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記録ID: 928567
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ハイキング
朝日・出羽三山

出羽三山巡礼 月山【月山八合目〜湯殿山】

2016年07月30日(土) [日帰り]
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GPS
--:--
距離
10.2km
登り
587m
下り
1,049m

コースタイム

日帰り
山行
4:55
休憩
1:55
合計
6:50
9:30
9:45
55
10:40
10:50
50
11:40
12:30
90
14:00
14:10
50
15:00
15:30
20
15:50
ゴール地点
天候 晴れ→曇り→雨→大雨&雷
過去天気図(気象庁) 2016年07月の天気図
アクセス
利用交通機関:
バス
鶴岡駅前マリカにレンタカーを停め、バスで月山8合目まで。2,000円ちょっと。
下山は湯殿山から鶴岡駅までバス。1,860円。
コース状況/
危険箇所等
危険箇所はありませんが、石畳が多いので雨だと滑ります
7/29 月山に登る前日に荒澤寺を参拝。
6/16に随神門から出羽三山神社(羽黒山山頂)までは行ったので、月山にお参りする前に荒澤寺にお参りです。
7/29 月山に登る前日に荒澤寺を参拝。
6/16に随神門から出羽三山神社(羽黒山山頂)までは行ったので、月山にお参りする前に荒澤寺にお参りです。
山の中にひっそりと佇んでいます。
山の中にひっそりと佇んでいます。
明治時代の神仏分離・廃仏毀釈までは、月山信仰の中心でした。
明治時代の神仏分離・廃仏毀釈までは、月山信仰の中心でした。
今は出羽三山神社の修験道の方がメジャーですが、個人的には荒澤寺の修験道に参加したいです。
来年は参加できるかな?
荒澤寺お参りの後は夜まで仕事でした。
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今は出羽三山神社の修験道の方がメジャーですが、個人的には荒澤寺の修験道に参加したいです。
来年は参加できるかな?
荒澤寺お参りの後は夜まで仕事でした。
翌30日。月山に登るため、鶴岡駅からバスに乗ります。羽黒山⇒月山⇒湯殿山の順に登るのが正式ルート。
バスは羽黒山山頂で15分ほど止まります。
翌30日。月山に登るため、鶴岡駅からバスに乗ります。羽黒山⇒月山⇒湯殿山の順に登るのが正式ルート。
バスは羽黒山山頂で15分ほど止まります。
バスで月山八合目到着。
昔は修験道も羽黒山から月山まで歩いていたそうですが、今では月山八合目から歩くのが主流。
私も本当は羽黒山から徒歩で来たかったのですが、時間の都合でバスを利用しました。
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バスで月山八合目到着。
昔は修験道も羽黒山から月山まで歩いていたそうですが、今では月山八合目から歩くのが主流。
私も本当は羽黒山から徒歩で来たかったのですが、時間の都合でバスを利用しました。
翌日に注連寺でお話しを聞いたところ、当日は月山参りのピークの日だったようです。講の方が沢山いました。
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翌日に注連寺でお話しを聞いたところ、当日は月山参りのピークの日だったようです。講の方が沢山いました。
バス酔いの気分が落ち着いてから出発です。
バス酔いの気分が落ち着いてから出発です。
信者さんと、団体さん(クラブツーリズム)の方々が入り混じって、スゴイ人出でした。
信者さんと、団体さん(クラブツーリズム)の方々が入り混じって、スゴイ人出でした。
夏空です!!
美しい!!
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夏空です!!
美しい!!
今日はコースタイムよりも遅く歩くことにしているので、景色を見ながらのんびりです。
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今日はコースタイムよりも遅く歩くことにしているので、景色を見ながらのんびりです。
池塘は好きです。
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池塘は好きです。
ん?山頂方面はガスっている??
ん?山頂方面はガスっている??
でも、広々として気持ちイイ!!
でも、広々として気持ちイイ!!
月山中之宮に到着。
信者さんでも月山まで行けない方は、ココでお参りしていました。
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月山中之宮に到着。
信者さんでも月山まで行けない方は、ココでお参りしていました。
人がいなくなるまで待ってから、お参りします。
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人がいなくなるまで待ってから、お参りします。
