奥久慈男体山 ウンを味方に袋田の滝へ
- GPS
- --:--
- 距離
- 15.2km
- 登り
- 1,061m
- 下り
- 1,038m
コースタイム
- 山行
- 6:15
- 休憩
- 1:15
- 合計
- 7:30
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
JR水郡線 袋田駅〜西金駅(現金:210円) |
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
今週は奥久慈男体山〜袋田の滝へ行ってきました!
先週、奥武蔵の大量の花粉に懲りたので心配でしたが…今回はどうでしょう?
まずは、下山口のある袋田駅に車を停めて、JR水郡線で登山口のある西金駅へ向かいます。
電車はだいたい1時間に1本、時間によっては2時間に1本ということもあるので、車を停めるのは袋田駅の方がいいと思います。(下山後の電車の心配をしなくて済むので)
ローカル電車揺られること約10分。
2つ先の西金駅に到着です。
さて、トイレを済ませて、駅前のハイキングマップの看板で今日の行程を確認して、いざ出発!というところで、
「うわー!」
隣で看板を見ていたkenboさんが、いきなり悲鳴をあげました。
何だ、何だ?
驚いて振り向くと、慌てふためきながら足を地面にこすり付けているkenboさんの姿が。
「どうしたの!?」
「犬のウン●踏んだ…」
「…。」
どうやら看板前は散歩中の犬のトイレスポットになっていたらしく、kenboさんはよりによってその中で一番新鮮なウン●を踏んでしまったようです(笑)
泣きそうな顔で、「なんだよー!」と憤っているkenbo改めfunboさん。
「大丈夫。今日はウンがついて良いことあるよ。」と励ましました。
気を取り直して、駅から登山口へ向かいます。
最初は舗装路を1時間以上歩きます。
その後、大円地山荘の横の道から登山道に入り、すぐに一般コースと健脚コースの分岐。
ここはもちろん健脚コースを選択して、一気に標高を上げていきます。
そこまで急な登りではなかったので「これが健脚コース?」と思いましたが、ここで鎖場登場。
最初は鎖を使わずに登れましたが、結構滑りやすい岩だったので、何か所か使いながら登りました。
連続する鎖場のおかげで、ぐんぐん標高を上げていきます。
だらだらと緩い登りよりも、こういう一気に登る感じの道の方が好きですね。
いい感じに汗をかきながら岩場を越えて、ちょっと開けた場所に到着。
一瞬「頂上かな?」と思いましたが、東屋がある休憩ポイントだったようで、何人かの先客が休んでいました。
「頂上はこの上だよ。」と教えていただいて、もうひと登り。
あっという間に男体山山頂へ到着しました。
今日はちょっと曇っていましたが、なかなかの展望です。
鷹取岩方面の道も面白そうだな〜と思いながら写真を撮って、袋田の滝方面へ。
まだまだ先は長いのです!
東屋の所まで戻って、まずは月居山へ向かいます。
道は緩やかなアップダウン。
奥武蔵ほどではありませんが、下った分だけ登る感じの道が続きます。
途中、「袋田の滝まで2時間」の看板がありますが、普通に歩いてこの時間で滝に着くのは無理だと思います。
月居山まで結構遠いな〜と思い始めたころに「第2展望台」に到着。
ここには先客がいたので、すぐ近くの「第1展望台」で昼食にしました。
この後も、楽ではないけれどつらくもないちょうど良いアップダウンが続き、やっと月居山に着きました。
意外と長かった…
でもここまで来れば、袋田の滝はもうすぐ。
月居山から少し下り、観音堂へ着くと滝への分岐道がありました。
袋田の滝へは生瀬滝経由と自然研究路を下る道の2択。
生瀬滝へは苦手な階段の登りが延々と続く道だったので、自然研究路の方がいいなぁ。
そう提案すると、いつもはドMな道を選ぶkenboさんですが、今朝のウン●ショックが抜け切れないのか、あっさりと下りを了承してくれました。
自然研究路を下ると、だんだんと滝の音が大きくなり、土産屋が並ぶ道に出ました。
観光客がたくさんいる中、吊り橋を渡り袋田の滝へ。
下からも滝は見えますが、入場料を払って近くで見てみることにしました。
観瀑台から間近で見る袋田の滝は大迫力!
