蝶ヶ岳(日帰り)
- GPS
- 151:25
- 距離
- 11.5km
- 登り
- 1,450m
- 下り
- 1,450m
コースタイム
天候 | 曇り時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に危険な場所はありませんでした。 |
予約できる山小屋 |
蝶ヶ岳ヒュッテ
|
写真
感想
本日が北アルプスの初本格登山となります。北アルプス入門編の山と言われている蝶ヶ岳を選びました。天候の方は高気圧の後面にあたってしまい、雨は降らないだろうけれども、スカッと晴れることは難しそうという状況でした。
5:30に到着すると駐車場は満杯で、少し下の道路脇スペースに止めます。上の方は既にガスが被っており、予想はしていたもののややガックリですが、なんとか気を取り直して、登ることにします。登山道に入ると樹木帯の中を緩やかに登る道から始まりました。途中登山道を水が流れている箇所を過ぎると、やや急な道のりになっていきます。しかし道はよく整備されており、歩きやすく感じられました。
暫く登るとまめうち平に到着し小休止します。ガスは一向に晴れる気配もなく、ついつい高山植物に目を遣る時間が多くなります。その後第2、第3、最終ベンチが休憩所として用意されていました。
登っていると朝も早くから降りてくる方々とすれ違います。「泊り人は、こんな早い時間に降りてくんだーっ!」と変に感心してしまいました。まめうち平で休んだ後は殆ど休むことなく蝶ヶ岳ヒュッテに到着しました。ここに来てもガスは相変わらずで、槍や穂高の姿はみることができません。
ガスのせいかヒュッテの中も沈んだ印象で、休憩もそこそこに山頂と蝶槍の方向に進みます。稜線を進んでいくとガスが安曇野方向から山頂を卓越して穂槍側にも濃いガスを運んでくる様子がよくわかります。やがて山頂付近に到達しますが、広い山頂でどこにピークがあるのかわかりづらい状況。近くを同じように探している登山者と一緒に探していると、ペンキで山頂と書かれた岩を発見します。噂通りの山頂の標でした。本当に疑ってしまいたくなるような標でした。(もうちょっと何とかなりそうなもんですが、、、)
この付近で雷鳥が静かに佇んでいるのを発見し、まあ晴れてはいないけど、穂槍もちゃんと見れていないけど、来た甲斐があったと思ったものです。
更に歩を進めて蝶槍に来ます。依然として穂槍の姿は拝めていません。でもよく眺めていると卓越するガスが時々穂槍側で薄くなることが見て取れました。蝶槍の近くに陣取ってガスが切れるチャンスを待つことにします。
よって、ここで乾杯&昼食&大休止することにします。見ているとガスがどんどんと安曇野方面から供給され蝶ヶ岳を卓越していきます。そんな中でも時折卓越したガスが薄くなることがあり、穂高の壁が見えることが多くなってきました。そして穂高の峰がみえる機会も出始めました。そんな僅かなチャンスにはバシバシ写真を撮ります。しかし槍ヶ岳はなかなかその姿を現してくれません。絶対見てやるという思いで(単に待つだけですけど、、、)、待つこと40分、漸く槍ヶ岳の全貌を見ることができました。少しぼんやりではありましたが、しっかり全容は見ることができました。穂高や槍の壁の圧倒的な姿には本当に感動しました。
穂槍が、ガスに隠れたり、現れたりする様子を暫く堪能して下山します。緩やかな山頂を戻りつつも何度も何度も槍穂の姿を振り返って、写真に収めてを繰り返しました。
ガスに悩まされはしましたが、結果的にはあこがれていた豪快ともいえる槍穂の姿を見ることができて、感動的な初本格北アルプス登行になりました。でも次の機会には澄んだ空気で真っ青な空の下の穂槍を見てやるぞと誓った山行にもなりました。
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