甲斐駒ヶ岳~今日も処女地を踏むが最後は激走!?


- GPS
- 12:43
- 距離
- 20.3km
- 登り
- 2,587m
- 下り
- 2,595m
コースタイム
- 山行
- 11:20
- 休憩
- 1:23
- 合計
- 12:43
・屏風小屋跡から七丈小屋までのハシゴ地獄で脚と心が危篤状態。
・その後の岩場で回復するが予定の30分遅れで山頂に。いま一つ達成感に欠ける。もっと晴れ晴れした気分になるかと思っていたが、う~ん、なんでだ?
過去天気図(気象庁) | 2016年07月の天気図 |
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アクセス |
利用交通機関:
自家用車
甲府昭和IC~須玉IC~国道141号~県道611号~国道20号(甲州街道)~尾白川渓谷 富山への帰りは 国道20号~小淵沢IC~松本IC~国道158号~安房トンネル~国道471号~国道41号 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・刃渡りまでは長い長い上り坂。急というほど急ではないがずっと登りなので足がだれた。刃渡り手前までは踏みしめられて走れそうないい道で実際下りは走った。 ・刃渡りあたりの岩場はきつくない ・黒戸山を巻くあたりは気持ちのいい森。帰りの登り返しもさほどきつくない。 ・屏風小屋から七丈小屋まではハシゴの連続で脚にダメージ ・七丈小屋からは岩場が多くなるが、個人的にはこっちのほうが楽 |
その他周辺情報 | 小淵沢IC近くでほうとうを食す。前日とは高速道路を挟んで反対側の「松木坂」 ほうとう自体はこちらの方が好みだが、スープはチーズ工房のほうが手が込んでいる。伝統的な感じがして松木坂のスープも美味しい。 |
予約できる山小屋 |
七丈小屋
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写真
感想
今年は剱、早月尾根か甲斐駒、黒戸尾根で「体力測定」をしようと考えていたところ、浦和レッズの甲府アウェイに便乗して黒戸を選択。
前日の八ヶ岳と同様、南アルプスは初めての地。ひとつの山で全部を評するわけにはいかないが、どちらも花は少ないが笹と苔の印象が強い。そして森林限界が高い。かといって暑いのではなく、心地よい涼しい風が森の中をそよぐ。
尾白川渓谷駐車から出発する人達の年齢層は若く、中高年は見かけなかった。さすが若いだけあって皆、スタスタ上っていく。あれで足は疲れないのだろうか?
登山というよりトレランやトレラン装備のような人も多く、皆スタスタ上っていく。
普段なら何人か追い抜くのだが、ちょっと先に出た人にも追いつけないし、♪あ~とから来たのに追い越され♪だった。別に追いつこうとも思わず、身体が慣れるまで出だしはゆっくり進んだが、やたら長いだらだら坂を上るような感じなので、足がダレてペースは上がらなかった。特に屏風小屋跡から始まるハシゴの連続で足の余力は相当奪われた(と思っている)。登山口から刃渡りの手前までは走りやすそうな道が多かったので、帰りは皆のまねをしてトレランで下りてこようと考えたが、その時に足は大丈夫なのか?もっているのか?(結果的には走ったけど)
七丈小屋から上の岩場で足は大分回復して(なんでだろ)、頂上に立つ頃には足のだるさはなかった。
途中で年配の女性にこれまでは散歩道、鎖場がでてくるとか、トレランの若くてきれいで足がすらりとして背が高くスタイルのいい女性(付き合いたい)に、この先はこんなものではない、行けば分かる、と笑いながら半ば脅されたが、ハシゴ地獄のことだったのか?岩場や鎖場のほうが前半のだらだら坂やハシゴより楽だった。
黒戸尾根のコースタイム(ヤマプラ)は15時間弱なので休憩込みで12時間で行けるんじゃないかと思っていたが小一時間オーバーした。それも後半(約2000m付近から)の走れるところは走って(ジョギング程度)の結果で、歩いていたらもう2、30分ほど余計にかかったかもしれない。
笹の平分岐を過ぎたあたりで17時をまわる。予定時間オーバー。12時間は切れなかったが12時間台で帰ろう。あと1時間。走れ、走れ、走れ(笑)。
神社についてお礼のお参りをしたら終わりかと思っていたら、そういえば駐車場までの道があった。走れ、走れ、もう走れない、というところで駐車場が見えたと思ったら、突然の夕立。走れ、走れ、まだ走れる。ずぶぬれになることなく車に逃げ込めた。
ザックを背負っても下りなら走るのに重さはさほど感じなかったが、帰宅して量ったら9kgあった(水分が2kg+おにぎり4個分が減っていたのに)が、以前の日帰り装備は7kgくらいだったのにいつの間にか増えている。前になかったものといえば、水筒、セルフレスキューセットくらいだが、買い替えたザック自体が以前のものより1kg以上重いかもしれない。
筋肉痛は翌日から出たが以前の早月尾根とは比べ物にならないくらい軽度のものだ。最近の山行では後半になると腿の内側が攣って痛い思いをしているが、今回の山行ではゼリー状のアミノバイタル(小さいサイズ)2つと顆粒3包を道々飲んだせいか腿に異状はなく、後半の激走(?笑)が可能になったのかもしれない。
次もロング山行の時にはアミノバイタルを試してみよう。アミノ酸と聞いただけで効きそうな感じがする。
自分の山歩きの楽しみは、頂上からの景色を眺め、高山植物を愛で、ゆったりとした時間を過ごすことなので百名山にはこだわらないが、国内3000m峰踏破は目指している。北アルプスでは2座残っているので今年中にカタをつけて、来年からは南アの3000m峰に挑みたい。この日もいくつか目に焼けつけておいた。待ってろよ、すぐ行くぜ!
redsさん、二日連チャンであとに甲斐駒ですか。恐るべし。写真も上手ですね。楽しいレコでした。暑いときは標高の高いところに行きたいですね。私も黒戸尾根行きたくなってきました。チカ
チカさんならトレランでどうですか?今なら明るくなってから出発しても明るいうちに戻ってこれますし、森林限界が高くても暑さはさほど感じませんでした。水も途中で補給できるし。
それにしても今回の激走(笑)で本当にトレランに目覚めそうです(爆)
レッズさんも黒戸へ行ったんだねぇ
ハードだったでしょう?
行きは良い良い帰りは怖い的な?(笑)
帰りが長かったーーーーー
お天気もよく良い山行になりましたね
つぎは早月へ行ってください
僕の場合、行きはヘロヘロで帰りのほうが元気でした。
スッスと歩く人たちを見て、kazumiさん達もあんな風に歩いてたんだろうなと思いながら、あれをやったら上まで行けないなと自重してました。でも、下りで走れるんだったら登りをもっと頑張れよ、ってとこですかね。
早月は、考えておきます(笑)
権現岳目指すも編笠でお茶をにごし、その後黒戸尾根とは、去年の僕もこのパターンでした。連日ではなかったのですが。
redsさんは連チャンで、黒戸尾根往復は僕より速かったじゃないですか。
同日僕は槍ヶ岳への稜線で、午後長くガスの中でしたから、こちら南アの方が良い天気でしたね。
いやいや最後ほんとに走りましたもん。普通に歩いたらNishidenさんについていけません。
この日南アはいい天気でしたが、12時過ぎるころからガスが出て(どこでもいっしょですが)北アルプスを拝むことはできなかったです。富士山も隠れて1,2,3のそろい踏みも残念ながら。
八ヶ岳は縦走で一気通貫を狙っているのですがどうなることやら。
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