御嶽山開田口七合目まで 〜溶岩流森林植生観察〜
- GPS
- 05:52
- 距離
- 7.2km
- 登り
- 634m
- 下り
- 635m
コースタイム
天候 | 晴/曇 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
駐車場:登山口から林道を100mほど進むと「登山者用駐車場」の看板有り。実質4台。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポスト:登山口 トイレ:なし 危険箇所:なし |
写真
感想
ヒカリゴケは、わずかな環境変化でも枯死してしまうほどにもろいので、見つけても注意して観察してください。環境省により、レッドリストの準絶滅危惧(NT)に指定されています。
清水岳志さんの案内により11名参加。開田口登山道四合目登山口より入山。登山道沿いの苔むした亜高山帯の樹木と林床植物を観察しながら七合目(標高2200m〕をめざし、ハリガネカズラ、イワツツジ、イチョウラン、ヒカリゴケなどが見られました。
伊那谷の自然 185 2016年6月1日発行
「御嶽開田口登山道の森林植生 清水岳志 」より
◆登山道
開田口登山道は登り口の標高が1500mと低く、距離が長いため利用する登山者の数はとても少ない。この登山道沿いは県立自然公園の特別地域のため伐採を受けておらず、登り口からずっと自然植生の中を歩くことができる。そのため冷温帯上部から高山帯までの森林植生を観察するのに最も適したルートと言える。
◆溶岩の森
開田口登山道のある三ノ池火山の溶岩流(9500年前)は御獄火山の溶岩流としては比較的新しい(他の溶岩流は3万年より以前)。その後も現在に至るまでに3回の小規模なマグマ噴火や10回以上の水蒸気噴火がおこったが、火山灰などの噴出物が溶岩の隙聞を完全に埋めるには至っておらず、溶岩の岩塊が厚く積もった表面地形がしっかりと残っている。御獄の中腹から上部は雲霧がかかることが多く、空中湿度が高いため溶岩の表面はコケがマット状に覆っていて針葉樹の稚樹の発生にはとても良い条件になっている。そのため多種類の針葉樹によって森林は形成されている。
「伊那谷自然の友の会」観察会は、植物、昆虫、鳥類、森林科学、地形・地質などの専門家が参加しますので、ささいな疑問についてもやさしく答えることが出来、初めての方でも理解しやすく楽しめます。
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