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Yamareco

記録ID: 890184
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ハイキング
甲信越

スパルタなお山 八海山 屏風道、八峰、新開道の周回縦走

2016年06月05日(日) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
9.1km
登り
1,418m
下り
1,418m

コースタイム

日帰り
山行
7:24
休憩
0:55
合計
8:19
5:52
32
四合目
6:24
58
7:22
7:33
61
七合目
8:34
8:45
8
千本檜小屋
8:53
41
不動岳
9:34
8
大日岳
9:42
23
千本檜、大日、五竜岳分岐
10:05
10:23
19
10:52
55
新道、巻道分岐
11:47
12:02
34
新道七合目 ピーク
天候 晴れ、やや霧
過去天気図(気象庁) 2016年06月の天気図
アクセス
利用交通機関:
自家用車
城内口二合目駐車場から
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はほぼほぼ
屏風の四合目から七合目のドMな鎖の連鎖、その上のトラバースなど難易度は高い。
破線、下り禁止は伊達ではない。まあ肝据えていけば大丈夫。
滑落注意です。
八峰はまずまず。意外なのは案外巻きもザれていることであり、このことはロープウェイを使っても八海山最高点である入道岳にあっさり行くことはできないことを示している。
新開への下りと分岐後から稜線の九合プレートまでは巻き、鎖が結構えぐい。以降は安定した一般登山道といえる。
その他周辺情報 食事:六日町IC至近の「海鮮道楽ととや 六日町店」で昼食を。
行った店はチェーン店であり、町の飲食店の方がより旨いのでしょうが、米の特産地のためやはり米が食べられるところがよいと思います。
また基本的に日本海の魚介類はまず外れがなく、旨いです。
海産物も新潟県内でほぼ全域でやや山の方でも旨いです。海にやや遠いといいきれるのは湯沢くらいであり、観光地でない限り美味しい魚介類を提供できないと地元民はきてくれないのでしょう。レベルが高いと思います。
逆に言えば、冬のスキーシーズンは湯沢で留まらず長岡方面に下って、美味しい店を探した方が吉だということを示しているとも感じました。
湯沢に喧嘩売っている気はさらさらないので悪しからず。もっと散れば、客も店もWin-Winという意味で。
前日の夕食を食べに行った六日町の北海道という名の飲食店といい何もかもが美味しいです。米ときのこ類は本州一。中越も寺泊が決して遠くはないので海産物がまずいというのは許容されないのでしょう。お店としてはなかなかに厳しいのでしょうが、消費者的には外れが少なくありがたいと思います。
日向山からの八海山 入道岳。左側に阿寺山への稜線が、手前に中ノ岳、阿寺の分岐である五竜岳が見える。八海山 八峯は入道の真裏に当たるため、更に上がらないと見えません。
2016年06月04日 06:54撮影 by  SH-02H, SHARP
1
6/4 6:54
日向山からの八海山 入道岳。左側に阿寺山への稜線が、手前に中ノ岳、阿寺の分岐である五竜岳が見える。八海山 八峯は入道の真裏に当たるため、更に上がらないと見えません。
前日の中ノ岳からみる八海山。手前の入道と奥に八峯。
三山はどれもボリューミーですね。
2016年06月04日 09:32撮影 by  SH-02H, SHARP
6/4 9:32
前日の中ノ岳からみる八海山。手前の入道と奥に八峯。
三山はどれもボリューミーですね。
前日、六日町のイエローハットより八海山を臨む。
魚沼盆地からは越後三山といいつつも先ずは八海山であることを実感。右奥は中ノ岳だと思うけど越後駒だろうか?
2016年06月04日 18:19撮影 by  SH-02H, SHARP
6/4 18:19
前日、六日町のイエローハットより八海山を臨む。
魚沼盆地からは越後三山といいつつも先ずは八海山であることを実感。右奥は中ノ岳だと思うけど越後駒だろうか?
ということで、当日
二合目 スタートです
2016年06月05日 04:48撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 4:48
ということで、当日
二合目 スタートです
昔はこれにワイヤーがかかっていて渡れたようです。
2016年06月05日 04:50撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 4:50
昔はこれにワイヤーがかかっていて渡れたようです。
三合目
狐の祠 歴史を感じます
2016年06月05日 05:21撮影 by  SH-02H, SHARP
1
6/5 5:21
三合目
狐の祠 歴史を感じます
この滝の脇を
2016年06月05日 05:51撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 5:51
この滝の脇を
四合目
小屋の奥に石碑群あり
2016年06月05日 05:54撮影 by  SH-02H, SHARP
1
6/5 5:54
四合目
小屋の奥に石碑群あり
一応鎖ありますが
2016年06月05日 06:03撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 6:03
一応鎖ありますが
だいぶザレがきついです
2016年06月05日 06:10撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 6:10
だいぶザレがきついです
五合目
2016年06月05日 06:24撮影 by  SH-02H, SHARP
2
