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Yamareco

記録ID: 92062
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ハイキング
奥多摩・高尾

鷹巣山でDIY GPS実地テスト

2010年12月26日(日) [日帰り]
 - 拍手
GPS
07:47
距離
17.5km
登り
1,436m
下り
1,671m

コースタイム

08:16 熱海を出発 ホントは倉戸口で下りるべきだったとすぐ気付いた
09:36 倉戸山
10:43 榧ノ木山
11:30 石尾根に合流
12:00 鷹巣山山頂 10分休憩
12:50 城山
13:00 将門馬場
13:30 六ツ石山下
14:00 三ノ木戸山
15:15 林道に合流
16:00 奥多摩駅
天候 晴れ 風強め
過去天気図(気象庁) 2010年12月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
5:57 中野発 6:29立川着
6:39 立川発 7:46奥多摩着

7:50 奥多摩駅発 奥14峰谷行き 熱海まで
コース状況/
危険箇所等
標識は豊富にあり判りやすく迷うことは無さそう。落ち葉が厚く積もっているので登山道を見分けにくいが、目的の山が見えているので大丈夫。ただ、落ち葉に隠れた浮き石を踏んで転びそうになったりしたので注意が必要。

石尾根はところどころ雪が積もり、標高1600mを越えると10cmほどの積雪。サクサクした踏み心地で気持ちよい。アイゼンは持っていったが装着はせず。

斜面で霜柱が溶けている箇所もあり、非常に滑りやすかった。
鷹巣山に登ってきました。雪が積もった石尾根から、もうちょっとで着く鷹巣山を望む。1600m以上は雪がありますね。
2010年12月26日 11:40撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 11:40
鷹巣山に登ってきました。雪が積もった石尾根から、もうちょっとで着く鷹巣山を望む。1600m以上は雪がありますね。
うっかり熱海で下りてしまったので、熱海を出発。階段を登って登山道を目指しました。
2010年12月26日 19:24撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:24
うっかり熱海で下りてしまったので、熱海を出発。階段を登って登山道を目指しました。
DIY GPSの画面はこんな感じ。位置は合ってます。バックグラウンド動作をオンにして動かしっぱなしにしてバッテリーはどのくらい保つのか?
DIY GPSの画面はこんな感じ。位置は合ってます。バックグラウンド動作をオンにして動かしっぱなしにしてバッテリーはどのくらい保つのか?
落ち葉が厚く積もっていてラッセル状態。猟師さんが猟犬を連れて狩り?をしてました。
2010年12月26日 19:25撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:25
落ち葉が厚く積もっていてラッセル状態。猟師さんが猟犬を連れて狩り?をしてました。
最初のチェックポイントである倉戸山まで1kmくらい。真ん中の赤い矢印が現在地、画面右下のが設定した目的地までの距離と方角です。青い丸はGPSの精度を表します。
最初のチェックポイントである倉戸山まで1kmくらい。真ん中の赤い矢印が現在地、画面右下のが設定した目的地までの距離と方角です。青い丸はGPSの精度を表します。
倉戸山に到着。予定よりちょっと早い感じ。
2010年12月26日 19:25撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:25
倉戸山に到着。予定よりちょっと早い感じ。
その時はこんな画面。次のチェックポイントを榧戸山に設定。2kmあるのか・・・。紫の線はGPSログの軌跡です。倉戸山の手前で衛星をロストしてちょっと飛んでしまいました。
その時はこんな画面。次のチェックポイントを榧戸山に設定。2kmあるのか・・・。紫の線はGPSログの軌跡です。倉戸山の手前で衛星をロストしてちょっと飛んでしまいました。
榧戸山までもうちょい。黄色い実線は前もってカシミール3Dに入れておいたトラックです。地図を画像として取り込むので、カシミールで書き込んだ線も表示されます。
榧戸山までもうちょい。黄色い実線は前もってカシミール3Dに入れておいたトラックです。地図を画像として取り込むので、カシミールで書き込んだ線も表示されます。
榧ノ木山に到着。冷たい風が尾根を登ってきて凄く寒い!時計の温度計見たらこの時点で氷点下でした。
榧ノ木山に到着。冷たい風が尾根を登ってきて凄く寒い!時計の温度計見たらこの時点で氷点下でした。
次のチェックポイントを登山道の合流箇所に設定。黄色い破線は目的地と現在地を繋いでいます。
次のチェックポイントを登山道の合流箇所に設定。黄色い破線は目的地と現在地を繋いでいます。
流石、寒いだけあって霜柱も巨大です。
2010年12月26日 19:25撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:25
流石、寒いだけあって霜柱も巨大です。
ようやく石尾根下の道へ。もうちょっとで石尾根。
2010年12月26日 19:25撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:25
ようやく石尾根下の道へ。もうちょっとで石尾根。
避難小屋へ行く道と石尾根の分岐点。正確に位置が表示されています。今日も調子いいです。
避難小屋へ行く道と石尾根の分岐点。正確に位置が表示されています。今日も調子いいです。