エレベーターで上から見る滝もなかなか素敵で、紅葉の季節や凍った滝も見てみたいな〜と思いました。
滝を見た後はお土産屋さんを散策して、名物の鮎の塩焼きと奥久慈シャモをいただきました。
今回ちょっと大人しかったfunboさんも、好物の鮎を食べてご満悦のようでした。(良かった、良かった。)
今回のコースは、男体山の鎖場や袋田の滝の観光など、なかなか面白いコースでした。
月居山まではちょっと長いけれど、そこまでアップダウンもきつくないので楽しんで歩くことが出来るコースだと思います。
下山後の温泉もたくさんあって、山登りだけではなく観光も楽しめますし。
あと心配していた花粉ですが、気温が低かったせいかそこまで酷くありませんでした♪
日光の男体山、筑波山の男体山に登ったことがあるので、どなたかのレコで気になっていた奥久慈にある男体山を選択してみました。
JR水郡線の本数が少なく、西金駅に車を停めて下山後に回収にすると、場合によっては寒い中1時間近く電車の到着を待つことになってしまいます(特に、13:55の次は15:42で2時間弱の待ち時間)。そこで、電車の発車時刻に合わせて袋田駅に行き、車を停めて西金駅に移動することにしました。これならば、いつ下山しても大丈夫。
8:14の電車を目指して、自宅を出発しました。これを逃すと9:44まで電車がないので、少し不安に感じながら車を走らせると、道が空いていたこともあり、7:15に袋田駅に到着。運良く1本早い7:27に乗車することができました。
2駅ほど揺られて西金駅に到着し、トイレを済ませて出発します。事前に大子町のHPから地図をダウンロードしておいたものの(地図は駅でも配布されています)、小さくて確認しにくいものであるため、駅前にあった奥久慈大子ハイキングコースの案内板で再確認しようと近寄ると、左足に「グニャ」と柔らかな感覚が……!?
おそるおそる確認すると、足元には今朝産出されたであろう、まだ新鮮な犬のウ○コがっっ!!!
「うわっ!ギャーァァァッ!!!」と叫びながら慌てて近くの土にこすり付けます。それを見たkazuruさんは、「あ〜kenboさん、犬のウ○コ踏んだ〜、汚〜い」と大笑い。よくよく確認すると、案内板の下の土はほじくり返された形跡がいくつもあり、近所の犬が散歩する際のトイレになっているようです。気を付けましょう。
「1本早い電車に乗ることができたのは、ウンが良かったからだ…」と自分を慰めていると、「funboさん、今日はウンが付いて良いことあるかもよ」とkazuruさんが笑いを堪えています。ん?「funbo」だと?「kenbo」と「フン」をかけてきた呼び方は、この日中続くことになるのでした。kazuruさんは絶対にいじめっ子だったに違いない!
