藻岩山(北の沢コース)
- GPS
- 03:04
- 距離
- 4.4km
- 登り
- 373m
- 下り
- 357m
コースタイム
天候 | 晴れ時々曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
登山ポストありません、危険箇所もありません |
その他周辺情報 | 登山口周辺は住宅地やお寺ばかりです |
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
Tシャツ
ズボン
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
ザック
昼ご飯
行動食
非常食
飲料
レジャーシート
コンパス
笛
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ファーストエイドキット
常備薬
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
ストック
カメラ
|
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感想
3週間ぶりの夏山ハイクは、今シーズン3回目の藻岩山ですが、またまたコースを変えて初めての北の沢コースを選択してみました。
藻岩山のように5つもコースがあると、コースを変えることによって初めて登ったような気分を味わうことができるのがいいですね。
5コースの中では一番マイナーなせいなのか、レコも少なくガイド本にも紹介されておらず、友人も短いコースだよ、との一言でした。
前回から間隔が空いてしまったので、膝痛で運動不足の妻にとっては暑い中でのちょうどよい足慣らしになりそうです。
現地に到着すると、登山口脇の1台分のスペースに車を停めていた方が、帰り支度もそこそこに「すぐに出ますから!」とスペースを空けてくださいました。
このコースは、足慣らしにはちょうど良い距離と標高差なので、様々なレベルの人が訪れる藻岩山としては、駐車場が整備されるともっと気軽に利用でき、人気が出るコースであると思いました。
登山口脇には案内看板が設置されていますが、コース内にも分岐点ごとに案内板が設置されているので迷うことはありません。
登山道も、よく整備されているので初心者向けの散策コースといった趣でした。
11時過ぎのスタート時の気温が、既に28度に達しておりここ2.3日のカラッとした空気はどこへやら。道民が苦手とする湿度の高いジメッとした空気が、体にまとわりつき歩き始めるとすぐに息苦しくなります。
しかし、高度が上がると時折吹き抜ける風が涼しくある程度はしのげましたが、いつもよりは頻繁な水分補給が必要になりました。
スタートしてしばらく続いていた散策路的な趣から登山道へと変化すると、すぐに登り返しがありますが、その後は緩やかなトラバースを2,3度折り返すと拍子抜けするほどあっけなく馬の背の分岐に辿り着きます。妻も、「なんだか、ただの散策路だったね。」と余裕の表情でした。
しかし、そんな貯金も暑さと運動不足のために使い果たし山頂へ到着した時には、いっぱいいっぱいの状況でした。(笑)
山旅ロガーのデーターによると、標高531m、標高差288m、累積標高337m、山頂までの2.3kmを1時間5分、全行程4.5kmを3時間50分の行動時間でした。
スライドした方は、北の沢口から馬の背までは往復共にゼロ、馬の背からはいつも通り大勢過ぎて「こんにちは祭り」で数える意欲も湧きませんでした。(笑)
せっかく4コース歩いたので、次回は最後に残された「小林峠コース」からも登ってみたいと思います。
下山後、次回の下見(藻岩山か砥石山)を、と思い登山口のある小林峠に寄って行く事にしました。
駐車スペースに車を滑り込ませると、なにやら緊迫した雰囲気です。下山してきたばかりの方が突然倒れて、たまたま居合わせた方から救命措置を受けている最中でした。
すぐに「お手伝いすることは?」と声を掛け、心臓マッサージをしていた方には疲労の様子がみられたので、車から降ろしたタオルケットを丸めて首の下に入れて気道確保した上で、その姿勢を保つように支える役割にに回ってもらい、私と妻で交代で心臓マッサージを引き受けました。
倒れている方の様子を観察すると、呼吸は停止し脈は触れず、いわゆる心肺停止の状況のようです。
救急車を呼んだ方は、そのまま電話で救急隊に状況報告と救急車の誘導を続けてもらいました。
職場で受講した救命講習を思い出しながらの活動でしたが、人数が4名と複数いたことと妻が医療系の資格で働いていることから、状況把握と指示が的確で助かりました。
山ではダメダメなのに、妻の「気道確保、押す位置が胸骨からずれている!」と鋭い声にも、私「ハイ!」。この時ばかりは、白のワンピース姿で髪を振り乱しながら心臓マッサージする妻に後光がさして見えました。
実際の活動に携わってみて感じたことは、押しているうちに「あっ、息を吹き返した!」と思い、中止すると自発呼吸が確認できません。これは、マッサージによる空気の出入りだったのです。
胸が5cm下がる位の力で押すということは、相当強い力が必要です。しかも、他動的に空気の出し入れが確認できる反応を引き出し続けるということは、大変な労力です。このことから、複数の人数がいるとより効果的な救命活動が可能となるので、周囲の方の積極的な協力が必要であると感じました。
札幌市内だったので救急車を待つこと約10分、それでも永遠の長さにも感じました。これが本当の山の中だったら…と思うと少し怖くなりました。
幸いにも、救急隊に引き渡した後のAEDによる1回目のカウンターショックで自発呼吸が回復し、間もなくドクターカーも到着しひと安心しました。
一日も早いご回復をお祈りしてます。
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