編笠山 [敗退彡彡彡彡]
- GPS
- 04:33
- 距離
- 8.8km
- 登り
- 1,151m
- 下り
- 1,151m
コースタイム
↓
10:30 約2450m地点にて敗退
↓
12:18 富士見高原駐車場
天候 | 晴れ 強風 原村 8:00 3.0℃ 西南西の風4.0m/s 9:00 4.2℃ 西の風4.0m/s 10:00 5.7℃ 北西の風2.0m/s 11:00 6.6℃ 西の風3.0m/s |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
新雪 深くとも5cm以下でした。 2300メートル森林限界以上稜線は強風時注意が必要です。 |
写真
感想
○鹿のトレースに導かれるも○
●稜線上強風で無念ながら敗退!●
今回の山行は、少々無謀であったと少し反省しています。
天気自体は終日晴れ模様の予報でしたが、風について計算していませんでした。
4:00起床、5:15調布ICから中央道へ。
天気はかなりよかったです。
小仏トンネルを越えると次第に東の空が明けてきます。山の端もクッキリです。
大月でまだ赤富士にははやい富士山。
笹子トンネルを越えると、お待ちかねの赤石山脈が!
甲斐駒、鳳凰、白峰三山はもとより、荒川岳と赤石岳いいですね〜。
テンションが上がってきました。
6:45ころ双葉SAで甘辛鶏唐に半熟玉子がのっかった「からあげ丼」で万端です。
しかしですよ、双葉をでると風がいきなり強くなってきました。
八ヶ岳頂上にも雲がかかっており、雪が降っていると容易に想像つきます。
「ん〜〜!?」 いやな予感。
白樺湖へスキーシーズンはけっこう行きますが、韮崎から風が強いと他に行く。
そんなことをしていましたが、そこまでの強さではありませんし、
小渕沢ICを降りて、富士見高原までは行ってみようと決めました。
駐車場へ着いても、そこまで風は強くありません。
また、風はあっても、気温は高いのです。身を切るような寒さはありません。
ある程度は耐えられそうだという判断で、「行ける所まで」登ることにしました。
アスファルトには雪はありませんでした(ノーマルタイヤでした)が、
登山道を入ってすぐから薄く雪が積もっていました。
アスファルトでは強風で飛ばされたのでしょう。
駐車場には3台あり、3組が先行しているのだろうと思いました。
西岳との分岐点を過ぎると、編笠山方面にはトレースがありませんでした。
みなさん西岳へ向かったということですね。少し心細い。
風で背丈の高い木々がきしんでいる音、そして間断なく風の音が聞こえます。
そしてトレースのない雪の道。先々週の四阿山でも積雪があったものの、
はじめての積雪期トレッキングとなりました。
歩いていると、高い鳴き声がします。キジかな?と思っていたら、
7、8頭の鹿の群れでした。写真を撮らせてもらえるイトマもありません。残念。
樹林帯は防風林となっていて、不安は取り除かれていきました。
その鹿の群れを見たあたりから、先行者のトレースがあるのです。
そう「先行者」は鹿だったのです。
人間を見ると逃げますが、いないと人間の匂いの染み付いた道を使っているんですね。
ほんと感心させられるぐらい、登山道に忠実に歩いているんですよ。これには感動しました。
そしてそのトレースは2100メートル付近でなくなりました。彼らのテリトリーはここまでなんですね。
また途中、写真にもあるように道のど真ん中に鹿の角が!
これは時間が経った死骸なのだろうか……。いつからここにあるのか?……。
編笠山のとりつきまでは緩やかな登山道だと思います。
森林限界間際の上部が積雪期だと少し迷う可能性があるかな?と思いました。
上部でも積雪は5センチあるかないかです。アイゼンは使いませんでした。
標高が高くなるにつれて、風の音が大きくなります。
そして2400メートルを超え、蓼科山頂上付近のようなゴーロ状の稜線に出ました。
最初は展望に感動していて、強風の危険性に気が付かないでいたのですが、
次第に立って歩けないほどの突風が頻繁に吹き始めました。
幸い気温は温かいほうで、体温が奪われるという危険は感じませんでしたが、
吹きっさらしのゴーロで、飛ばされるかも?という不安が出てきました。
頂上はもうすぐそこ!なのでしょうが、上部は隠れるような岩がなさそうです。
ここが「行ける所まで」であると決断しました。
これが冬の八ヶ岳か!! 少し実感できました。
そんななかで、なんでもいいから的写真撮影を決行しました(笑)ほんとうに余裕がありません。
下山中は、風の音が弱くなったと思い込んで、止むのを待って登頂したかったなぁ。とか未練たらしいことを考えていました。
近いうち、風の弱い日に、またリトライしたいなぁと思っています。
気温はグッと下がってくるだろうし、今日のを参考にしてみます。
途中はじめてひとりのかたとすれ違いましたが、軽装(帽子なし)だったので、風が強いことをお話しました。その方も敗退されたようです。
山の世界に入って(いっぱしな口でいえば)4年経ちます。
今シーズン晩夏からかなり嵌ってしまっていて、その流れで「冬季」のトレッキングの良さも今日十分知りました。
スキーがメインなのですが、装備を用意して登りたいと思います。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました。
こんにちは
強風の中、お疲れ様でした。
やはり安全第一と思います。
山は逃げませんので、また次の機会がありますし・・。
私も昨日、那須の三本鑓岳に行きましたが、雪が少なか
ったので白銀とまではいかなかったですが、誰もおらず
貸切り状態でした。
風は強かったものの、編笠山のような突風はありません
でした。
しかし、同様に誰にも会わない上、まして追っていた
トレースが鹿だったなんて、ドッキリものですね。
おまけに鹿の○○もあったなんて。
では、また。
はじめての強風でした。
麓で風が強ければ、当然上はもっと強い。
当たり前のことなんですが、身をもって学びました。
風でしなる枝はそれほどうるさくもなく、樹林帯の雪を踏み、シカのトレースを追う。静かな時間。
これは今までにない山行で、たいへんいい時間だったなぁと思っています。
晴れていて明るかったから多少は余裕があったのかもしれません。
冬山の危険と楽しさ、両方を経験できたので、たいへん収穫があったと思っています。
URU-12さんもすぐさま三本ヤリリトライなんて、かなりヤリますね
ゆっくり拝見します!
余談
kankotoさんの日帰り甲斐駒黒戸尾根には驚きますね。凄!
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