乗鞍岳 のち 硫黄岳
- GPS
- --:--
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 758m
- 下り
- 2,137m
コースタイム
天候 | 晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2015年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
|
写真
感想
1年前を振り返りUPします。
・この日は、夜行バスの出発の前にと、足ならしにいつもの高尾山へ。帰ってリセットして支度。新宿であるぺん号へ乗車。
・畳平BTの標高は心構えしていたけれど、ご来光に間に合いたくて、すぐに大黒岳へ歩き出す。さすが人気の山、人出が多くてヘッデンも要らない。
・大黒岳からのご来光は素晴らしくて、既に満ち足りる。一瞬、もう登らなくてもいいくらい、と思った。
・申し分のない快晴、眺望がすばらしくて、輝く山並み、抱かれる湖、雪渓・・・何度も振り返りながら、うっとりと登る。
・ただいつもと違ったのは、足が思うように前に進まない、眠い、だるい、重い。気づけば登山道の脇に時々、ぐったりと休んでいる人が目立っていた。結局山頂に着いた時、いつもならCTの7掛けくらいなのに、少しオーバーしていた。後から、軽い高山病だったのかなと気づく。
・とはいえ、出発が早かったので、肩の小屋に戻ってもまだ10時。みんなぞろぞろと畳平BTに流れていくけど、物足りないなと思い、乗鞍スカイライン〜硫黄岳方面に足を延ばそうと決めた。この決定によって、この日の山行は、るんるん(死語)な前半vsとほほ(同じく死語)な後半と、明暗が分かれた。
・硫黄岳まではすばらしかった。スカイラインも道端がずっとお花畑で、車もいないし静かで癒された。そう、畳平までとうってかわって、人気(ひとけ)がほとんどなかったのだ。思えば、「穴場」と「人気(にんき)がない」は背中合わせだった。
・結局、十石山登山口に入ってからゴールまでの約5時間、見事に人っ子一人にも遭わなかった。一方、金山尾根に入るころから、道はどんどん悪くなり、笹が茂り足元は見えず、不揃いなガレも多く足をとられ、道幅もはかりかねた。結果、1度、道端から2〜3m滑り落ちた。何とか這い上がって事なきをえたものの、おそらく叫んでも笛を吹いても、届く人はいないだろうと思われた。そう思うとぞっとした。ぞっとした後、平静を保って落ち着いて降ろうと思ったけれど、焦りは隠せず、さらに3度ほど、転倒した。
・スキー場ゲレンデの草原に飛び出した時にはほっとして駆け出した。既にかなりいい時間になっていて、バスの時間を目指して走った。結局予定通りのバスに、売店でごくろうさまの缶ハイボールを買うくらいの余裕はもって、乗れた。
・結局12時間のロング歩きになった。ソロで歩くことの「光と影」・・・忘れられない山行となった。
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