月山方面は完全にガスの中(+_+)
晴天なら絶景なんだろうな〜
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月山方面は完全にガスの中(+_+)
晴天なら絶景なんだろうな〜
一礼してから、月山に向かいます。
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一礼してから、月山に向かいます。
信仰のお山ってどこも厳しめのコースが多いけど、月山は優しい雰囲気が漂っています。
信仰のお山ってどこも厳しめのコースが多いけど、月山は優しい雰囲気が漂っています。
傾斜もゆるく、誰でも歩けそうな道です。
傾斜もゆるく、誰でも歩けそうな道です。
どこまでも続く、気持ちの良い道。
山頂までゆるい傾斜の道が続いています。
どこまでも続く、気持ちの良い道。
山頂までゆるい傾斜の道が続いています。
ニッコウキスゲと池塘
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ニッコウキスゲと池塘
草原の中のニッコウキスゲは、夏本番!って感じですね(^^)
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草原の中のニッコウキスゲは、夏本番!って感じですね(^^)
・・・言葉にならない美しさ
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・・・言葉にならない美しさ
早くなんて歩けません。立ち止まってはボーっとしてしまいます。
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早くなんて歩けません。立ち止まってはボーっとしてしまいます。
・・・迫りくるガス
・・・迫りくるガス
振り返ってもガスになってきました
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振り返ってもガスになってきました
山頂方面のガスがどうしてもとれません。
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山頂方面のガスがどうしてもとれません。
お、一瞬晴れた?!
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お、一瞬晴れた?!
どこを見ても絶景で、先に進めません。
どこを見ても絶景で、先に進めません。
ガスに突入するまで、あとわずか・・・
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ガスに突入するまで、あとわずか・・・
厚い雲がどんどん迫ってきます。
厚い雲がどんどん迫ってきます。
この景色を見られるのも、あと僅か・・
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この景色を見られるのも、あと僅か・・
でも、お花はどこまでも美しいので、ガスっても楽しいです。
でも、お花はどこまでも美しいので、ガスっても楽しいです。
9合目到着。
9合目でお花の写真を撮っていたら、隣で写真をとっていた方が「天国みたいだな〜」と小声で言っていたのが印象的でした。
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9合目でお花の写真を撮っていたら、隣で写真をとっていた方が「天国みたいだな〜」と小声で言っていたのが印象的でした。
確かに、天国のようです(^^)
確かに、天国のようです(^^)
僅かに残る雪渓の向こうは、黒い雲
僅かに残る雪渓の向こうは、黒い雲
もう青空は望めません。
もう青空は望めません。
遂に振り出しました。
雨具を装着します。
遂に振り出しました。
雨具を装着します。
ガスの合間に僅かに景色が見えますが・・・
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ガスの合間に僅かに景色が見えますが・・・
山頂方面はさらに厚い雲の中(+_+)
山頂方面はさらに厚い雲の中(+_+)
見えるうちに、景色を楽しみます。
見えるうちに、景色を楽しみます。
行者返し。月山は行者返しも優しいですね。
行者返し。月山は行者返しも優しいですね。
雨が強くなってきました。
傘をさしている方が多数。。。。
キケンだと思うのですが(^_^;)
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雨が強くなってきました。
傘をさしている方が多数。。。。
キケンだと思うのですが(^_^;)
もう、視界は5メートル程度
もう、視界は5メートル程度
雪渓はわずか。アイゼン等は不要。
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雪渓はわずか。アイゼン等は不要。
月山山頂到着!最高点は撮影禁止。
人のいないタイミングで撮るのが大変でした。