6/5 6:24
五合目
ここ、鎖ないです。
うまく登ってください。
ひとまずボルタリングの丸石がまんま転がっていると考えてください。こんなのばっかです。
2016年06月05日 06:33撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 6:33
ここ、鎖ないです。
うまく登ってください。
ひとまずボルタリングの丸石がまんま転がっていると考えてください。こんなのばっかです。
屏風とはこういった岩襞を指して言っていたのでしょうか?
2016年06月05日 06:39撮影 by  SH-02H, SHARP
2
6/5 6:39
屏風とはこういった岩襞を指して言っていたのでしょうか?
六合かな?
尾根上でやや広い箇所がありました。
2016年06月05日 07:02撮影 by  SH-02H, SHARP
1
6/5 7:02
六合かな?
尾根上でやや広い箇所がありました。
台座あと
2016年06月05日 07:02撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 7:02
台座あと
七合についた
うまくすると脇の沢の滝が見えるのかもと脇へ行ってみる
2016年06月05日 07:22撮影 by  SH-02H, SHARP
2
6/5 7:22
七合についた
うまくすると脇の沢の滝が見えるのかもと脇へ行ってみる
七合目社群、および八峯を臨む
2016年06月05日 07:23撮影 by  SH-02H, SHARP
2
6/5 7:23
七合目社群、および八峯を臨む
立派な鐘が
木槌でたたきます
激しくいい音がします
2016年06月05日 07:23撮影 by  SH-02H, SHARP
1
6/5 7:23
立派な鐘が
木槌でたたきます
激しくいい音がします
八峯
逆光で撮影が厳しい
2016年06月05日 07:25撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 7:25
八峯
逆光で撮影が厳しい
少し裏に行くと・・・
この先は崖。
怖すぎます。
2016年06月05日 07:27撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 7:27
少し裏に行くと・・・
この先は崖。
怖すぎます。
七合目から滝です
手前の枯れ木が覗きの松だったのでしょうか?
2016年06月05日 07:29撮影 by  SH-02H, SHARP
2
6/5 7:29
七合目から滝です
手前の枯れ木が覗きの松だったのでしょうか?
七合目から滝です
2016年06月05日 07:33撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 7:33
七合目から滝です
七合の先から巻き経て、涸沢を上って隣の尾根に乗るところです
この涸沢に雪があると難度が跳ね上がるそうです。
ここまでの巻き道もかなり狭くて崩れ気味なので要注意です。
2016年06月05日 07:42撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 7:42
七合の先から巻き経て、涸沢を上って隣の尾根に乗るところです
この涸沢に雪があると難度が跳ね上がるそうです。
ここまでの巻き道もかなり狭くて崩れ気味なので要注意です。
なんだか凄いです。
ここまで来て稜線に乗れないはなしよ。
2016年06月05日 07:52撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 7:52
なんだか凄いです。
ここまで来て稜線に乗れないはなしよ。
シャガ
ここでもやたら綺麗だった
2016年06月05日 08:12撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 8:12
シャガ
ここでもやたら綺麗だった
ごっつい岩が。
この前後の登りがきついです。
2016年06月05日 08:15撮影 by  SH-02H, SHARP
1
6/5 8:15
ごっつい岩が。
この前後の登りがきついです。
八峯もあと少し
2016年06月05日 08:22撮影 by  SH-02H, SHARP
3
6/5 8:22
八峯もあと少し
小屋見えた。気持ちの中では半分ゴールみたいな感じがしてしまうが、その脱力感が要らぬ怪我を招くと気を引き締めます。
2016年06月05日 08:22撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 8:22
小屋見えた。気持ちの中では半分ゴールみたいな感じがしてしまうが、その脱力感が要らぬ怪我を招くと気を引き締めます。
小屋の脇につきました。
屏風道完歩です。
2016年06月05日 08:34撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 8:34
小屋の脇につきました。
屏風道完歩です。
魚沼の平野です。田植えが成されていました。
魚沼産コシヒカリはとても高いが、それに見合う美味しさがあります。ここで作られているんだなあと。
2016年06月05日 08:34撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 8:34
魚沼の平野です。田植えが成されていました。
魚沼産コシヒカリはとても高いが、それに見合う美味しさがあります。ここで作られているんだなあと。
小屋のあたりで一休み。軽食と休息が利いたようで、多少楽にはなった。では八峯に挑みます。
2016年06月05日 08:45撮影 by  SH-02H, SHARP
3
6/5 8:45
小屋のあたりで一休み。軽食と休息が利いたようで、多少楽にはなった。では八峯に挑みます。
お不動さん
