編笠山と権現岳 お手軽な南八ヶ岳周回
- GPS
- --:--
- 距離
- 10.7km
- 登り
- 1,427m
- 下り
- 1,426m
コースタイム
- 山行
- 7:35
- 休憩
- 0:50
- 合計
- 8:25
天候 | 曇りのち晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
危険箇所はありません |
写真
感想
今年初の八ヶ岳です!
今回はまだ行ったことのない、編笠山〜権現岳を周回します。
スタートは観音平駐車場。
ここで既に標高が1500m以上あるので、朝は肌寒かったです。
まずは登山口から雲海まで。
最初は緩やかで歩きやすい道ですが、しばらくすると急な登りになります。
1時間ほど歩いて雲海に到着。
今日は曇っているので、雲海も見えないし景色もどんより…残念ですね。
ここから押手川までは今までと同じような登りが続き、その後傾斜がきつくなって梯子が現れます。
「梯子まで来れば山頂はもうすぐ」というkenboさんの言葉どおり、頑張って登っていくとやがて頂上へ出ました。
山頂は残念ながらガスで真っ白。
しかし、一瞬だけガスが少し晴れて青空が見えたので、「今だ!」と急いで写真をパチリ。
残念ながら、山頂から青空が見えたのはこれで最後でした。
編笠山から一旦下って青年小屋へ。
小屋手前の岩場は、前回kenboさんが通過した時に足を踏み外し、岩と岩の間に落ちて大変だったと聞いていたので、ちょっと慎重に進みました。
無事に小屋に着くと、トレードマークの赤提灯とともに「ラブランコ」なるものが…
とりあえず座ってみましたが、周りにたくさん人がいたのでちょっと恥ずかしかったです。
青年小屋でトイレ休憩を済ませて、乙女の水に寄り、今度は権現岳へ登ります。
しばらくガスの中を登って、赤岳を彷彿とさせる鎖場を越えると、ガスの向こうに権現小屋が見えました。
権現小屋へ向かう手前のピークに踏み跡があり、登っている人がいたので「何かあるのかな?」と私達も行ってみます。
そこには山頂標識などはなく、石に彫られた仏像がありました。
ここが「ギボシ」なのかな?
権現小屋で昼食にしようかと思いましたが、風がなく山頂でも寒くなさそうだったので山頂で食べることにして先に進みました。
山頂は小屋からすぐそこですが、まだ時間が早かったので、kenboさんが一昨年歩いたキレット方面をちょっと覗いてみることに。
噂の長い梯子を下ってみましたが…本当に長い!
傾斜はきつくないので怖くはなかったものの、あまりに長いので、登って戻ってくるのが疲れました。
一番下まで行かず途中で戻ればよかったかもしれません。
本当はここからキレット〜赤岳方面の景色が見たかったのですが、相変わらず景色は真っ白で何も見えず残念でした。
山頂から少し下ったところでお昼休憩をし、下山開始。
最初だけ少しザレていて滑りやすかったですが、次第に歩きやすい道になったので、軽快に下っていきます。
三ッ頭を越えて、前三ッ頭分岐から木戸口公園へ。
全然公園ぽくない場所を過ぎ、同じような道を延々下ります。
だんだんと飽きてきた頃に「延命水」への分岐の看板が出てきました。
時間的にはそろそろ観音平への分岐が見えてきてもいい頃なのですが…もしかしたらこの分岐でしょうか?