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月山山頂到着!最高点は撮影禁止。
人のいないタイミングで撮るのが大変でした。
お参りを済ませたら、少し雨が小降りになりました。
お参りを済ませたら、少し雨が小降りになりました。
10分前までは、山頂から小屋が全く見えませんでした。
雨が小降りのうちに、昼食です。
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10分前までは、山頂から小屋が全く見えませんでした。
雨が小降りのうちに、昼食です。
寒くなってきたので、30分ほどで山頂を出発。
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寒くなってきたので、30分ほどで山頂を出発。
下山時は大雨(+_+)大雨洪水警報がでていたみたいです。
しかも、前に100名近い小学生の集団がいて、身動きがとれません。
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下山時は大雨(+_+)大雨洪水警報がでていたみたいです。
しかも、前に100名近い小学生の集団がいて、身動きがとれません。
引率の方、生徒だけでなくて他の登山者にも気を使ってくれればいいのに(+_+)
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引率の方、生徒だけでなくて他の登山者にも気を使ってくれればいいのに(+_+)
4,50分かけて小学生集団を追い抜き、ようやく普通に歩けるようになりました。
4,50分かけて小学生集団を追い抜き、ようやく普通に歩けるようになりました。
ただ、雨は強くなるばかり。
登山道は川のようです。
ただ、雨は強くなるばかり。
登山道は川のようです。
もう少し増水したら、危ないかな?
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もう少し増水したら、危ないかな?
池塘も濁ってしまいました。
池塘も濁ってしまいました。
湯殿山が見えてきました。
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湯殿山が見えてきました。
装束場で少し休憩。
雨が強すぎて、写真撮影もままなりません。
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装束場で少し休憩。
雨が強すぎて、写真撮影もままなりません。
降りてきたら、少しガスがとれてきました。
降りてきたら、少しガスがとれてきました。
湯殿山は、山頂に至る登山コースはないんですよね。
湯殿山は、山頂に至る登山コースはないんですよね。
こんな鉄ハシゴが4,5か所。
普段ならなんでもないですが、雨ですべりやすかったのでかなり慎重に下りました。
・・・にもかかわらず、この直後にほぼ平坦な石の上で尻もち(+_+)
まだお尻が痛い・・・
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こんな鉄ハシゴが4,5か所。
普段ならなんでもないですが、雨ですべりやすかったのでかなり慎重に下りました。
・・・にもかかわらず、この直後にほぼ平坦な石の上で尻もち(+_+)
まだお尻が痛い・・・
・・・かなり省略して、湯殿山の入口。
湯殿山は「語るなかれ 聞くなかれ」と言われているので何も書きませんが、月山に行くなら羽黒山とともに是非行ってほしい場所です。
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・・・かなり省略して、湯殿山の入口。
湯殿山は「語るなかれ 聞くなかれ」と言われているので何も書きませんが、月山に行くなら羽黒山とともに是非行ってほしい場所です。
湯殿山の大鳥居。
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湯殿山の大鳥居。
仙人沢。多くの方が即身仏を目指して修行した場所です。
即身仏のレプリカもありました。
仙人沢。多くの方が即身仏を目指して修行した場所です。
即身仏のレプリカもありました。
ラーメンを食べて、鶴岡駅行きバスを待ちました。
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ラーメンを食べて、鶴岡駅行きバスを待ちました。
翌7/31、出羽三山お参りの締めに、注連寺にお参りしてきました。即身仏を拝んで、感動しました。
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翌7/31、出羽三山お参りの締めに、注連寺にお参りしてきました。即身仏を拝んで、感動しました。
同じく、大日坊。
こちらでも即身仏を拝んできました。
出羽三山を十分に堪能できました。
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同じく、大日坊。
こちらでも即身仏を拝んできました。
出羽三山を十分に堪能できました。