2016年06月05日 08:54撮影 by  SH-02H, SHARP
3
6/5 8:54
お不動さん
北面からは吹上てガスル
2016年06月05日 08:54撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 8:54
北面からは吹上てガスル
白いイワカガミ?
2016年06月05日 08:59撮影 by  SH-02H, SHARP
1
6/5 8:59
白いイワカガミ?
美しい渓谷と稜線だが、雪足りず・・・
2016年06月05日 09:07撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 9:07
美しい渓谷と稜線だが、雪足りず・・・
八海山からの越後駒
2016年06月05日 09:10撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 9:10
八海山からの越後駒
入道と中ノ岳
2016年06月05日 09:19撮影 by  SH-02H, SHARP
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入道と中ノ岳
中ノ岳と越後駒
2016年06月05日 10:04撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 10:04
中ノ岳と越後駒
越後駒 アップ
2016年06月05日 10:04撮影 by  SH-02H, SHARP
6/5 10:04
越後駒 アップ
入道から北への稜線
2016年06月05日 10:04撮影 by  SH-02H, SHARP
3
6/5 10:04
入道から北への稜線
八峯 いいですね
2016年06月05日 10:04撮影 by  SH-02H, SHARP
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八峯 いいですね
山頂 ついたぜ
2016年06月05日 10:09撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 10:09
山頂 ついたぜ
奥に荒沢
2016年06月05日 10:21撮影 by  SH-02H, SHARP
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奥に荒沢
八海山 入道岳から中ノ岳へ
その稜線道は、がつんとおちてがつんと登るし、中ノ岳に着かないと休めないのが厳しいところ。中ノ岳には前日に行ったばかりなので山にも思いがあるし、この道はいつかとの想いが募る。
2016年06月05日 10:22撮影 by  SH-02H, SHARP
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八海山 入道岳から中ノ岳へ
その稜線道は、がつんとおちてがつんと登るし、中ノ岳に着かないと休めないのが厳しいところ。中ノ岳には前日に行ったばかりなので山にも思いがあるし、この道はいつかとの想いが募る。
大日岩
2016年06月05日 10:42撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 10:42
大日岩
分岐
見落とさないか不安だった
2016年06月05日 10:52撮影 by  SH-02H, SHARP
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分岐
見落とさないか不安だった
やはり巻機山から兎岳の稜線はきれいだ
左手前は阿寺
2016年06月05日 11:06撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 11:06
やはり巻機山から兎岳の稜線はきれいだ
左手前は阿寺
鞍部 八峯と入道
2016年06月05日 11:07撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 11:07
鞍部 八峯と入道
巻機山から東への稜線
2016年06月05日 11:09撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 11:09
巻機山から東への稜線
左端のパつんと落ちているところはなんだろう
2016年06月05日 11:23撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 11:23
左端のパつんと落ちているところはなんだろう
新開道七合目
この少し先で山と高原の地図 執筆の方に出会う。
貴重なお話に感謝。楽にお山に登れていることに感謝です。
2016年06月05日 11:47撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 11:47
新開道七合目
この少し先で山と高原の地図 執筆の方に出会う。
貴重なお話に感謝。楽にお山に登れていることに感謝です。
四合目 稲荷
2016年06月05日 12:36撮影 by  SH-02H, SHARP
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6/5 12:36
四合目 稲荷
ゴールから八海山のスキー場
2016年06月05日 13:05撮影 by  SH-02H, SHARP
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ゴールから八海山のスキー場
ゴールから八峰、入道
2016年06月05日 13:05撮影 by  SH-02H, SHARP
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ゴールから八峰、入道
撮影機器:

