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沢登り
伊豆・愛鷹
割石沢-呼子岳-大岳 割石沢は詰めたが危険が
2016年03月26日(土) [日帰り]
体力度
4
1泊以上が適当
- GPS
- 09:02
- 距離
- 15.6km
- 登り
- 1,548m
- 下り
- 1,547m
コースタイム
天候 | 曇り/晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年03月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
‖臙〜堰堤:林道歩きです。 堰堤〜位牌沢出合:沢中を歩いたり、左岸や右岸を巻いたりでした。基本的に沢沿いに巻き道が出来ており、靴を濡らさずに歩けますが、巻くと上り下りが大変な所は沢を歩きました。ピンクリボンが目印です。途中、右岸に大きな棚が出てきて飽きません。特に野猿棚は20-30mの3-4段の棚の連続で、凄い景色ですが、下からは全容が見えません。また、大石手前のヒョングリ気味の滝はミニ渓谷の中の滝で、秀逸でした。 0滅彗出合い〜割石峠:支沢が沢山出てくるので、割石沢へのルートの選定が重要です。(自分はetrex-30で確認して見極めます。)ここからは青リボンが導いてくれますが、途中でなくなります。割石峠手前のV字谷にはCS、落石などが行く手をふさぎます。ここからはクライミングになります。ホールドを確認して越えます。落石があるとV字谷なので逃げられませんが、落石に注意を配る余裕は全くありません。グループでの登坂は考えものです。今回、運良く通過できました。 こ篝估宗糎道匈戞登山道です。 ジ道匈戞疎膤戞廃道です。ルートの取り付き口がわかりにくいです。地図にある破線の始まりとおぼしきところから灌木の間を下ると、白テープが出てきて、ルートへと導いてくれます。割石沢を詰め上げて、このルートが見つからないと、遭難ものです。呼子岳からの下りはものすごく、ほぼ崖を降りる感じですが、木やトラロープがあるのでどうにかなりましたが、とても危険です。危険性はあらかじめ知ってたので、6mm/10mの捨てロープを持参したが、使いませんでした。チェーンスパイクがMEGAXとの相性が良く、やはり威力を発揮しました。さらに、途中に脆いリッジやキレットがあります。このキレットも危険です。しばらくすると通行不能になるかも知れないと感じました。 呼子からの下りが終わると、今度はずっと藪こぎです。大岳まで、ほぼ70%くらいが藪こぎです。こんな長い藪は初めての経験でした。藪も踏み跡が薄く、見つけるのに苦労しました。下を見ながら歩かないと、ルートを見失いそうです。藪道を外すと、こんどは低灌木に阻まれ、こっちは枝が固くて、つかまると全く前進できません。藪でのダニに注意を向ける余裕は全くありませんでした。 β膤戞楚楪纏柿顱чは刈られていて歩きやすいです。(ありがとうございます。)でも、呼子〜須津山荘までの経路は、年寄りの疲れた体には結構こたえました。 Э楪纏柿颪念貮して、山神社で柏手を打って、今日の山行の無事下山のお礼をしました。 |
その他周辺情報 | 大棚の大滝が見物です。滝壺まで道が出来ていて降りられます。その上に綺麗なブリッジが架かってますが、上がってみる気力はありませんでした。大棚周辺は携帯はつながりませんでした。 |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
ズボン
グローブ
防寒着
雨具
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
地図(地形図)
コンパス
笛
計画書
ヘッドランプ
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
保険証
携帯
時計
タオル
ストック
カメラ
三脚
ND
チェーンスパイク
6mm/10m捨てロープ
ヘルメット
|
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感想
愛鷹の割石峠を2度ほど通った時、割石沢を詰められないものかと思ってましたが、いくつかレコにあったので、それを参考にして今日、決行しました。
割石沢にはいくつか綺麗な滝があったので写真を撮りながらの遡行でした。遡行と言うより半分は沢沿いの巻き道でした。
割石峠からは鋸岳〜位牌岳〜第一展望台へ降りる経路と、呼子岳〜大岳〜須津へ降りる経路が考えられますが、鋸岳は以前行ったので、今日は呼子経由を選びましたが、降り口が分からず難儀しました。おまけに下降はほぼ崖で、途中にキレットもあり危険でした。
また大岳までの廃路となった経路は70%が藪で、藪こぎ名人になりそうで、藪好きにはたまらないでしょう。(ダニの心配をする余裕はありません。)
往路は4時間、帰路は3時間半を要しました。このルートは私にはかなりハードな山行となりました。
割石峠への最後の詰めでは、落石が一番の心配でしたが、運良く踏破出来ました。峠への最後の詰めはほとんどクライミングでした。
今日は、下山してから、山神社に参ってお礼をしました。
大石のヒョウングリ滝
大棚の滝
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こんにちは。old-diverさん。
呼子岳、ホント凄い角度で崖みたいですね(^_^;)
急峻を写真で伝えようとしても、
なかなか伝わらないのですが、
呼子岳の写真は迫力がありました!
