台風通過後の鳥海山(鉾立口往復鉾立・象潟ルート)
- GPS
- 16:45
- 距離
- 17.5km
- 登り
- 1,368m
- 下り
- 1,361m
コースタイム
- 山行
- 6:44
- 休憩
- 1:35
- 合計
- 8:19
- 山行
- 6:04
- 休憩
- 0:39
- 合計
- 6:43
天候 | 台風9号通過の影響で朝は雨、その後曇りのち晴れ。翌日は午前快晴で午後から少しだけ曇り。 |
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過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
五合目、標高1,150m。駐車場300台あります。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
当初は吹浦口(大平口)からの登山を予定していましたが、山荘の方から前日熊出現情報があり、笹などで視界が悪いことと急登であることから鉾立口からの登山をお勧めされました。 登山開始は台風通過後の雨の影響で少し遅らせました。まだ雨が残りましたので雨具を着込んで登山開始しました。ガス(霧)の中での登山となりましたが道は整備されて快適に歩くことが出来ました。 行きは、七五三掛(しめかけ)から千蛇谷(せんじゃだに)コース、 帰りは外輪山コースを辿りました。 七五三掛の分岐点は新しい道が出来ているのですが、標識が分かり難い(ガムテープで矢印を消しているだけ?)のと、昨年購入の地図に新ルートが記載されていなかった(かつ旧道は立ち入り禁止ロープ等が無い)ため旧道を進みました。一部要注意の傾いた梯子を慎重に下りれば思ったほどの恐怖はありませんでした。 新山ですが大きな石がごろごろしているルートを○や矢印を頼りによじ登ります。思ったほどの高度恐怖はありませんでしたが、浮石には注意が必要です。右と左にルートがあり一周できそうなのですが、左から登ると頂上付近で一旦下りがあります。山頂付近は、溶岩の岩山が沢山あり複雑な形状でした。慎重に進めば山頂には到達できそうでしたが、下りの手前のピークで眺めを楽しんだ後戻ることにしました。 帰りの外輪山ルートは、まず小屋から外輪山稜線への登りが要注意です。思ったほどの高度恐怖はありませんでした。(崖をイメージしていました…)鎖が設置されていますが、所々岩に埋もれている個所もあり(つまり落石多い)注意個所ですが慎重に登れば滑落するような場所ではありませんでした。 稜線は右が垂直な崖ですが左は比較的なだらかな斜面なので高度恐怖感はありませんでした。何か所か崖のすぐ横を通るところがあるのですがゆっくり進めば問題はありません。 |
その他周辺情報 | 鉾立口には山荘があり、食事を取ることができます。 帰りに昼食で利用しました。 |
写真
感想
以前北海道出張の際、飛行機から見えた鳥海山にようやく登ることができました。
今回は3つの台風の隙間を縫っての山歩きとなりましたが鳥海山の眺めの素晴らしさを十分堪能することが出来ました。鉾立からのルートは整備されておりなだらかで歩きやすく快適です。
まず鉾立から左が深く切れ込んだ谷の眺めが絶景です。(行きは見えませんでしたが、帰りに感心しました。)その後の賽の河原(名前は悪いですが…)付近は霧で幻想的な所でした。御浜小屋までの日帰りハイカーも多数おられる様子でしたが、それも納得できるコースです。七五三掛からは北側に広がる雄大な裾野と荒々しい外輪山を間近見る眺めが堪能できます。
台風の後のためなのか山頂での神社の山小屋利用者が少なく広々とした空間を利用させて頂きました。ただし評判の悪い食事は利用せず、パンとカップラーメン(お湯は保温水筒で持参)で済ませました。小屋隣の公共バイオトイレは新しくきれいでした。
地元の方々は湯の台口からの日帰りを好まれるようですが、遠方からの登山者はゆっくりした歩行で、小屋からの夕焼け、朝焼けが堪能できる一泊登山が良いかと思います。(小屋は毛布しかないので、ある程度着込んで寝たほうが良いかもしれません。)
七高山からの眺めは最高に気分が良いです。(危険な所ではありません。)
七五三掛までは空中散歩が楽しめます。(ナイフエッジのような場所はありませんのでご安心下さい。ただし崖のよこは慎重に。)
山形県は温泉地も多く、おいしいもの(お米、くだもの、魚)が沢山あります。(海と山に恵まれた良いところでした。)
是非いつかまた来たいと思う素晴らしい所でした。
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