道幅の狭い車道を進みます。生活道路なのでしょうか、結構なスピードで地元ナンバーの車が走行しているので注意しましょう。途中で、1650万年前のゾウ類の足跡化石という岩を見学しながら、1時間程度のんびりと歩いて、古文屋敷からスーパー林道に降りて大円地山荘手前に到着。趣のある古民家の大円地山荘が気になりますが、まだ準備中ということもあり、民家の間を進むと一般コースと健脚コースの分岐に到着。とりあえず、左の健脚コースに進みました。
杉林の中を歩きます。先週の奥武蔵の地獄が蘇りますが、あの時よりは寒いことと、植えられている杉の本数が格段に少ないこともあり、そこまで症状は気になりませんでした。
やがて岩場が現れます。岩といっても角礫岩という岩でゴツゴツしておらず、滑りやすい上に足の置き場が無い箇所があったりと、鎖やロープを使えば問題ありませんが、使わないと結構神経を使います。私は使わないで登っていましたが、2回足を滑らせましたし、急傾斜で岩がツルツルであった1箇所だけ鎖を頼りました。まだまだ練習不足のようです。
結構汗をかきながらぐんぐんと標高を稼ぎ、東屋の横に出て岩場は終了。右方面に見える電波塔を目指して登り、登り終えたそこが奥久慈男体山の山頂でした。天気は生憎の曇りでしたが、ガス等は出ていなかったので、それなりに眺望を楽しむことができました。
ゆっくりとしたいところですが、まだ先は長いので山頂を後にします。東屋まで戻り、月居山に向かいます。緩やかに下りながら進むと、白木山との分岐に到着。ここで左に折れてそこそこ下ると、その分登り返す感じのまるで奥武蔵のようなアップダウンが始まります。
途中にある角礫岩や急だと思える箇所には、ほとんどが鎖やロープが設置されているので、特に問題はないと思います。ただ、あまり人気がないルートなのか、落ち葉で道がわからなくなることが何度かあるので、ピンクテープを探しましょう。
道を外してはいないけれど、目立った分岐等はなく、いったい自分が今どこを歩いているのかよくわからずに若干イライラしはじめていると、人影が見えて音楽が聞こえてきました。近寄ると第二展望台で、ようやく居場所がわかりました。
第二展望台は狭く、その方が荷物を広げて食事の準備中だったので、すぐ先にある第一展望台まで進むことにし、第一展望台(鍋転山)で昼食にしました。ここは広くて、東屋とまではいかなくとも屋根付きのベンチがありました(少し錆びていたので利用しませんでしたが)。
昼食後、月居トンネル上のあたりまでダラダラと下り、岩場を超えたりしながら登り返すと月居山に到着。それほど広くない場所ですが、ここにはお城があったそうです。
さて、袋田の滝はもうすぐ。月居山から下り自然研究路に合流し、月居観音堂の横から生瀬の滝経由で進みたかったのですが、また登らなくてはならないため、「自然研究路で行きたい」とkazuruさんが仰ります。今日は「funbo」ゆえに言い返すこともできず、悔しいので鐘を鳴らしておきました。
階段が多い自然研究路を下り、売店が並ぶ滝川沿いに合流して、観光客とは逆流する形で袋田の滝へ。吊り橋は中国人観光客に占領されていて、写真を撮ったり橋を揺らしたり(危険なのでやめてください!)して退いてくれなかったので、半ば無理やり通過。入場料300円(JAF会員で50円引き)を支払って袋田の滝を見学しました。
10数年ぶりに訪れましたが、以前はなかった観瀑台(第2)がありました。2008年に完成したようで、追加料金なしでエレベーターに乗ることができるとのこと。早速乗車して上の階に到着すると、最上段を含めた滝の全景を観賞することができました。「袋田の滝ってこうなっているのですね」とkazuruさんとお話しながら、しばし鑑賞。元モー娘。のゴマキを思い浮かべてしまいました。
滝を後にして、お土産屋を散策。依田屋というお店によって大好物の鮎の塩焼き、シャモのテール(ぼんじり)とつくねを注文。お腹を満たし、のんびりと袋田駅まで歩いてゴールとなりました。
今回はルートの選択上、鷹取岩とかに寄ることができず残念でした。しかし、体力を使う日光の男体山とお手軽な筑波山の男体山と比べれば地味ではあるけれど、奥久慈の男体山はアスレチックのようで楽しかったです。
ところで、私のことを「funbo」と呼んで終始いじめていたkazaruさんは、いつも私の後ろを歩かれます。つまり、私が左足を置いた岩とかを手で掴んでいるということになり…。クックック…(ちびまる子ちゃんの野口さん風に)。
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