火打山・三田原山BCスキー


- GPS
- 18:50
- 距離
- 33.3km
- 登り
- 2,384m
- 下り
- 2,405m
コースタイム
- 山行
- 4:10
- 休憩
- 1:41
- 合計
- 5:51
- 山行
- 5:01
- 休憩
- 3:00
- 合計
- 8:01
天候 | 5/4;晴のち曇、強風 5/5;朝=快晴0℃以下、昼=小雪、夕=晴。強風、夕刻ようやく弱まる 5/6;朝=晴0℃以下、昼=曇15℃以上 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
今年は極端な少雪と思われ、笹ヶ峰〜黒沢橋までは雪が有ったのは2ヵ所のみで、雪の上は10歩程度しか歩きませんでした。十二曲がりも雪はほとんどなく、ほとんど夏道でした。十二曲がりから上の尾根も最初のうちは雪が無く、急で木の根や岩の段差があり、スキー板を担いで兼用靴での登行は難儀しました。標高1930m付近からようやく雪が繋がり、板を履いてシール登行が可能となりました。 なお、黒沢沿いの冬季ルートは雪が無く全く無理でした。 富士見平は夏道ではなく2062mピークとの鞍部へ雪の斜面を登りそこから緩やかな尾根伝いに登ります。 今回はGWの後半で入山者がすでに大勢いたため、黒沢岳の巻道はトレースがしっかりしていましたし、気温も高くて雪が緩んでいたので、滑落の心配はありませんでした。ただ、トレースが無くてガスっていたら、高谷池ヒュッテが見えなくてGPSがないと迷う可能性があります。 火打山へは夏道を行かず、高谷池、天狗の庭を突っ切って尾根の南側を巻いて登りました。ここもGWのためトレースがしっかりしていましたが、早朝だっため、気温が低く雪が固くてアイゼンで登りました。 しかし、東側で朝日があたっているので8時には雪も柔らかくなり、スキー滑降する時には柔らかい雪となって滑りやすい状態でした。 茶臼山は北側が絶壁になっていて、雪庇が張り出しており、あまり端によると危険でした。 黒沢池は雪が少なく大部分の湿原が露出していましたが、真ん中に橋のように雪が繋がっている部分があり、そこを横断しました。この日は朝から気温が高く(そうはいっても小屋前の水溜りは凍っていましたが)黒沢池へ滑りこむときには雪は緩んでいました。 三田原山へは山頂の北の肩から北西へ派生する尾根を登り、そのすぐ北側の谷を滑降しました。雪の量は滑降には問題無く、緩んでいて滑りやすい状態でした。 黒沢池から富士見平へは夏道沿いに行きましたが、トレースはもっと右下の方に向かっていました。我々は時々露出している夏道を探しながら辿りました。 1950m付近は傾斜が緩やかですべりやすい斜面が右の黒沢側へ続いていて、スキー滑降しているとそちらへ引き込まれやすいですが、忠実に尾根を行くようにした方が迷いません。 |
写真
感想
2月から計画していたGWの火打山BCスキーに行ってきました。
今年は極端な雪不足で、どうなることかととても心配しましたが、
富士見平から上は流石に豪雪地帯だけのことはあって、残雪が豊富で、
火打山の北側斜面では、今シーズンに山スキーを始めて以来、
初めて気持ちの良いスキーができました。
もちろん、雪質は悪くて快適とは言えませんでしたが。
ただ、登山口から富士見平の下までの夏道歩行には苦労させられました。
前の週のレコでは12曲りには雪があって、その斜面の下までは滑って降りれる
ようにかいてありましたが、12曲りはほとんど雪が無くなっていました。
兼用靴で長時間歩くのは初めてでしたが、足首が前後に動かせて、靴底は
ビブラムだとはいえ、感覚的にはほとんどスキー靴そのもの、大きな段差や
小さなステップ、急傾斜地などではとても歩きにくくて難儀しました。
しかも3キロ以上ある長い板をザックにつけているので、これが木の枝に
引っかかるのも難儀しました。
妻は、板と兼用靴も車には積んでいたのですが、この状況を予想して
登山靴とヒップ橇を選択しました。
(私はスキーにこだわりがあるので、意地でもスキーでいきました)
天気は、3日間とも基本的には晴て、良い天気に恵まれました。
初日は午前中は雨で午後から晴れの予報だったので、池の平温泉で前泊して
朝もゆっくり出発し、雨が止んで晴れ始める頃合いを見計らって登山開始しました。
それでも2日目の夕刻まではとても強い風で、気温が高い割には暑い思いを
しないで済みました。3日目には曇り空にはなりましたが、
降られることはなかったので、この季節としてはラッキーでした。
高谷池ヒュッテは流石にGWだけあって、ほぼ満室のようでしたが、
それでもこじんまりとしていて、一人当たり布団1枚分のスペースは
確保されていて、夜も寒く無くて快適に過ごすことができました。
目の前の雪原となっている高谷池とその向こうにそびえる火打・焼山の
眺めも第一級で、最高のロケーションにあり、もっと雪の多いとき、
あるいは紅葉のシーズンに是非とも再訪したいと思いました。
(ただ、夕食は毎日カレー&ハヤシなので、板さえなければ素泊まりで
担いで行った方がいいかな。テントでもいいかも)
shigetoshiさん こんばんは
板を担いでスキー靴の登山お疲れさまでした
ここの紅葉は格別
niiniさん、こんばんは。
苦労して板を担いで行った者だけが味わえる、最高の山スキーを堪能できました
今年は雪が少なかったので、ここにBCスキーにくるのを諦めた人も少なくなかったのではないかと思います。
山小屋で、夜に高谷池の四季のDVDの上映をやっていて、紅葉の映像がとてもきれいだったので、何時かかならず秋にも行ってみたいと思います
shigetoshiさん
今晩は!
