【西丹沢から道志へ】西丹沢自然教室-犬越路-大室山-大渡-月夜野
- GPS
- 07:05
- 距離
- 14.2km
- 登り
- 1,170m
- 下り
- 1,370m
コースタイム
-13:22久保分岐-14:24大渡キャンプ場-15:20月夜野バス停
天候 | 晴 |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2010年06月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
新松田駅〜西丹沢自然教室 富士急バス 月夜野〜三ヶ木 津久井神奈交バス 三ヶ木〜橋本駅 神奈中バス 橋本~町田 JR横浜線 |
コース状況/ 危険箇所等 |
・危険なところは特にありませんでしたが、大室山山頂から茅ノ尾根に入るところ がわかり辛いのと、久保分岐〜大渡キャンプ場で道を見失いました。真面目に遭 難したかと思いました。初めての方は、久保に降りることをおススメします。 ・西丹沢自然教室の情報板に、神ノ川林道の折花橋付近で熊出没の記載がありまし た。あまり気にとめていなかったのですが、一人で下山している最中、近くで物音 がした時、ビクッとしてしまいました。幸い、その主はシカで、事なきを得ました。 |
写真
感想
【ルート選定理由】
これまで、丹沢と言えば大山や仏果山・高取山など東丹沢の山々にしか登った
ことがなく、この時期ヤマビルに遭遇するのは避けたいとの思いから、ヤマビル
のいないところへ行ってみようと考えました。西丹沢方面へは車で丹沢湖に行っ
たことがあるくらいでしたし、ヤマビルは出ないとのことでしたので、今回登っ
てみようと思い、山地図を拡げてみました。新松田駅からバスに乗るアクセス方
法が便利なこと、土地勘のある道志村方面へ抜けられることがわかり、ターゲッ
トを大室山にしました。
他の方々の記録を拝見すると、白石峠・加入道山を経るコースを歩くのが無理
もなく順当そうでしたが、道志側のバスが夕方は1本しか無く、もし乗り遅れる
と帰れなくなってしまう恐れがあるため、所要時間の短い犬越路経由ルートを登
ることにしました。道志側への下山路は、山地図上ではどれも破線扱いになって
いますが、上記の理由からより月夜野バス停に近いところへ降りるべく、久保分
岐から大渡方面に向かうこととしました。
【間違いその1】
ヤマビルを避けて大室山に登ったのですが、頂上でブユに刺されたらしく、次
の日には腕10箇所ほどが腫れて水ぶくれができてしまい、皮膚科のお世話になる
羽目になりました。元々虫刺されには弱い性質で、今回も完治するまでに2ヶ月
以上かかりました。ヒルに吸血されたほうが、まだましだったかもしれません。
後で知ったのですが、大室山にはマダニも出没するそうで、それなりの対策が必
要だと強く感じました。
【間違いその2】
久保に降りると若干国道歩きが長くなることから、山地図には破線でも載って
いない大渡へ降りたのですが、途中で全く道がわからなくなりました。そのうち
針葉樹林は斜度を増していくし、“バスに乗り遅れたら帰れない〜”とあせるし
で、一時はパニック状態一歩手前でした。気持ちを落ち着け、1/25000地図とコ
ンパスで現在地を確認、地図では登山道が沢に向かっていたので、水の流れる音
に耳をそばだて、なんとか道を見つけることができました。
また、大渡キャンプ場は道志川のほとりにあるため、国道に出るには標高差
100mほど登り返さねばなりません。肉体的・精神的に疲れ果てた末のこの登りは
とてもきつかったです。久保には吊橋があり、ほぼレベルのようですので、時間
差はないと思われます。これらの理由から、下山には久保をおすすめします。
【間違いその3】
この頃は、服装にも無頓着で、綿の長袖シャツにGパンで臨んだのですが、犬
越路への急登で汗だくになり、乾かないシャツはその日じゅう余計な荷物と化し
てしまいました。結果、半袖Tシャツで歩くことになり、露出した腕が大室山で
ブユの餌になる羽目となりました。これを教訓に、速乾性の長袖Tシャツとズボ
ンを購入しました。
【大正解!】
前回の登山で、両足踵の靴擦れに悩まされ、熟考の末に靴を新調しました。
登山用品店で3時間くらいかけてたくさんの靴を履いてみて、最後に試した
"特価現品限り"のものが一番フィットしたので、これを購入しました。同時に
お店の方のアドヴァイスで、厚手のウール靴下も買いました(それまでは昔の
クセで2枚重ね履き)。今回、この組み合わせで臨んだのですが、試し履きも
していないのにトラブルは一切発生せず、今までの苦労(靴下を変える、靴に
ワセリンを塗る等々)が何だったのかわからないくらいでした。たまたま偶然
サイズも履き心地もピッタリだったからですが、財布にも優しく、本当に良い
買物をしました。
【感想】
途中で道を見失い、一時はどうなるかと思いましたが、どうにか予定通りの
コースを歩くことができ、月夜野バス停に着いた時はホッとしました。総じて
登山者も少なく、山梨県側の登山道ではシカ以外はどなたにもお会いしません
でした。どちらかと言うと、一人で静かな山を歩きたいほうなので、北丹沢は
自分向きかもしれません。ただ、虫刺されには注意しなければなりません。事
前の準備が必要だと思いました。
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