石尾根は雪が残ってました。今シーズン初の雪山!(ちょっとだけど)
石尾根は雪が残ってました。今シーズン初の雪山!(ちょっとだけど)
ようやく鷹巣山山頂に到着!意外に人いました。結構寒かったのですが・・・。
2010年12月26日 19:25撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:25
ようやく鷹巣山山頂に到着!意外に人いました。結構寒かったのですが・・・。
頭上の見通しがいいだけあってGPSの精度もバッチリ。予定より一時間半早く着いてしまったのは計画の時間計算を間違えたのか。
頭上の見通しがいいだけあってGPSの精度もバッチリ。予定より一時間半早く着いてしまったのは計画の時間計算を間違えたのか。
遠くには富士山も見えました。絶景!冬はいいですね。
2010年12月26日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
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12/26 19:26
遠くには富士山も見えました。絶景!冬はいいですね。
お弁当のおにぎりをかじったら冷たい!風も強いのでお湯を沸かす気にもならず、10分ほどおにぎりを食べながら景色を見て下山。
2010年12月26日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:26
お弁当のおにぎりをかじったら冷たい!風も強いのでお湯を沸かす気にもならず、10分ほどおにぎりを食べながら景色を見て下山。
あれはなんという山だろう。
2010年12月26日 19:25撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:25
あれはなんという山だろう。
南側斜面でご飯を食べる方々も。そこは風が強くて寒いのでは・・・。
2010年12月26日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:26
南側斜面でご飯を食べる方々も。そこは風が強くて寒いのでは・・・。
石尾根は標高1500mくらいまで雪があったけど、あとは霜の凍土。
2010年12月26日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:26
石尾根は標高1500mくらいまで雪があったけど、あとは霜の凍土。
標高が下がると雪はなく、やや寂しい。そして相変わらず寒い。
2010年12月26日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:26
標高が下がると雪はなく、やや寂しい。そして相変わらず寒い。
奥多摩駅まで直線距離で2.5km。大体3kmくらいの道のりかなという頃、バッテリーは残り3%。大体6時間くらい保ちました。以後は携帯充電器を接続して充電しながらの使用となります。6時間保てば十分かなと。バックグラウンド動作をオフにして使えば12時間くらいはいけるはず(御前山下りでテストしました)。
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奥多摩駅まで直線距離で2.5km。大体3kmくらいの道のりかなという頃、バッテリーは残り3%。大体6時間くらい保ちました。以後は携帯充電器を接続して充電しながらの使用となります。6時間保てば十分かなと。バックグラウンド動作をオフにして使えば12時間くらいはいけるはず(御前山下りでテストしました)。
霜柱はより巨大に。
2010年12月26日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:26
霜柱はより巨大に。
林道と合流してほぼ下山完了。奥多摩駅には16時には着ける感じか。鷹巣山山頂から4時間で下りてこられるとは思ってなかったのでべっくり。
2010年12月26日 19:26撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:26
林道と合流してほぼ下山完了。奥多摩駅には16時には着ける感じか。鷹巣山山頂から4時間で下りてこられるとは思ってなかったのでべっくり。
林道を歩いて歩いて、ゴールは16時。16:23のホリデー快速で帰りました。
2010年12月26日 19:25撮影 by  Canon PowerShot S90, Canon
12/26 19:25
林道を歩いて歩いて、ゴールは16時。16:23のホリデー快速で帰りました。
到着時のDIY GPSの画面。ログ記録は停止しました。ログはGPXかKMLで出力できるのでパソコンで読み込むことも可能です。
到着時のDIY GPSの画面。ログ記録は停止しました。ログはGPXかKMLで出力できるのでパソコンで読み込むことも可能です。
紫の線がDIY GPSが記録したログ。ところどころ飛んでるけど、おおむね正しい感じです。赤い線は、小型GPSロガーM-241のログ。ザックに付けてましたが安定したログですね。DIY GPSでは地図と位置の確認、ログはM-241でってのがiPhoneの電池などを考えるといいのかも知れません。
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紫の線がDIY GPSが記録したログ。ところどころ飛んでるけど、おおむね正しい感じです。赤い線は、小型GPSロガーM-241のログ。ザックに付けてましたが安定したログですね。DIY GPSでは地図と位置の確認、ログはM-241でってのがiPhoneの電池などを考えるといいのかも知れません。
撮影機器:

