オールナイト登山【北高尾山稜等】
- GPS
- 09:14
- 距離
- 16.4km
- 登り
- 1,205m
- 下り
- 1,087m
コースタイム
- 山行
- 7:04
- 休憩
- 2:07
- 合計
- 9:11
天候 | 雨後ち曇り(時々晴れ) |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
帰り:小仏バス停 → 【バス】 → 小名路バス停 → 【徒歩】 → 京王高尾山口駅(温泉・宴会) |
コース状況/ 危険箇所等 |
大雨直後で滑りやすい。北高尾山稜は,水はけの良い土質なのでぬかるみはないが,粘土質の平らな地面が多く,滑りやすい。 なお,1名,転倒の際に地面に強く手をつき,左手骨折(橈骨関節部骨折)。 |
その他周辺情報 | 京王高尾山口駅前に温泉(極楽湯)あり。開店直後の朝8時台は,客が少なく,とても落ち着ける。温泉も5種類ほどあり,内容が充実している。温泉場内の食事は,午前9時から。閉店は,23時。 |
写真
装備
個人装備 |
Tシャツ
半ズボン
靴下
雨具
靴
ザック
昼ご飯
非常食
飲料
地図(地形図)
計画書
ヘッドランプ
予備電池
GPS
筆記用具
ガイド地図(ブック)
ファーストエイドキット
保険証
携帯
時計
タオル
カメラ
熊鈴
着替え
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感想
今回は,私の所属する日本山岳会から要請があり,私の企画・計画による夜間登山を行った。参加者は,同会会員から私のほか4名(当日2名のキャンセルがあった。)であった。日本山岳会の夜間山行としては初めての実施ということで,今回は,やや健脚でありながらも夜間登山初心者を対象とした内容とし,山域を歩きごたえのある北高尾山稜とした。この北高尾山稜は,2016年5月21日記録のとおり,アップダウンばかりで景色のないストイックなルートである。
起点となる八王子城跡は,関東有数の心霊スポットとして有名である。私は,心霊現象などというものは全く信じていないので平気であるが,中々不気味な雰囲気はある。登山の準備・説明を行っていると,他県ナンバーの車が3台やって来て,その人たちから,「この先は道(車道)がありますか?」と質問を受けた。しばらくすると,「滝を見に行きたい。」と述べながら八王子神社の方に登っていったが,滝(おそらく「御主殿の滝」)は,逆方向である。我々が八王子神社に到着する頃には,その人たちは,消えたようにいなくなっていた。
登山開始しばらくは,無風の上大変な蒸し暑さで,大量の汗が出る。その後本降りの雨となったが,富士見台以降は,ほとんど雨は止み,風も出てきて,幾分暑さが緩和された。
夜間登山に慣れないメンバーは,歩いたことのない北高尾山稜であることと相まって,疲労の度が強かったようである。また,眠気もあり,ペースは上がらなかった。
ここで,1名,転倒をし,その際,手を強く地面につき,負傷した。翌日通院したところ,骨折(橈骨関節部骨折)と診断。2か月のギプス生活となるとのこと。大雨直後の土道であることもあり,慎重に歩行していたが,ちょっとの油断が生じさせてしまった。
堂所山以降は,緩やかで気楽な陣馬高尾縦走路に入り,スムーズな歩行を取り戻した。
さらに,景信山山頂からの景色は,雨上がりであることなどにより,雲海に浮かぶ山々を始め,低山とは思えない幻想的風景を見ることができた。参加メンバーは皆感動していた。企画・計画して良かったと思った瞬間である。
その後,私の判断で計画(小仏城山まで行く計画部分)を変更し,景信山から最短ルートで下山することとした。下山後,京王線の高尾山口駅まで向かい,同駅前にある温泉(極楽湯)に入った。汗と雨でびしょびしょの体は,一気にさっぱりした。なお,この温泉は,「世界の高尾山」の入口にあるだけあって,下山時間帯は,大変混雑する。今回は,夜間登山であり,開店の朝8時台に向かうことができた。開店間もない時間帯は,大変空いており,ゆったりと温泉を堪能することができた。都合が許せば,是非また朝の温泉を利用したい。
温泉から出た後は,その施設内の食事処において,朝9時から昼過ぎまで,参加メンバーと「反省会」というの名の宴会で盛り上がった。
結果的に,今回の日本山岳会としての初の夜間登山は,大変充実したものであった。
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