富士山(須走口往復)
- GPS
- 07:36
- 距離
- 15.4km
- 登り
- 1,874m
- 下り
- 1,855m
コースタイム
- 山行
- 6:20
- 休憩
- 1:22
- 合計
- 7:42
天候 | 曇り、小雨、時々晴れ |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年08月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車 バス
御殿場駅のバス停のところに券売所があります。 |
写真
感想
富士山。「登らぬ馬鹿、二度登る馬鹿」と揶揄されるこの山。大混雑の山小屋や団体客による渋滞など、登る山としては敬遠がちだったのですが、一度も登ってみずには語る資格もありません。
妻と息子は一昨年にすでに登頂しており、日帰り可能であることは実証済み。であれば今年は単独で行ってみようかと思いました。
http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-505131.html
迷走する台風10号のおかげで不安定な天候が続いていましたが、日曜日の「てんきとくらす」の予報ではAマークがついていましたので、意を決して出発。早朝の電車で須走口に向います。
ところが松田駅で御殿場線に乗り換えようとしたところ、大混雑。改札には臨時の券売場までできており、電車内も混雑が続きどうも様子がおかしいです。まさか皆が富士山に向うわけではあるまいと思いながらも、皆が御殿場駅で下車するものですから不安になります。御殿場駅の改札を出てみると、「火力」なんとかというプラカードを持った係員がいたので、何かのイベントであることはわかりました。
結局7:35の須走口行きバスに乗っていたのは10人ほどで、その中も日本人はどうやら私ひとりのようでした。バスの中で検索したところ、イベントは火力演習という自衛隊の演習であったことがわかり、ようやく納得しました。
バスは徐々に高度を上げ、2000m近くまで登ります。駅は雨模様でしたが、空はだんだんと明るさを増し、どうやら雲の上に出たようです。なかなか幸先のよいスタートです。
トイレを済ませ、にこやかに登山保全協力金の1000円を払って出発です。いきなりの標高2000mですので空気がやや薄いように感じるのが少し気にはなりますが、ゆっくりと歩きながら徐々に体を慣らしていくことにします。
登りは兎に角、淡々と登って行きます。1700mの高度差も一歩一歩を積み重ねれば到着することは当然のこと。天候は期待ほどには良くなりませんでしたが、お陰であまり蒸し暑さを感じることなく登ることができます。
途中下のほうから「ドン!ドン!」という爆発音が聞こえるのはあまり気分の良いものではありませんが、だんだんと傾斜もキツくなっていくので、そんなことには構っていられなくなります。x合目、本x合目と節目節目で小屋がありますが、水を飲んで小休止する程度にして、ペースをキープするように努めます。呼吸もだんだんと慣れ、幸いにして酸素不足に悩まされることはありませんでした。
出発から約5時間で山頂久須志神社に到着。剣ヶ峰を目指して歩き始めてはみたものの、小雨が降り続き、強風の上、眺望はありせんでしたら、お鉢巡りはあきらめて、下山することとしました。
下山は富士山ならではのブルドーザー道や砂走りを下りられますので、他の山と較べれば楽にスピードアップして下りることができます。相変わらず不安定な天候ながら、時折見える青空と雲海の向うに下界の町並みを見ることもできました。
16時過ぎに須走登山口に下山。バスは事前の調べでは16:40発でしたが、16:20発もあるということで乗り込んだところ、乗客は私ひとりでした。
標高差1700mのアップダウンは楽なものではありませんでしたが、良い経験となりました。今後「2度登る馬鹿」になるかどうかはわかりませんが、富士山という山が私の中でより親しみのあるものになったことは確かのようです。
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