感想

前回の御前山に続いて、自作iPhoneアプリDIY GPSのテストで鷹巣山に登ってきました。

前回の様子:http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-90935.html
DIY GPS説明ページ:http://keijiweb.com/down/diygps/

iPhoneにカシミール3Dなどの地図を入れて山で使うオフラインGPSアプリです。地図を画像として取り込むので登山地図が使えます。


さて、今回は奥多摩の鷹巣山。テストなんだからもっと低い山でいいじゃないか、という気もしますがある程度行動時間が長い方がバッテリーの保ちを試せるので敢えて鷹巣山でテストしてみました。

始発で家を出て8:15に登山口のバス停に到着。DIY GPSをバックグラウンドでも動くように設定してGPSログの記録を開始。ひたすら登って登って、とにかく寒い。氷のような風が山肌を登ってきては体を吹き抜けていきます。寒い!冬用タイツの上下を履いてこなかったことを後悔しても遅し。ハクキンカイロも持ってくれば良かった。

石尾根に出ると雪が積もっていてテンションあがりました。山頂に着いてみると寒いのにもかかわらず結構な人が昼食を食べてたりして。僕もおにぎりを食べましたが、お湯を沸かしてカップヌードルリフィルを食べる気にはならず下山。

一方そのころDIY GPSはというと、表示する位置は正確だしログもしっかり取られてました。上の地図に出てるトラックはDIY GPSで取ったログです。倉戸山の手前がちょっと座標飛んでますが、衛星をロストしちゃったようで現在地の更新が行われませんでした。倉戸山のすぐ手前で衛星を補足してからは快調でした。

電池の保ちは、8:15に使い始めて大体14:15にiPhoneの電池を使い切りました。6時間保った計算です。Ver 1.3.0の場合はおよそ5時間でしたが、省電力化の修正を行って1時間伸びました(地図の画面を見る頻度、画面の明るさ、ネットワーク設定、寒さ、バッテリーのへたり具合などで変わります)。電池切れ後は携帯充電器で充電しながらの下山です。


石尾根を下り続ける事4時間。奥多摩駅に着いて今回のテスト山行は終了。バッテリー消費の改善も確認出来たし、ログもおおむね綺麗に取れたので満足です。今後もよりよいオフラインGPSアプリを目指して改良を続けていきたいと思います。

iPhoneとカシミール3Dがあれば450円で山用GPSが手に入るなら、多くの人が使えて道迷いによる遭難を減らせるかなと思います。興味ありましたら解説サイトをご覧になってみて下さい。

■DIY GPS解説サイト
http://keijiweb.com/down/diygps/

■App store
http://itunes.apple.com/jp/app/diy-gps/id393724766?mt=8

■こんなことが出来るiPhoneアプリです
・好きな地図画像を使えるので、カシミール3Dや国土地理院のウォッちず、または紙の地図をスキャナでスキャンした画象も地図画像として使えます。
・自分でなにか書き込んだオリジナルの地図画像も使えます。地図画像とその範囲を示す座標さえ正しければなんの地図でもGPSで使えます。
・山以外でも、海図や漁場の地図、古地図なども設定できます。
・KMZファイルのインポート機能があるので、カシミール3DやGoogleEarthでKMZファイルを作って取り込めば簡単に地図の設定ができます。

そうして設定した地図のどこにいるか表示するのがメインの機能です。地図を内部に持つので電波がなくても使えます。太平洋の真ん中でも!

他の機能も盛りだくさんです。

・GPSロガー。ログはKMLかGPXで出力可能。
・経緯度、標高、速度、方位、GPS座標精度表示。
・目的地設定、目的地までの方位と距離を表示。
・地図のヘディングアップ。iPhone内蔵の電子コンパスに連動して地図の表示が回転します。

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