はじめての大岳山 武蔵五日市白倉から御岳山 大塚山 古里
- GPS
- 07:45
- 距離
- 13.6km
- 登り
- 1,308m
- 下り
- 1,340m
コースタイム
09:10大岳山山頂09:44→10:35鍋割山→10:58奥の院11:25→11:35長尾平11:40→
11:45御岳神社12:30→13:00大塚山→14:10大塚山登山口丹三郎14:15→14:25古里駅
天候 | 快晴!! |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り 14:56JR古里駅青梅行き |
コース状況/ 危険箇所等 |
・大岳山山頂手前の登山道が一部崩壊して通行止めですので迂回して行きます。 ・大岳山山頂までの道は整備されていてたいへん歩きやすいです。 ・鍋割山から御岳山への道の奥の院への分岐の道標が「徒歩40分」といたずら書きされています。「徒歩10分」が元々の表記だったと思います。 ・大塚山から丹三郎までの登山道は落ち葉で敷き詰められています。 ゴロ石、木の根が隠れていますので気をつけました。 ・トイレは大岳山荘、長尾平、御岳神社、大塚山登山口にあります。 大塚山登山口のトイレはウオッシュレットです。 |
写真
感想
12月。
慌ただしい合間をぬって、行きたかった大岳山へ連れて行ってもらえました。
今年の初めに行くつもりが、凍結が心配で行けず終いで再び冬になってしまいましたが、この日を逃したらお目にかかれないような冬のポカポカ陽気の一日、快適(?!^^)な山登りを楽しんできました。
終点武蔵五日市駅では、既に折り返しの立川行きに変わっていて、上りの乗客に声掛けて頂いて爆睡モードから冷静沈着のふりモードに切り替え、内心どんだけあわてて降りて、まだ暗い駅前のバス停に着いたことか。
乗客はわたし達2名のみ。
降りたバス停の町もまだ眠っているよう。
犬の散歩の方にも大嶽神社の方にも「早いね〜」と褒められる。
「大岳?鳥居が新しくなったから見て下さいね」とも。
少しづつ明るくなってきて登山口を進むと植林の中に鳥居があり、一丁目の石柱がある。
ここは登山道という名の参道なのですね。
訪れる人も多いのでしょう、踏みしめられた尾根道をただひたすら登っていく、というほかに表現しようがありません。
前日突然大岳山行き決定になってリサーチ不足ではありますが、あの、遠くから見たところこんもりとした微笑ましい姿のお山がよもや、こんなきつい道を抱えていようとは‥
だけれども。
稜線に出るところで、あれっ、富士山!?
いつも思うのですが、富士山見えると何故か嬉しくなるといいますか、ヤッター、と思うといいますか‥
まだ訪れていない御前山もすぐ近くに見えます。
さらにまた登りが始まり、これがまた結構な急登で、山頂は展望が最高、という情報を望みに託してただただ登る。
だけれども。
山頂まで行かずとも、馬頭刈山からの道が合流した先に、さきほどより大きな姿で富士山が。
朝の光の中ですらりと裾野を広げています。
青く見える山々を従えて被った雪の白さは別世界の景色です。
同行者もこれだけ急登ばかりとは思っていなかった様子でしたが、今日の最高の山日和の天候に、恵まれた展望にはいつものハイスピード登山とは違ってこころなしかスローペースで進んでくれる。‥って、今日は時間的に余裕もあるからなのか、二日酔いなのか?
でも私の足早のペースが、同行者の普通のペース。
ちょっとした岩場も苦手意識は置いて乗り越えて、山頂に到着。
山岳展望図を左手に山々を確かめる。
青い空。 白い雲。澄んだ空気。景色は全然ガスらない、最高。
思いのほか早く着いたので下山ルートを鋸山→奥多摩駅から御岳山へ行くことに変更。
大岳山荘から御岳山までの道のりで何名もの方たちとすれ違う。
この道はクサリも設けてある箇所もあれば岩場もあり、下りとはいえいや、下りだからこそ緊張して下りる。
芥場峠の分岐で滝コースにするか山コースにするかで山をとり鍋割山へ。
さらに進むとほどなく御岳山へ行くのに奥の院をとったら、プチ稲村岩の様子で少し面食らいました。見た目にも似ているといえば似ていました。
ここを下りればもう御岳山です。
樹齢100年、200年、300年の杉の木立を進んで行くにつれ参拝客の姿が増えていく。
御岳で蕎麦、と決めていたので眺めのいい席のある参道のお店で休憩。
日の出山から下りるか大塚山から下りるか、実はわたしは今年1月に古里から大塚山経由で御岳に来たつもりでしたが間違えて山頂には行ってないので、大塚山コースで下りることに決定。
お蕎麦は美味しかった☆です。
お店の方に聞かれて武蔵五日市、大岳山から来ましたと伝えたらビックリしてくれました。
なんたって暗いうちから行動開始しましたもん。
二度目(?)の大塚山山頂はアンテナが眺望を遮っていて早々に下山しました。
道のりは樹木が落葉しているせいで山並みがきれいに見渡せますが、景色を見ていると足元を取られそうになります。
やがて植林の薄暗い道になり、下るにつれ町の音が聞こえてきます。
きれいだった富士山、いつか行く御前山、よく見えた本仁田山、冬に行きたい雲取山、見えると嬉しい三ツドッケ、
お別れお別れの時間です。
なんだかもっと山の中にいたくって、もうちょっと登ったり下ったりしたかったなあ、今度はいつ来られるのかなあ、なんて淋しくなってしまいました。
なーんちゃって、朝6時40分からぜいぜい言ってたくせに。
ある女性登山家の本に、バリ島のアグン山へ行かれたお話が載っていましたが、
バリ島の人々は神々は山に住んでいると信じられているそうです。
山岳ガイドが、神はすべての言葉を理解します、だから山で疲れた、とか汚い言葉を使ってはいけませんという注意があったといいます。
なんだかとても印象強く残りました。
痛いだの、暑いだの、長いだの、きついだのブーブー言いっ放しのわたしにはズキンときました。
こんなにも楽しい一日を過ごせるのですもの、文句言わずに登らなきゃ、いけないのです、が、ね。
と言ってるそばから、あ-、汗が目に入るー、のどが乾いたー、お腹すいたー、
ってか〜。
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