方角的にも観音平へ向かっているので一瞬進もうかと思いましたが、地図を見ると十字路になっているはずなのにここは三叉路。
「ここは違う」と判断してもう少し下ると、立派な十字路と「観音平」への標識がありました。一安心♪
とても歩きやすい「八ヶ岳横断歩道」を20分ほど歩き、ゴールの観音平駐車場へ着きました。
駐車場の側にある「ひかり苔」の群生地を見学して、小淵沢の「延命の湯」で汗を流しました。
今回は天気が残念で景色が全然見えませんでしたが、晴れていれば赤岳方面の荒々しい景色を眺めながら縦走できるコースだと思います。
樹林帯〜岩稜帯の変化に富んだ道が、比較的お手軽に楽しめるというのもいいですね。
今度はぜひ、晴れた日に歩いてみたいと思ったコースでした。
今回は、kazuruさんが登ったことがなく、以前から候補としていた編笠山・権現岳を観音平からの周回にしました。私は一昨年に権現岳まで登りましたが、その後キレット方面に進んでしまったため、三ッ頭方面への下りは初めての歩きとなります。
まだ暗いうちに観音平に到着すると、車は数台しかありませんでしたが、仮眠して目を覚ますと台数は結構増えていました。さすが人気がある山だな。準備をして出発です。
編笠山までは登り基調。前回登った時は蒸し暑い中テント泊装備だったので、それと比べれば今回は日帰り装備だし、階段状の木の根や岩のおかげで標高を稼ぎやすい感じで、割と楽に進むことができました。一方、kazuruさんは体調がイマイチなようで、次第にペースが落ちてきました。
それでも編笠山手前の梯子に着き、「ここまで来れば山頂はもうすぐですよ」と励ましながら進み、編笠山に到着。
岩岩した山頂はガスで真っ白。本当は富士山、赤岳方面や南アルプス方面が綺麗に見えるのでしょうが残念。しかし、権現岳方面が時折明るくなり、うっすらとこれから歩く道が見えました。
青年小屋までの下りの樹林帯には一部で雪が残っていましたが、特に問題なく進むことができました。樹林帯を抜け、青年小屋まで岩をピョンピョン飛び越えながら下る忍者ゾーン(←勝手に名付けています)では、前回のように足を滑らせて怪我をしないように慎重に進みました。
青年小屋でトイレを借りて先に進むもうとすると、「ブランコに乗りたいけれど、この名前が恥ずかしい」と照れるkazuruさん。「誰も笑いませんよ」と促して写真を撮りました。
テント場はまだ2張りでした。ここのテント場は、編笠山を巻いてしまえばお手軽に到着できるし、南八ヶ岳の雰囲気を楽しむことができるので、テント泊初めにはちょうど良いかもしれません。水場が若干遠いのが難点ですが。
泥濘状態になりやすい道を進んで乙女の水により、再び青年小屋に戻って権現岳へ。
途中にある鎖場は、前回は少しビビりながら鎖を掴んで進みましたが、今回は鎖を掴むことなく進むことができました。少しは成長したみたいです。
今回の目的は、前回どこにあるのかわからなかったギボシに寄ること。登山道から外れる踏み跡に注意しながら進むと、権現小屋が見えてきてしまいました。
あれ?今回もやらかしたかな?と少ししょんぼりしていると、「上の方を歩いている人がいるよ!あそこがギボシじゃない?」とkazuruさん。
私たちも真似てその方面に進んでみると石仏がありました。先に到着された方に「ここがギボシですかね?」と尋ねると「わかりません。でも、たぶんそうだと思います」とのことなので、ここをギボシと思うようにしました。
権現小屋では、小屋番さんが小屋開け作業中でした。寒ければここで昼食にする予定でしたが、風がなくて寒くなかったので、権現岳で食べることに。
少しキレット方面に進んで、61段梯子をkazuruさんに体験していただくことにしました。前回はガスで真っ白で下が全く見えませんでしたが、今回は下が丸見え。でも、垂直と記憶していたのに実際は傾斜が緩かったので、全く怖さは感じず拍子抜け。ただ、長いので往復は少し疲れました。通常は片道ですからね。
狭い権現岳山頂。ここで休憩をされている方がいましたが、他の方の邪魔になると悪いので、少し下ったところに見えた広い場所で昼食にしました。
食事後、下山開始です。最初は少しザレていて鎖場がありましたが、ここを過ぎると次第に歩きやすい道になり、スイスイ進みます。緩やかなアップダウンを超えて三ッ頭を通過し、前三ッ頭分岐から木戸口公園方面へ。ここから先は、枯草のような芝生のような上を歩くような感じが延々と続きます。
「分岐を右へ」と頭に入れて、飽きながら進むと「延命水」と書かれた標識が出てきました。ここを右折するのかな?と地図を確認すると、どうやら分岐ではなさそう。
少し迷っていると後ろから2人組の方が到着し、一緒に確認。4人で考えましたが、結局はGPSで確認していただき、「分岐はもっと下」ということに。
さらに下り続けると、「観音平」と書かれた標識に到着。しかも、地図上の「八ヶ岳横断歩道」とも書かれていたので、安心してここを右折。ここからはとても歩きやすい道になり、観音平よりも下ってしまったので最後は登り返してゴールとなりました。
十字路の分岐を右折するところを三叉路で迷ってしまいました。振り返ってみると明らかにおかしいのですが、「早く右折しないかな?」と、判断力を鈍らせるほどの長〜い下りでした。いつもGPSには頼っていない分、常に冷静でいられるように気を付けようと思います。
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