荒船山 線ヶ滝より（＆田口峠〜星尾林道）

2025年07月23日(水) [日帰り]

• GPS: 09:07
• 距離: 25.5km
• 登り: 2,589m
• 下り: 2,594m

コースタイム

日帰り

• 山行: 7:03
• 休憩: 2:03
• 合計: 9:06

距離 25.5km 登り 2,589m 下り 2,594m

5:32 荒船山立岩登山口（線ヶ滝登山口）
5:37 5:40 立岩分岐
6:07 6:18 立岩のコル
6:22 6:36 東立岩
6:39 6:43 立岩のコル
6:49 7:00 立岩
7:23 7:25 威怒牟機不動下降点
7:48 7:52 立岩入口
8:15 8:24 荒船山
8:29 経塚入口
8:36 荒船山(P1356)
8:53 相沢分岐
8:57 9:02 荒船山避難小屋
9:02 9:04 艫岩
9:21 荒船山(P1356)
9:29 9:31 経塚入口
9:38 9:42 星尾峠
10:06 10:11 御岳山
10:22 10:26 ローソク岩 P1
10:27 10:29 P3（大ローソク）
10:32 10:35 兜岩山分岐
10:43 10:48 兜岩山
10:55 11:00 兜岩山分岐
11:19 11:23 石仏の鞍部
11:34 11:36 厳孤
11:50 11:54 兜岩山登山口（田口峠）
12:22 林道星尾線
13:11 田口峠分岐
13:23 13:25 イモリの滝（蠑螈の滝）
13:50 13:51 荒船山分岐
13:54 14:05 威怒牟畿不動滝
14:09 14:11 荒船山分岐
14:32 立岩分岐
14:36 14:38 荒船山立岩登山口（線ヶ滝登山口）
14:38 ゴール地点

天候

晴れ，麓は25℃，湿度80％，無風
昼過ぎから雷雨の気配だったが，セーフ。

アクセス

利用交通機関：

自家用車

線ヶ滝の奥にあるPで車中泊

コース状況／危険箇所等

�＼�ヶ滝-立岩
・湿った道を急登。東立岩はそこまでの難易度とは感じなかった。山頂からの眺めは今回随一。
�⇔�岩-経塚山
・延々と細かいアップダウン。時々鎖場あり。道が不明瞭になる箇所もあるので，GPS要チェック。
�７伉融�-艫の岩
・日本のテーブルマウンテンにしてエアーズロック。不思議な平原が広がっている。思わずテン泊したくなる。が，ウシアブ密度が高い。
�し伉擁�岐-田口峠
・延々と細かいアップダウン。道が不明瞭な箇所あり，GPS要チェック。御嶽山や兜岩山など全てのピークに立ち寄ってはみたが，眺望はイマイチ。
�ヅ銚�峠-星尾林道
・舗装路。交通量少ない
��星尾林道-田口峠分岐
・砕石舗装の林道が打ち捨てられ，自然に還っていく感じ。勾配はなだらか。湿った区間と，カラッと日当たりのいい区間が入り混じっており，歩いていて飽きない。動物の足跡が濃い。
��田口峠分岐-イヌムキ不動-線ヶ滝
・林道がおわり，登山道になる。イヌムキ不動分岐までは道が不明瞭な箇所多数。その後は沢筋の杉林を下降していく。

＜他＞
・全行程，10時間にわたり，延べ数千匹のウシアブと数十匹のハチに付きまとわれた。景色を眺めるために立ち止まると、待ってましたとお祭り騒ぎになる。
・湿度が高いので汗が蒸発せず，体がぬるま湯の膜で覆われて自他の境界がはっきりしない。水2Lでは足りず、軽く熱中症になった。
・熊はおらず，鹿はあちこちで鳴いていた。
・艫の岩で1名と出会ったのみ。

写真

7/23 4:51

一晩中，10秒おきにトラツグミ（いわゆる鵺）の鳴き声が「キー」と鳴り響いていたので耳栓をした。
0400起床。結構眠れたほう。

7/23 5:32

登り始めは，ちょっと暗い杉林

7/23 5:40

湿度が高く汗ポタ。何だか体調悪い感じだが...ってところへ，やっぱりウシアブが襲来開始。でもイカリジン15%の呪文により，奴らは付きまとっても吸血できない（はず）