感想

今年に入ってから、仕事で山形県鶴岡市に月に1度以上は行くようになりました。
天気の良い日には月山鳥海山を望める場所いるのですが、仕事なので登山するまでの余裕がなく、毎回指をくわえて見ているだけでした。今回も仕事での鶴岡訪問でしたが、ようやく登山する余裕を作ることができたので、念願の月山に登ってきました。

月山といえば、出羽三山の修験道(羽黒修験)。自分は奈良県大峰山で毎年1回修験道の修行(蓮華奉献入峯)をしているので、羽黒修験にも興味がありました。できれば、荒澤寺の秋の峰入りに参加したかったのですが、8月下旬〜9月上旬に連続して9日間も休むことはできないので、今年の参加は無理と判断。せめて出羽三山を巡りたいと考えていたので、羽黒山〜月山〜湯殿山のルートで歩くことにしました。

出羽三山のうち羽黒山は、6月に手向(とうげ)の宿坊に泊まってから登っています。したがって今回は羽黒山には登らないかわり、月山に登る前日の仕事が始まる前に、荒澤寺へのお参りだけはしておくことにしました。
荒澤寺、思ったよりも閑散としているお寺でビックリしました。今は羽黒修験は出羽三山神社の方が栄えているのだと感じましたが、個人的には「羽黒修験本宗」である荒澤寺の修験道がもっと盛んになってほしいと思います。

翌日は月山八合目からのんびり登山です。
本当は羽黒山〜月山八合目間も歩きたかったのですが、時間もないし車道が続くのも辛いし、修行でも今は歩く方は殆どいないらしいので、自分も八合目から歩きはじめました。

登山口は天気も良く、周囲は草原とお花畑がひろがる美しい光景。特にニッコウキスゲと草原と青空は、夏山の始まりを強く感じて、とても気持ち良く歩けました。
それに、ちょうど今は月山のお山開きの期間。信者さんたちの講もたくさんいらっしゃって、そこかしこで祝詞や法螺の音が聞こえます。美しい風景と、信仰のの思いが重なり、とても早く歩く気がしません。お花を見てはたちどまり、美しい景色の場所があれば座り、信者さんの祝詞が聞こえれば後ろで聞き、のんびりと過ごしました。

こんな道ですから、本当は白足袋で歩きたかったのですが、仕事の荷物が重くて白足袋を持っていくのを断念(+_+)。次回は必ず持っていきます!!

ただ天候は、山頂に向かうにつれて悪化していきます。9合目を超えてからは雨具が必要なくらいに雨が強くなり、山頂につくころには視界5〜10m程度。山頂からの絶景を拝めなかったのは残念ですが、月山山頂のお参りもできて大満足でした。

下山は湯殿山に向かいますが、小学生の集団に阻まれてなかなか先に進めないうえ、雨が次第に強くなっていきます。雷もなってきました。
歩きにくい時間が長く続きましたが、ようやく小学生集団を追い越してからは、雨の中でしたが気持ちよく歩くことができました。
それなのに、決して気を抜いていた訳ではないのに、湯殿山直前のほぼ平坦な石段で足を滑らせて思いっきり尻もち(+_+)。24時間以上経過した今でも痛いほど強く尾てい骨を打ってしまいました・・・。
雨の日は本当に気をつけないといけないですね。

湯殿山は「語るなかれ、聞くなかれ」と言われていますので何も言えませんが、月山に行った方は是非湯殿山にも足を運んでほしいと思うところでした。
「語られぬ 湯殿にぬらす 袂かな」

月山登山の翌日は、出羽三山お参りの締めとして注連寺と大日坊に行きました。即身仏をお参りするためです。
出羽三山と即身仏の関係もお聞きすることができ、念願の即身仏にも出会えて、とても感動しました。

今回、ようやく念願の出羽三山巡礼が完了しました!
鶴岡には今後も頻繁に行くと思うので、月山はコースを変えて何度も行きたいと思います。六十里街道も歩きたいし、肘折温泉にも行きたい。。。

でも今度時間が作れれば、鳥海山かな?

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コメント


つーのじむにー
2016/8/4 14:57
ついに!
こんにちはー。
登りましたねぇ、月山

でも…月山、ガス山になっちゃいましたか。。。
自分のときも春霞で遠景は残念だったのですが、まぁそれなりに楽しめました。

地下足袋の登場もなかったみたいですし、やり直しってことですね、これは
2016/8/5 17:04
Re: ついに!
諸事情により亀レス、申し訳ない・・・
すっかり山から遠くなってしまいました。

今後も庄内平野には通い続けるので、月山や鳥海山に登る機会は何度も訪れると思います。
今回は出羽三山の神様からの試練だと思って、耐えて過ごします(+_+)

白足袋を履いて歩かなかったから、「気合が足らない!」と怒られたのかな?
2016/8/19 10:28
プロフィール画像
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