感想

八海山は以前スキーできたことがある。スキーにはまりまくっていた頃のこと。
八海山スキー場はコブ道場として、セミプロの人々の鍛錬の場として名を馳せており、石井スポーツあたりの神保町 スキーショップ街の方に勧められたので、さぞかしえぐいのだろうと覚悟はしていたが、実際来てみて噂通りと感じた覚えがある。

今回はお山の方へ。
古来から修験の山であった八海山。八海山〜中ノ岳の間の縦走路が非常に厳しそうであるとのことから三山縦走を取りやめ、各々に登ることとした。そのため、前日は中ノ岳・丹後を十字峡から周回縦走している(前レコ参照)。
そして、当日、八海山と荒沢岳の両にらみだったのだが、中ノ岳近傍で会った方々からの情報を元に鑑み、荒沢はまたの機会とし、八海山の方を行くことにした。
八海山を踏めば、昨年の越後駒ケ岳をあわせて越後三山(魚沼三山)を何れも登頂することになる。
八海山単独とするならば、修験で長らく用いられてきた屏風道を登って更に八峰を縦走し、最高点である入道岳を踏むコースが八海山の醍醐味を堪能できていいだろうとこのルートを計画していた。前日にほぼ同行程で中ノ岳に登った地元の方にも八海山に行くなら是非屏風道をと勧められ、意を決して八海山へ屏風道と八峯縦走での登頂を敢行した。
想定では当日はあまり天気が優れないという話もあり、道の駅車中泊後に天候次第で考えることとしたが、結果的に予報よりも天候に恵まれ、雨に打たれることもなかった。
そうしてやってきた八海山。
城山口二合目登山口からの屏風道は正に修験の道といった体であり、破線となっているのもなるほどの道だった。道々に行場らしい碑があり、滝行場らしき四合目と、そこから稜線までひたすら直登の鎖だらけの屏風道はこれまた噂に違わぬ難所ぶりだった。表妙義に比べれば素直に登ればいい分楽ではあるのだが。
道中、七合目の覗きの松あたりはお隣の滝が間近に迫り眺望がよい。
その先、しばらくすると巻き道となるのだが、実はここあたりが嫌らしいようだ。
幅が狭く崩れ気味の箇所があるし、その先に涸れた沢を登る区間は例年だと雪の下で非常に厳しいらしい。
厳寒期においては別ルートに行く必要があるとのこと。
さらに進むと、稜線の千本檜小屋が間近に見える。
ここから小屋までは穏やかな道を景色や植物を眺めつつ体を休めるといいと思う。
このあたりは里の方への景観がよいで。浦佐駅、信濃川・魚野川出合である越後川口、魚沼の田園など。

