ナメたらアカン…岳沢からの前穂・奥穂

- GPS
- 14:26
- 距離
- 24.5km
- 登り
- 1,945m
- 下り
- 1,945m
コースタイム
- 山行
- 7:09
- 休憩
- 1:27
- 合計
- 8:36
- 山行
- 5:28
- 休憩
- 0:19
- 合計
- 5:47
| 天候 | 1日目:くもり時々晴れ 2日目:晴れ |
|---|---|
| 過去天気図(気象庁) | 2025年08月の天気図 |
| アクセス |
利用交通機関:
バス 自家用車
バスターミナルからは少し離れていますが、近くにトイレと足湯があります。 (足湯公園内でWi-Fiが使えると案内がありましたが、実際には接続できませんでした) ■上高地行きバスについて バスチケットは始発の10分前から券売機で販売開始されます。 私は始発(6:00発)の便に乗るため、5:30にチケット購入の列に並びましたが、すでに長蛇の列。実際にバスが出発したのは6:15頃でした。 |
| コース状況/ 危険箇所等 |
登り:岳沢経由 / 下り:涸沢経由 ▼上高地〜岳沢小屋 よく整備された歩きやすい道。小屋にはブランコがあり、休憩がてら楽しめます。 ▼岳沢小屋〜紀美子平(重太郎新道) 岩場の連続。特別に難しい箇所はありませんが、四肢を使う場面が多く、体力を消耗しやすいです。 ▼紀美子平⇔前穂高岳 片道30分ほどの登り。全て急な岩場で、奥穂を目指す場合は体力と相談してエスケープも選択肢に。 ※私は安易に登って往復した結果、ライフゲージ残り2%になりました。 ▼紀美子平〜奥穂高岳(吊尾根) 難しい箇所はないものの、疲労が蓄積してくる頃なので体力に余裕を持って進むこと。 ▼奥穂高岳〜穂高岳山荘 急峻な下り。足場をしっかり確保し、落石を起こさないよう慎重に。 ▼穂高岳山荘〜涸沢(ザイテングラート) 岩場が続きます。すれ違い時は特に注意が必要。 ▼涸沢〜横尾 比較的歩きやすい道。雨の後は滑りやすくなるので注意。 ▼横尾〜上高地 延々と続く林道歩き。徳澤園のソフトクリームが唯一の癒しどころ。 |
| 予約できる山小屋 |
横尾山荘
|
写真
感想
ン十年前、なんちゃって登山サークルに所属していた私は、ほぼ何の準備もせずサクッと奥穂高岳に登ってしまいました。
当時のいでたちは綿100%のオーバーオール。雨が降ったら即終了〜という格好でしたが、幸い天気に恵まれ、若さだけで乗り切った覚えがあります。
その成功体験(?)のせいで、奥穂高岳をすっかりナメちらかしていたようです。
ツラいと評判の岳沢経由で前穂に寄り、帰りも岳沢からピストンで下山、なんて安易に考えていました。
しかし実際に行ってみると、いやいや……「ピストン? どの口が言うてるん?」というほどヘロヘロに。
岳沢小屋までは余裕もあり、ブランコに乗ってハイジごっこまで楽しんでいました。
ところが重太郎新道に入ると岩場の連続。難易度は高くないのに、地味にボディーブローのように効いてきます。
紀美子平に着く頃には、すでに「一日がオワタ」レベルの疲労感。高山病対策に鎮痛剤をドーピングしたものの、あまり効果は感じられませんでした。
それでもせっかくだからと荷物をデポして前穂高岳へ。急登の岩場を30分ほどで山頂に到着。眺めは素晴らしかったのですが、目の前に広がる奥穂までの距離を見て現実に直面し鬱に。
紀美子平に戻った時には既にライフゲージが残り2%になっていました。
そして核心の吊尾根へ。難しくはないけれど手足をフルに使う全身運動で、みるみる体力が削られていきます。
しかもピークを越えてもすぐ次のピークが現れて、メンタルもやられていきました。。
それでもなんとか奥穂高岳に到着。
疲れすぎて食欲もわかず、早々に下山開始。山荘までの道のりが、実は一番スリリングだった気がします。
穂高岳山荘で一泊し、落ち着いたところで、下山ルートを岳沢ピストンから涸沢経由に変更。
そりゃそうだよね、帰りまたあの道を行くなんて滑落必至だわ、ということでのんびり下山しました。
考えてみれば、奥穂高岳って日本第3位の標高を誇る山。メジャーだからってナメ過ぎていたなぁと深く反省。
この経験を次の百名山ラストアタックに活かす所存であります。ッシャ!
yucco
ymb













いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する