【初詣】雲取山(鴨沢ピストン)
- GPS
- 07:15
- 距離
- 21.7km
- 登り
- 1,631m
- 下り
- 1,626m
コースタイム
≪タイム3時間50分(標準5時間20分)≫
【復路】1155雲取山山頂-1220奥多摩小屋-1225ヘリポート-1240ブナ坂分岐(七ツ石山選択)-1255七ツ石山1300-1315七ツ石小屋-1325七ツ石巻き道分岐-1430小袖-1450鴨沢バス停着
≪タイム2時間55分(標準タイム3時間半?)≫
GPSログがなぜだか最近不調。アップしたログは消去して手動でルートのみ入力しました。
天候 | ほぼ快晴(頂上で若干風が出始めるも、防寒具さえ着れば寒くはない) |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2011年01月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
鴨沢バス停午後3時17分発奥多摩駅行バス、奥多摩駅下車(午後3時50分頃着) |
コース状況/ 危険箇所等 |
七ツ石巻き道分岐を越えた当たりから若干の雪。木の橋手前では凍結箇所あり。滑るので要注意。また橋の部分は絶えず落石中。頭上注意。 ヘリポート辺りからは完全に雪が付いているが、踏み固められていて歩きやすい。凍結はしていなかった。アイゼンも不要。ただし、小雲取手前(奥多摩小屋過ぎた)あたりからの急登では軽アイゼンを付けていた方が登り易い。 下りは軽アイゼンを付けていた方がグリップもあり、歩きやすい。小走りで雪の上を駆け下りるのは気持ちよかった。 その他、危険箇所は特になし。尾根道も巻き道も道幅広く歩きやすい。 |
写真
感想
実家から始発の電車で奥多摩へ。
前日までは丹沢の鍋割山-塔ノ岳-三ノ塔ループか悩んでいたけども、天気予報では気温があまり寒くなさそうなのと、他の人のヤマレコを見ていてもあまり雪が多くはなさそうなので、当初の予定通り雲取山初詣を決行しました。
午前6時55分発の鴨沢西行きバスには、僕の他に男性3人、女性1人が乗車。同じバスに乗っていた年輩の男性と終始抜きつ抜かれつのデットヒートを繰り広げました(笑)
すれ違うたびに男性は「いや、若いから速いねぇ。ついつい引っ張られちゃって」なんて、いいながらも小休止すら取らずすたこらさっさ。僕も負けずにすぐ追いつくのだが、燃費の悪さから腹ぺこになってしまい、おやつ休憩の度に再び抜かされてしまうのを繰り返しました。
雲取山への鴨沢ルートはとにかくアプローチが長い。鴨沢からブナ坂までは林の中の山道で展望もたまにしかない。だけど、いったん尾根道にでるとそこには最高の展望が待っています。左手には特大の富士山。左前方には飛龍山があり、その背後には綺麗に雪を被った南アルプスが見えます。ここから雲取山までの約1時間の登りの間、ほぼずっとこの眺望を楽しめるのです。
男性のお陰で僕もペースがあがり、登りは思ったより速い3時間50分で登頂。午後4時40分台のバスで帰ろうかと思っていたのを変更し、小走りで下って3時17分のバスに滑り込もうと決意しました。僕は山頂で約30分ほど昼食休憩。男性は挨拶を済ますと、ろくに休まず下山を開始したみたいでした。結局、下りではどこでも会わずに下山。鴨沢バス停にも男性の姿は見えず、「どうしたのかな」なんて思っていたら、一個前のバス停のほうに下山していたようで、再びバスの中で再会しました。
しかし、この男性、御歳なんと68歳だそうです。本当に元気で足腰強くてビックリ。僕も負けじと頑張りましたが、下山後は膝と筋肉痛で駅の階段が本当につらかったです。。。明日が怖い……
しかし往復約23キロの道のりを7時間で登って降りるのはなかなか堪えます(ヤマレコを見ていると登り2時間半、下り2時間という方もいましたが、それってハイキングではなくてトレランですよね??歩いてその時間はどう頑張ってもたたき出せない気がします)。
帰り際には奥多摩駅そばの温泉施設「もえぎの湯」でひとっ風呂浴びて帰宅しました。値段は大人2時間750円です。内風呂と露天風呂があり、露天はゆず湯でした。帰りの電車では終始ゆずの良い香りがしましたとさ。
----2011.1.3追記----
今回の山行は地図読みの訓練も兼ねていたので、事前予習に少々時間を掛けました。
行ったことはまず、国土地理院の2万5000分の1を手に、地形を想像しながら予定ルートを往復します。分かりづらい地形や箇所は要チェック。次に地図をコピーして、ルートを赤ペンでなぞります。さらにピークとコルをチェック。僕の場合はピークは赤点、コルは赤線でルートと交差するようにちょんと線を引きます。
