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トレイルラン
飯豊山
飯豊山(川入→飯豊→大日)100名山
2010年10月16日(土) [日帰り]
![情報量の目安: B](https://yamareco.org/themes/bootstrap3/img/detail_level_B2.png)
コースタイム
5:20川入キャンプ場→7:20〜30三国岳→9:25〜30飯豊山神社→9:35飯豊山本峰→10:15御西小屋→11:00大日岳→11:45〜55御西小屋→12:50大日岳→13:25御西小屋→14:25〜30飯豊山神社→15:25〜35切合小屋→16:20三国岳→17:00横峰小屋跡→17:35登山口→17:40川入キャンプ場(駐車場)
天候 | 曇り時々雨、夕方に回復 |
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過去天気図(気象庁) | 2010年10月の天気図 |
コース状況/ 危険箇所等 |
天気予報と異なり、稜線上は午後3時頃までは深いガス、強風、時々雨で視界は悪かった。とはいえ何とか目標の大日岳にたどり着き、帰り誰もいない御西小屋で休息し10分ほどうとうとした。その後、とんでもないミスをしてしまう。深いガスの中、飯豊山方面ではなくて、さっききた大日岳方面に引き返してしまったのだ。雨の中フードをして走っていたので、あまり地形を覚えておらずさっきと同じ道を引き返していることに気づかなかったのだ。とはいえ途中でおかしい気がして、コンパスで方角を調べるがどうも西方面に進んでいるようだった。その時点で引き返すべきだったのだが、いくらなんでもそんなミスをするないと思い、もう少し進むとなんと先程きた大日岳の山頂にでてしまったではないか!この長丁場で正味1時間50分もロスしたのは大きい、しかも食料もつきてしまっていた。これから日没までに川入まで戻ることを考えると絶望的な気持ちになったが、とにかく気合をいれて御西方面に引き返す。御西小屋まではかなりのスピードで進んだが、そこからだんだん足が動かなくなってくる。飯豊山神社に戻った時点で2時半、日没まで3時間だ。御前坂を駆け下り、慎重に御秘所を降りて姥権現まで来るまでは良かったが、そこから草履塚の普段なら何ともない登り返しで、ハンガーノック的な症状がでてきた。持ってきた食料が決定的に少なすぎたのだ。必死の思いで草履塚にたどり着き、そこから切合小屋への下りで座りこんでしまった。自己責任が原則のトレランで、救助を求めるのは間違っていることはわかっている。しかしここは自分のミスを認め救助を求めないと命が危ない気がした(寝袋はないので避難小屋に泊まるわけにはいかない、ヘッドライトはあったが、目の前しか見えないヘッドライトでの行動はものすごく時間がかかり、さらにハンガーノックが悪化しかねなかった。)切合小屋に入るが誰もいない。裏のテント場でテントを張っていた単独登山者の方に頼み、パン、チーズ、ハムを分けてもらった。本当に本当にありがたい。これがなければ三国小屋までもたどり着けたか疑問だ。頂いた食料をむさぼるように食べ、15分ほどするとかなり血糖値が正常になってきたのか、足の疲れはあるものの、頭はしっかりしてきた。後は精神力でスピードをあげる。このころから天気は大分回復して、三国岳から振り返ると、今日始めて飯豊の稜線全体が展望できた。剣が峰を慎重に下り、そこから樹林帯に入るとあとは日没との戦いだ。地蔵岳の巻き道にある水場で喉を潤して、必死で樹林帯を駆け下りた。笹平、上十五里、中十五里、下十五里と進むごとに回りは暗くなってくる。しかし、夕暮れの薄明かりでもヘッドライトに勝る。何とか足元が見えるギリギリの時間17時半過ぎに林道に出たときは、何とか生きて帰ってこられたこと心底ほっとした。帰りは飯豊の湯という温泉施設(300円、湯質よし、清潔ですいていて良い施設だった。)で汗を流した。 |
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forshitで山行記録書いてみました。
よろしくお願いします。
実は同い年だったんですね...
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