小屋からすぐ、八峯が始まる。
八峯は屏風に比べれば難しくはないが決して楽だとは言わない。ここまでの疲労が出てへばっている可能性があることを留意した方がいい。滑落注意です。
さて、稜線に乗ると東より斜面から吹き上げる風に乗ってガスが上がり、中々越後駒、中ノ岳、入道、八峯他がなかなか見えてくれなかった。
完全にガスの中ではないことが救いであり、上記の箇所などが時折が見えてくれ、ある意味ただ見えるのよりも嬉しいかもしれない。

最高点の入道岳へ向けて八峰を行く。
峰々にお堂や像があり、北面に雪渓が広がり、向かう先には八海山最高峰の入道岳と、中ノ岳、越後駒が見えたり見えなかったり。
無事、三山の頭を見届け、入道岳を踏んだ。
ここからは中ノ岳への稜線を目に焼きつけた。
今回はあえて止めたがいつかは入道岳〜中ノ岳稜線を行き、三山縦走を成したい。

入道で小休止し、下山とした。
予定通りの新開道か、阿寺山経由とするか迷ったがオーソドックスに新開道とした。
前日に歩いた十字峡から中ノ岳への道のお隣に聳える阿寺山と八海山の稜線が魅力的であり、阿寺山には地塘もあるとのことでこちらのルートに惹かれていたのである。麓付近が道悪と聞いており、山と高原の地図には通行困難とあり、結局、当初の予定通り、新開道での下山を採用とした。
八峯分岐から巻き道の方を進んで分岐まで行き、その分岐からトラバースしつつ尾根に回りこんで新開道の稜線に乗る。この区間がこれまた厳しかった。
稜線に乗ってからは常識にかかる一般登山道。整備されており、比較的歩きやすく、持ってきたストックが役立つ区間にやっとなった。ここまでの道中ではストックはひっかかるだけで邪魔にしかならないので、行かれる方はご留意を。

下山に新開道を歩いて得られた最大のものは山と高原の地図の執筆者との偶然の出会い。道中の疲れもあってか数十分は話し込んだと思う。
この日は新開道を下から整備しつつ、たけのこ取りをされていたとのこと。
当日の朝に頑張って登った屏風道。道の崩れがあるゆえに、登り専用で下り禁止となっているが、これは新開道を開削したからできる処置なのだろう。
その屏風道も、上から重機持って下りながら薮刈りをなさるとか。
ただ歩くのも滑落が怖いというと、いちいち確保する方が面倒とのこと。
ほとほと驚かされた。
なお、阿寺からの下山に関して言えば、現在は通行不能というほどではなく、再整備は進みつつあるとのことです。なので、尚更今回は回避した阿寺道を行ってみたいと思う次第。
厳寒期に屏風道登頂、残雪期に上越国境稜線を巻機山から大水上、大水上から平、平鶴、至仏と縦走されたとか。この区間は雪解けすると薮が出て却って時間がかかるので雪がある時期の方がいいとのことでした。
山と高原の地図の執筆を行っている都合上、毎年地図にあるルートは全て歩いて状態の確認をなさっているそうです。
どこまでも頭が下がります。
薮道を行くと登山道の有難みを感じることは再三ありましたが、今回改めて感謝に堪えないです。

八海山、素晴らしい山です。
タイトルに書いたように冬は冬でスパルタ、夏は夏でこれまたスパルタ(屏風道を使わなければもう少し楽なのでしょうが)。歯ごたえ満点で、充実した山行をできました。越後三山を少なくとも三座とも登頂でき、満足できました。

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