコース状況 1)美濃戸口ー美濃戸 雪のないアイスバーン状から一転積雪5cmへ チェーンスパイクなしで行けるが、履いた方が楽 2)美濃戸ー赤岳鉱泉 新雪パウダースノー10〜20cmの絶好の雪質 チェーンが良い、12爪アイゼンでは重たい 3)赤岳鉱泉ー赤岩の頭 新雪20cm以上で、ストック、ピッケルとも効かず 12爪アイゼンでも下りは、滑りおりるような状況 4)赤岩の頭ー硫黄岳山頂 積雪が数cm、凍結箇所なし、 3.美濃戸口〜硫黄岳山頂への危険箇所 1)滑落・道迷い 美濃戸口から硫黄岳山頂まで、北沢利用では、滑落、道迷い等の想定箇所は ありません。北沢の橋の上の積雪は、滑るので、ノーアイゼンの方は、特に 慎重に渡ってください。(11の橋があります) 2)雪崩・暴風 凍結後の降雪につき、雪崩は発生しやすい状況でしたが、赤岩の頭直下の 雪面は安定していて、表層が崩れそうな兆候は見られなかったです。念のため、 timberlineから先は、左側にトラバースせずに、踏み跡のうち赤岩の頭右下に 直登するルートを選んで登りました。 赤岩の頭から頂上に向かう際、横岳側稜線部の雪庇は落ちていたので、近づ かないよう距離をとって登った方が安心です。今後の大雪等の繰り返しに よっては、グループは赤岩の頭直下、直登のfix ropeを張って、上り下りする 機会が今後の降雨で出てくるかもしれませんが、3月中旬は大丈夫です。 |
その他周辺情報 | ⒈ 下山後の温泉 原村 八ヶ岳温泉もみの湯:大人@500円 ただし17時以降は@300円 (今時、この金額で温泉はすごいですね) 所要5分 八ヶ岳高原アイスクリーム、カスピ海ヨーグルトレーズンパン売っています http://www.vill.hara.nagano.jp/www/info/detail2.jsp?id=3807⒉ 八ヶ岳山荘前のJ&N 新しくできたオーベルジュです。 八ヶ岳プリンが美味です。カラメルが苦く、固めのプリン@500円(税込) http://j-and-n.jp/ |
ファイル |
(更新時刻:2016/03/14 00:54)
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
タイツ
ズボン
靴下
グローブ
アウター手袋
防寒着
雨具
ゲイター
バラクラバ
毛帽子
靴
ザック
ザックカバー
アイゼン
ピッケル
行動食
水筒(保温性)
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ポール
ヘルメット
|
---|---|
備考 | 1.日帰り時の持ち物 できるだけ、荷を軽くするため、行動食・水筒以外の食物、器具は持たずに、 山小屋での食事としました。硫黄岳は、避難用のツエルトが張れる場所がないため、 ツエルトも持ちませんでした。山頂は、ソフトシェルで十分でしたが、天候が急変 するのでバラクラバとアウターの手袋はあった方がよいです。 timberline(森林限界)越えたら、登る前に、ピッケルで雪を切って雪面を調べた方が良いかもしれません。状況によって7舒幣紊rope 30mを持って登るか回避するか 検討が必要な時が来るかもしれません。特に赤岳鉱泉から朝一番で登頂する場合、 踏み跡なく、timberlineまでラッセルの可能性もあるかもしれません。 2.ポールからピッケルへ 登ろうと思えば、山頂までポールでいけます。ただし、赤岩の頭直下の、雪の具合 を確かめるとき、(表層雪崩の可能性があるか、雪面を掘って切る場合)と、赤岩 の頭から山頂までの登攀のとき(滑落防御と耐風姿勢)があるので、timberlineを 越えるあたりで、切り替えたらよいと思います。 |
感想
1.日帰りだと、遅れると南八ヶ岳の展望が利かなくなります。反面、積雪時の翌朝に、赤岩鉱泉を出発するときに頭をよぎる、「今日はラッセル?」は、ほぼありません。硫黄岳もラッセルのTOPはしんどいので、日帰りだとその心配がありません。
特に今回は、雪山初級者のピッケルワーク練習も兼ねての登山で、大好評でした。
2.登山道の状況が細かく分かるように、登山道の写真を多めに撮影し、UPしておきましたので、参考にしてください。
3.降雪量
このところ八ヶ岳には例年より雪が少ないとの書き込みが多かったので、天気図を見ながらこの日を狙いました。典型的な冬型→5月並みの移動性高気圧→低気圧通過→冬型と天候の周期を追って、積雪と天気好転日を予測して山行に当てました。早朝まで粉雪が舞いましたが、なんと登山道はゲレンデに近いパウダースノー。もう少し、勾配がきついと、アイゼンが利かなくなるデメリットの方が大きいのですが、今日は硫黄岳。降雪後のクリスマスツリーのような、森林の中の北沢ハイキングは、快晴の青空に映えて、最高でした。赤岩の頭の直下の雪崩の心配ですが、今日は固く締まっていて、踏み跡も一直線に着く良好なもので崩れないと判断しました。
4.赤岩の頭・硫黄岳山頂からの展望
山頂へはコースタイムより30分程度遅れたため、昼前に到着できず、南八ヶ岳の山々の眺望はきかず、横岳のみでした。時折、確認できる程度のガスが出た天候でしたが、それでも強風よりは良い状況で、硫黄岳も以外にいいなあ〜っと思いました。
お気に入りした人
人
拍手で応援
拍手した人
拍手
訪問者数:805人
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する