無事下山、お疲れ様でした〜
pikosuke さん、コメントありがとうございます。大岳〜呼子岳は廃道になっており、ほとんど歩く人がいないので、あまり写真もないようで、と言うか写真を撮っている余裕がないと言うのが本音でしょうね。
それと、凄い藪の連続で、こっちの方もこたえます。
このルートはテープやリボンがあるので、初めての者にはありがたいです。
old-diverさんこんばんは
いやぁ凄いコースを行きましたね…私もこのコースは一昨年の5月に逆回りして以来行ってませんから、写真を見てワクワクしてしまいました。
写真34の道標は「割石出会い」です。右に行くと鋸沢を詰め、第1から第3ルンゼを
通って鋸岳に直接登りあげます。
写真47の廃道分岐点は、もしも一般ルートを通る方が間違ったら非常にヤバいので、わざと解りにくくしてあるんですね
呼子岳南面は登る方がラクだと思います。下るのはチョット怖いです。キレットの両サイドで足を滑らせたら…って考えるとゾットします。
廃道は4月の下旬からアシタカツツジやコイワカガミが咲きだします。私はその頃を狙って行ってみようかなと考えております。
MaxJ05さん
こんにちわ。情報ありがとうございます。
MaxJ05さんの逆回りのレコは拝見して、情報としてインプット済みでした。今回、自分の一番の発見は、大石の所の”ヒョングリ滝”の美しさと”赤石の小滝”でした。丹沢でもなかなか見られない綺麗なものでした。
丹沢でも5月にはシロヤシオや険しい岩場にイワカガミ(正確にはベニバナヒメイワカガミ)が咲きます。5月は丹沢でまだ歩いてないところがものすごく沢山あるので、丹沢で歩くことになりそうです。
気づかないで今頃コメントすみません。以前お会いしたみたいで…
このコースは私には無理です、割石詰めた上に呼子降りるとは(唖然”)
健脚通り越して冒険家と言える方なんですね。
チェーンスパイクはそんなに有効なんですか?私も試してみたいです。
呼子廃道入口は4年くらい前にはロープまで梯子で降りられたんですが、あまりにも危険なため取り払われました。
南先端部のロープ先は尾根で渓谷に降りられるようですが、途中崖になってしまい落ちるらしいです。
いゃーそれにしても驚いた。
大石のゴルジェ滝部や野猿の小沢重奏見事なんですよね、また来てくださいねー
pixusさん、コメントありがとうございます。 pixusさんとMAXJ05さんのレコはいつも拝見しています。
韓国で仕事をしていたときに、チェーンスパイクを知り、ネットで調べたら丹沢の沢でも使っている人がいたので、私も使ってみたら、ほぼオールマイティーで使えることが分かりました。当初、馬鹿にする人たちもいましたが、今ではザレた所が多い丹沢ではメジャーになってます。刃先が短く、ステンレスで柔らかいので、履いても歩きに支障はないし、木道なども傷を付けない(確認済み)のでエコです。(アイゼンは刃先が長くて鋭く、固いので木道などを傷つけて良くないです。)サイズは少し小さめのものを選ぶのかコツです。
呼子からの下りは、テープ(新しかったので、歩く人がいるのでは?)があり、木も生えているので、それを手がかりに降りられました。それより、丹沢では経験出来ない様な、すごい藪こぎを経験出来たのが収穫でした。(その後。丹沢での藪はなんとも感じなくなりました。)
大石のミニゴルジュの滝は綺麗でした。(安物のコンデジとND+三脚で水流の写真を撮るのが楽しみです。)
割石沢、興味は有ったのですがこのレコを見て是非歩いてみたくなりました。いつも貴重な情報、ありがとうございます。呼子岳-大岳を下りに使うと確かに大変ですよね。僕もそう思いました。
ただ鞍部から大岳への登り返し、一昨日登った時にはそんなに藪は有りませんでした。誰かが刈ってくれたようです。呼子岳から下り始めのテープは古くなっていて見つけにくかったです。この時でもold-diverさんは67歳位だから今の僕より既に年配なのに、精力的に沢登に挑戦していたのは驚きです。お疲れ様でした。
そうなんですよ。その後に同じルートを歩いた人のレコを見ても、藪はそれほどでもなかったと書かれていました。自分には今までに遭遇したことのないほどの藪だったので、不思議です。
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