そして、次は全ルートの「文字化」です。「文字化」とはどういうことかというと、例えば雲取山の場合……
鴨沢バス停わきから山道に入り、右手の小ピークを巻くように約●メートル杉の林の中を西→北へ進む。一旦林道に出て約●メートル道沿いを進んだら、左手の登山道入り口で再び山道に入る。右手に斜面を見ながら約●メートル北へ進むと次第に高度をあげ、一旦尾根に出る。束の間、今度は右手に斜面が来て●メートル北へ進むと七ツ石山と巻き道の分岐に……
…という具合に、地図から読み取れるルート状の地形、広葉樹、針葉樹などの植生の種類、沢や川、舗装道路の位置などを順々に文章にしていきます。
答え合わせは実際のハイキング中に行います。持参するのは地図とプリントした文章。小休止ごとに次のピッチの内容を文章で確認。少しでも事前の予習と違う内容を見つけたら、その場ですぐに地図を広げて答え合わせ&修正。結構コレがためになりました。勝手に考案した読図練習法なので、上級者の皆様には笑われるかも知れませんが、よろしければ試してみて感想を聞かせて下さい。ちなみに、雲取山は地形も読み取りやすく、ルートも明瞭で道迷いすることもない山なので初級練習には良かったです。
はじめまして、といっても多分雲取の登山口から堂所付近と山頂で何度かお会いしてます。
私もあの年配の方と抜きつ抜かれつでした。私は途中で七ツ石へ寄り道したので雲取登頂は大きく遅れてしまいましたが
ブナ坂から雲取までの尾根道は富士や南アルプスの展望が素晴らしいですよね
あまりにもいい天気なので山頂に1時間くらい滞在してしまい鴨沢着は3:30頃になってしまいました。
わ!どうも、昨日はお世話になりました!道中、Spadaxさんから教えて頂いたペースを参考にさせてもらい、昨日は頑張れたわけです。
行きにサボった七ツ石山も帰りに寄ってきました。七ツ石小屋に山バッヂを買いに立ち寄ったら、そこにも「鴨沢バス停まで2時間」と書いてあり、ご主人に「早足なら何分ですか」と訪ねると1時間半ということだったので、そこから再び休まずにてくてく下ったのでした。
ブナ坂からの尾根道は本当に最高の展望でした!僕も本当ならもっとのんびり山頂を楽しんで、雲取山荘にも寄って帰ろうと考えていたのですが……
次は日が長くなった頃に、三峰からの縦走か、奥多摩駅までの縦走を試みようかと思います
またどこかでお会いした時は、是非ともよろしくお願いします!
はじめまして!shus725さん
ukkysuzと申します。
同じ日に雲取山ですが、時間的に雲取山山頂近くですれ違ってますよね。
天候が良くて、お互いに最高の山行だったと思います。
追記の件、読ませてもらいました。
奥多摩はあらゆる場所に道標があって安心です
さらに、自分は小さい頃から地図を見るのが大好きだったゆえに、なんとなく頭の中に叩き込まれているので
ルートはその場その場で感覚で歩いてます。
(もちろん怪しい場所は地図は見ますが)
山域を広げるにあたって、読図を必須だと思ってましたが、イメージだけで文字化までは考えて無かったです。
書き込んで、それを答え合わせまで行うなどは・・
立派な行いだと思います
自分もその少しだけ真似してみますね
ukkysuzさん、はじめまして。
山行記録閲覧させていただいてます。確かに時間から見ると小雲取からの最後の登りあたりですれ違っていそうですね(笑)ちなみに、ぼくは真っ青のベースレーヤーにサポートタイツ+ハーパンで登っていました。
2日は本当に穏やかな天気で、最高の山行になりました。ukkysuzさんの山行記録読んで思ったのですが、鴨沢に下ってバスを待って、そこから再び35分も揺られるのであれば、石尾根を巻いて巻いて縦走してもそこまで大きく時間的に変わらなかったかも…と後悔していたところです。いや、体力的にはきついですけど(笑)次回は日が長くなってから挑戦してみようと思います
読図の練習方法についてコメントありがとうございます!僕は前回、栃木県日光市の庚申山で練習したときに、文字化せずに頭の中で地形をイメージして登っていただけでした。間違いには気づくのですが、それを書き留めなかったために帰ってきてから詳細までは思い出せず、復習もできなかったわけです。書き留めるにも、白紙のメモ帳に間違えた箇所をいきなり書き出すのも難しいので、それならばと最初に自分の答案用紙を用意しておいて、そこに赤ペンで修正を書き入れようと思ったのでした これが意外にも便利だったのです
どうせ山に登るのなら、すこしずつ地図読みの知識や天気図の書き方、もちろん登山技術も学びたいな、なんて思っています。まだまだ始めたばかりの初心者ですが、温かく見守ってください
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