私はちょうど紅葉の季節に泊まりました。
夕食はカレーでパイナップルもあったような〜
すぐ前には水場とテン場もありますから快適な場所です。
妙高の紅葉はぶったまげるほど?綺麗でした(笑)
でも水芭蕉も綺麗ですね!
今の季節もいいのかも(*^^*)
意地でもスキーだなんてshigetoshiさんぽいです
楽しめて良かったですね〜(*^ー^)ノ♪
apoidakeさん、こんばんは。
夕食にパインはありませんでした
ますます紅葉を見に行きたくなりました
そうなんです。なので、多少岩や土が出ていようが、木の枝がたくさん雪の上に落ちていようが、木が密生してる急斜面だろうが、滑れる限りはスキーで降りますが、
さすがに雪面が繋がっていないと滑るのはむりなので、今回は途中から担いでおりました
私は雪が腐っていて滑り難くても、その悪条件でも上手に滑れると楽しいので、
上では十分に堪能できました
贅沢な時間を過ごされていいですね(^^)
高谷池ヒュッテは、以前テン泊してとてもよかったのですが、
小屋泊もしてみたいと思っていました。
夏山シーズンだと、混んでそうだしテン泊の方が魅力ですが、
この時期はのんびり出来そうですね。
しかし、小屋の食事は単調ですか...
蛭ヶ岳みたいですね。
iNeedさん、こんばんは。
スキーでなければ、テント&食糧を担いで行ってもよいのですが、
今回はプラブーツで板担ぐ覚悟だったので、小屋泊にしました。
小屋はストーブもつけていて温かく、予約制なので布団1枚に一人と
余裕もあって、じっくりと休めてよかったです。
また風が強くてテント泊の方は苦労していましたので、
今回は小屋にして正解でした
食事は2泊とも全く同じで、しかもレトルトと同程度なので、
これで1食2600円はちょっと高いかなあという感じです
次からは米とレトルトカレーを担いで行きますよ
丹沢では小屋に泊まったことが無いので、判りませんが、蛭もそうなんですか
shigetoshiさん、こんばんは
天気最高でしたね。
雪が少ないのは残念でしたが、天気は最重要ですから
それにしても火打山山頂も雪がないとは、ちょっとびっくりです
今話題の焼山、結構噴煙出てますね。
これで噴火レベルが変わらないというのも。すごい気がしますが。
そろそろshigetoshiさんの山スキーも終了でしょうか。
それとも東北遠征とかあるんでしょうか
hirokさん、こんばんは。
私はこの時期の火打山は初めてなので何とも言えませんが、
知っている人から見ると、とても雪が少なかったようです。
それでも十分にスキーが堪能できるところがさすが雪国です
全国的に火山活動が活発化しているので、焼山がちょっとくらい
噴火したところで、地方ニュースのトップになる位で、
ほとんど全国ニュースにはなっていないようですが、
ちょうど行っている最中に噴火しようとは思いませんでした。
でも特に有感地震等はなかったので、ニュースで噴火したとあとから
知ったのですが
今シーズンは山スキーはさすがにもう計画ありません。
気が向いて、機会があれば富士山にでも行くかもしれませんが
shigetoshiさん、ご無沙汰しています
良い方に引き取って頂いて板も喜んでいる様にみえます。シール歩きももう大分馴れたでしょうか。。。
来シーズン、もう追いつけそうにないですが、またどこか行きましょう。今から雪乞いしておきます:D
イハラさん、こんばんは。
今回は初めて山にスキーに行って来た、という実感のある
スキー山行がようやくできました
小屋に泊った2日目の午後は、時間があったので、板一つで
シールも付けずに滑って降り、板を肩に担いで小屋まで登りかえす、
という本当にスキーを楽しむためだけの滑りを2回も楽しみました。
滑りはあっという間で、登り返しが長いので、今まではあまり
そんなことをするなんて、自分でも考えられませんでしたが、
いい天気、いい眺めの雪山を独りで歩いて登るのもとても楽しく
感じました。
いい板をお譲りいただき、ありがとうございました。
来シーズン、ぜひまたご一緒させてください。
私も今から雪乞いしています
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