7/23 6:04

杉林が終わって広葉樹になり，

7/23 6:11

前方のルンゼにある鎖場を登ると，鞍部に出る

7/23 6:26

東立岩。まだ6時半よ

7/23 6:27

本日随一の眺望，と思った

7/23 6:52

西立岩

7/23 7:00

西立岩からの眺め

7/23 7:13

こんな鎖場が時々でてくるが，特に問題なし

7/23 8:15

経塚山の手前でガスって来た。涼しくはないが，湿度100％超えですね

7/23 8:16

経塚山に到着。荒船山で一番高いところらしい

7/23 8:39

で，下っていよいよ平坦部へ。がらりと世界が変わる。尾瀬や北海道のような感覚，まさにテーブルマウンテン

7/23 8:42

奥の宮を過ぎて

7/23 8:50

こんな平地だが，わずかな起伏から水が浸みだしていた

7/23 8:57

台地の先端，艫の岩に到着

7/23 8:57

断崖の角は植生でぼやけてわかりづらく，これ以上近づけず

7/23 8:58

なかなかの高度感と眺望

7/23 9:03

この休憩所は鍵がかかっておらず，随時利用できるみたい

7/23 9:36

さて、経塚分岐に戻り、星尾峠へ下る

7/23 9:38

星尾峠。田口峠への道はこの奥を左折

7/23 10:07

御嶽山にも立ち寄ってみた。脱水と疲労のため分岐でザックをデポした。忽然と銅像&結界が出現しちょっと驚く

7/23 10:24

1380ピーク手前のながめ

7/23 10:43

兜岩山。期待していたのだが，眺望ほぼなし。しかしヤマレコの「みんなの足跡」が山頂から先まで伸びているので，きっと何かあるに違いない...と行ってみる

7/23 10:46

すると180度の眺望が。でもスズメバチが直径3mでグルグルと回り出したので退散

7/23 11:34

三角点ピーク。しかし三角点が3つもありますよ？

7/23 11:51

暫く明るい林を下って，昨日は車で通った田口峠が見えてきた

7/23 11:54

トンネルを抜けると田口峠の看板がドーンと

7/23 12:22

カンカン照りの車道を歩いて下る。ツーリングのバイク，仕事車など10台くらいとすれ違う。「ここを人が歩くか？！」って顔してた。
ここから星尾林道へ

7/23 12:25

荒廃が進んでおります

7/23 12:36

カラッと明るい箇所も

7/23 13:00

あれ，立岩かなあ

7/23 13:17

田口峠分岐で林道は終了。ここからイヌムキ不動へ下る

7/23 13:20

明るい林，瑞々しい下草が

7/23 13:58

折角なので、頑張って威怒牟畿不動まで登り返し。漢字なりのインパクトあり

7/23 13:59

滝の裏には、かつてのお堂が

7/23 14:36

到着。のど乾いた，疲れた、足痛い

7/23 15:03

汗でビショビショの体でもう一泊するのは辛いので，この沢にドボンした。まずはさっぱり

7/23 17:19

で，県立妙義公園Pにワープなのだ

7/23 17:19

プシューっと！

撮影機器：

Pixel 6a Google

感想

TipTop123

前日、車中泊の地点を標高700mとした甲斐あって，それほど暑くはなかった。
アブどもは日没と共に居なくなった。
湿気とぬえの鳴き声は計算外だったが，割とよく眠れた。

で，いよいよ荒船山。
今回の行程ではテクニカルな箇所はなかったが，岩稜から突如テーブルマウンテンにしてエアーズロックが出現する様は，期待を裏切らなかった。

そこから先の区間は...正直，もうないかな。
ウシアブとハチに10時間に渡ってアタックされ続け，無風・高湿度で汗が全く引かない中，水を求めて彷徨い歩いた記憶だけが濃い。

昔はもっと眺望が良かったのかな。