[FujiView] 山伏≪≫大谷崩 [崩れ]
- GPS
- 04:45
- 距離
- 9.1km
- 登り
- 1,134m
- 下り
- 1,118m
コースタイム
<紆余曲折>
11:04新窪乗越
12:05山伏
12:33山伏
13:18新窪乗越
14:00駐車場
天候 | 晴れ 井川 0.5℃(8:00) 11.7℃(12:00) 9.6℃(14:00) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年12月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
赤水の滝を過ぎると間もなく「大谷崩工事現場」的控え目な看板のところで左折し道なりに 復路は東名静岡ではなく、東名清水へショートカット。 県道27号新東名JCT工事中の交差点から県道74号へ左折。その後、静清バイパスへ。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
≪大谷崩≫ 基本的に崩壊地ですので、下り時が浮石に注意が必要だと思います。 また落石に注意です。 新窪乗越≪≫山伏 90%圧雪路でした。 |
写真
感想
○日本三大崩れを訪ねて○
●山伏からの展望と●
幸田文著作の随筆集『崩れ』。
この冒頭に出てくるのが、『大谷崩』です。
「日本三大崩れ」のひとつということで、観てみたくなりました。
果たしてどんなものか?と。
またしても天気がよく、東名を西進すると遮るものない富士が現れました。
富士川SAの撮影ポイントですかさずピッ! 駿河湾も穏やか。
ドライブ日和だね。
静岡ICを降りて、ひたすら梅ヶ島を目指しました。ほんとうに長い45キロオーバー。
大谷崩へは、赤水の滝を過ぎて少し行ったところを左折するのですが、
「積極的」な案内看板はありません。なにせ治山工事現場ですので。
間違えて行き過ぎてしまいました。道の終点が崩れになります。
いやあ、ほんとうに凄いものです。
好天すぎるのは、崩れの舞台には相応しくないのかな?
300年前に崩壊が起き、現在のような小康(ではないかもしれないが)の状態になったのはいつ頃なのだろうか?
休日のためか、さては冬季の休工期のためか、車両や重機がなかったのは意外に思いました。
じつは、登山道とは別の大谷嶺直下の崩れを観に入ってしまいました。
中部からは急斜面になっていて、絶えず小石が落ちいました。
さて、登山道はいちおう緩やかな斜面にルートを取られています。
上空は“東海道”空路になっているので、飛行機の音も絶え間なく少し興ざめの感もあり。
「扇の要」から40分ほどで「新窪乗越」に着きます。
そこから大谷嶺へは行かず、山伏へ向かいました。
乗越からの稜線上は最近降った雪が3センチほどありました。意外でした。
軽アイゼンは不要でした。樹林の間から白い赤石山脈が見えます。
でも必ずしも展望が良いとはいえません。慎重に進みます。
山伏まで15分というところで、中年男女10人ほどの団体さんとすれ違いました。雪道を楽しそうに歩いていたのが印象的です。
来た道を折り返す予定ですので、団体さんに踏み固めていただいて助かりました。
新窪乗越から1時間で山伏(蛇足ルビ:やんぶし)に到着!
3名いらっしゃいました。みなさん大谷からは来ていないようです
最初は開けたところから聖、上河内、赤石、荒川、おお塩見、こちらに惹かれていたのですが、
反対側にはバ〜〜ンと富士山じゃないですか!
いやあいいですね!いいですね!
でも光岳はちょっと見づらいですね。あと大無間山方面も展望がききません。
あまり長居せずに戻りましょう。
おっ! かわいいトイプードル連れの方が気付かない間にいらっしゃってビックリ。
ほんとうに帰りはラクでした。
このあと雪がどうなるか?凍ると思いますので、参考にしないでください。
新窪乗越から、大谷崩を見下ろしながら降ります。
崩壊地なので、比較的大きな石は浮いています。注意が必要です。幸田文も伝聞として記していました。
14:00ちょうどに降りてきました。
大谷崩を実際目の当たりにしましたが、穏やかな好天だったからか、幸田文が感じた「悲愁感」とまで感じることはありませんでした。
今日の天気のように小康状態が近年は続いているんでしょうか?
でも草木が茂るような状態ではない、土石だらけの荒れている風景はやっぱり異景といっていいでしょう。
いろいろ考えた山行でした。
最後までお読みいただきありがとうございました。
votti
最高の天気で、空の青さが印象的ですね。
この天気は、小説の舞台に浸るには相応しくなかった
とのことでしたが・・・。
周囲の尾根から雪を被った頂が見え隠れして、冬山へ
招いているようにも見えます。
私も早くどこかに出かけたいと思います。
ほんとうに最高の天気でした。
あらためて写真で見ると、こんなに青かったかな?
なんて思ってしまったり
おっしゃるとおりで、赤石山脈がおいでおいでしているのですが、私は近づきがたいオーラを感じました。
山頂に着いたばかりの二人組みが、
「お〜〜〜聖、行こう!」と言ったのが印象的でした。
どうやって行こうとしているのか?
南アルプスの深さを感じる山でした。
地図を見て、こんなところまで行ったのか!と後から思ったりしまして
どちらへ行かれるか楽しみにしております。
今週末も天気がよいといいですね。
編笠山再挑戦はいつになることやら、です
vottiさん、はじめまして。
bikihanakoと申します。
山伏は、bikihanakoの故郷のお山。安陪川沿いの山々は毎月のように歩いていました。山伏では、年越し山行をして、初日の出を迎えたりしていましたので、とても思い出深く拝見させて頂きました
それにしても山伏の山頂標のお写真、斬新ですね。山頂標識を一個づつ並べたお写真は初めてです 山伏の標識はとても個性的だと思っていましたので、雰囲気が出ていて、「お〜 すごい 」と思わず膝を叩いてしまいしました
bikihanako
はじめましてvottiと申します。
コメントありがとうございます。
今回初めて、安倍奥を訪ねましたが、帰ってきてからじわじわと深いなあと実感している次第です。
いいところですね〜
今回はじめて静岡側から登りました。(今夏信州側から悪沢を訪ねました)
お団子標識写真への感想。うれしいです
ルパン三世のタイトルをイメージしました
これからシリーズ化したいと思ってますが。。
画像サイズを落として、負荷を極力下げてますので、ムダな写真と思わないでください
今後ともよろしくお願いいたします
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