【残雪期BC】月山
- GPS
- 07:24
- 距離
- 11.0km
- 登り
- 953m
- 下り
- 933m
コースタイム
天候 | 快晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年05月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
写真
感想
高校の頃に山バカメンバーでエコプロのガイドさんの導きのもと翌日通った月山山域を10年ぶりに再訪したこのGW。
2日の下界ステイ?を経てようやく月山が微笑んでくれた。
天気図的には低気圧優勢だが、相対的高圧部で十二分にチャンス。
前日はポレポレファームに宿泊していたので準備も楽チン。
朝一でスキー場駐車場にいき、リフト運行前から登り始める。
nampoさん、O田はスノボー、samoaはスキーで登る。
最初だけスキー場を少し登って尾根に取りつく。
振り替えると朝日連峰が朝陽に輝いている。
高度を上げるにつれ姥ヶ岳、月山がよく見えてくる。
さすがの大きさ。険しさはないが、大雪を思い出すような懐の大きい山域だ。
途中、クラックっぽいところを交わしたりしながら、リフト運行前にまで登る。
姥ヶ岳の大斜面は真っ白なすりばち状。
それが姥が沢に吸い込まれていくのはなかなか圧巻だ。
今のシーズンなら十分雪は安定しているので、斜面をトラバースして横切る。
牛首の手前に着くくらいで、リフトを使って登ってきたパーティーが見えてくる。
牛首手前が少し段差っぽいので尾根上に復帰。
牛首以降の月山への登りが急で雪も少なそうなので、スキー、スノボーはここにデポしてアタック装備で山頂を目指す。
牛首で足の速い人たちには追いつかれてしまったが、気にせずのんびり登る。
使えるところまで雪を使い、途切れたところで登山道へ。
ここまでスキー持ってきてもよかったかな?
薄雲が出ているのか太陽の回りにリングが出ていて不思議な感じだ。
それにしても、ここから臨む姥ヶ岳へ至るすりばち状の火口地形は本当に見事で見ていて飽きない。
その後ろには朝日連峰。
縦走意欲を掻き立ててくれるいい山並み。絶対いつか歩きたい。
ちょいガレの登山道を登っていき山頂の月山神社へ。
この辺りまでくると反対側のゆるやかな斜面にはたっぷり雪が残っている。
そして、山頂へでるとドドーンと鳥海山が迎えてくれる。日本海からそそりたつその姿はさすがといったところか。
最高の天気で最高の山頂。計画した泊まり山行ではなくなってしまったが、待った甲斐があったというものだ。
本当に穏やかで八甲田や岩木山、栗駒、舟形、蔵王、磐梯山、朝日、飯豊と東北の秀峰たちが一望できる。
気持ち良すぎて、1時間くらいピークでうだうだ。
ピークの斜面を滑っている人もいて楽しそう。
そこそこピークも賑わい始めたくらいで下りはじめる。
行きの斜面はシリセード。久々のスーパーなやつで快適で楽しい。
牛首から少し登り返して、デポ地へ。
スキー、スノボーを装着してお待ちかねの滑走へ。
前日に少し降雪があったのか、少し表面は柔らかいものの重くはなく、いい感じの走り雪になっている。
すり鉢に吸い込まれるように滑り降りるのは最高に気持ちがよく、思わず歓声が出てしまう。
後続の二人も楽しそうに滑り降りてくる。
う〜ん、最高だ。
最後に姥ヶ岳にも寄り道。
スキーにシールを巻き直し、登り返す。
ちょっとの急な登り返しだが朝からのハイペースの影響か、少ししんどくなってくる。
稜線の左手にはなかなか大きな雪庇が出ていてクラックも走っている。
サイズ的には10m程度といったところか。
月山もそうだったが、姥ヶ岳にもこれといってボッコや看板がない。
適当に記念撮影。少し天気も悪くなってきたか。
姥ヶ岳を踏んだあとは行きに眺めた大斜面を滑走!
稜線の雪庇の切れ目から滑り降りる。
けっこう斜度があったが、雪質がよくターンが心地よく決まり、大斜面を一気に滑り降りる。
あまりに楽しすぎて少し下りすぎてしまい、スキー場復帰のために若干登り返しすはめに。
スキー場には月山の看板があるので、記念撮影。
午後のせいもあってか雪質が悪く滑りづらいが、気合で降りて駐車場まで。
下山後は、10年前の月山周辺登山でお世話になったエコプロのガイドさんを訪ねる。
本当に会うのは10年ぶりだったが、覚えていてくれて当時の懐かしい話、それからの話、山の話をたくさんすることができた。
必ず山バカメンバーと一緒に山に行くことを約束し、お別れ。
ポレポレファームに戻ってからも、オーナーやお母さんと昔話に花を咲かすことができた。
その後は、ちょっとポレポレの回りを散歩。
フキノトウやハリギリなどの山菜を見つけたりすることができた。
ふと振り返ると、暮れなずむ空に月山が浮かんでいる。
10年間、ほったらかしにしていたが、やはり素晴らしい山だ。
いろいろな時期にいろいろな人とまた来よう。そんなことを考えながら晩御飯の待つポレポレへの足を早めた。
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する