乗鞍岳 剣ヶ峰(3026m) 乗鞍スカイライン山岳ライド+登山
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- GPS
- 13:51
- 距離
- 156km
- 登り
- 4,250m
- 下り
- 3,683m
コースタイム
- 山行
- 11:02
- 休憩
- 1:18
- 合計
- 12:20
楡原駅 1:04〜1:09
神岡 2:38
栃尾 4:16
平湯温泉(足湯) 5:21〜5:41
平湯峠 6:27〜6:35
夫婦松P 7:01
畳平 8:46〜9:05
肩の小屋 9:31〜9:35
剣ヶ峰 10:27〜10:38
肩の小屋(食事)11:08〜11:18
畳平 11:45〜11:58
平湯峠 12:26
朴の木平 12:43
高山駅 13:44
天候 | 晴れ/曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
電車
自転車
|
写真
装備
個人装備 |
長袖シャツ
靴下
グローブ
雨具
日よけ帽子
靴
行動食
非常食
飲料
GPS
日焼け止め
保険証
携帯
時計
サングラス
タオル
カメラ
ロードレーサー
トレランシューズ
輪行袋
|
---|
感想
7月の富士山登山では一日で田子の浦(0m)から富士宮五合目(2380m)まで自転車、富士宮登山道で富士山頂まで登山で往復、日本一のダウンヒルを堪能した。
今回は自転車での標高差2380mを更に越えるため、自宅(富山)から乗鞍岳畳平(2702m)まで自転車で乗鞍スカイラインをヒルクライム、剣ヶ峰(3026m)を往復登山する。帰途は、スカイラインを戻り高山までダウンヒル、輪行で戻る計画だ。
自宅発 23:42、天候は晴れ。
睡眠は二時間弱だが熟睡できたようだ。
また、台風12号が九州に近づいていたが影響はない。
大沢野から国道41号線をナイトラン、高山線の楡原駅で最初の休憩。
国道41号線は意外に大型車の通行が多く、神経を使わされる。
岐阜県に入るとすぐに工事による大きな片側通行が二か所あり。
最初は1キロ以上の工事区間があり、警備員から「区間のコーン内側を通るように」と指示される。工事のために車両が入ってこないエリアを走行し、
車の通過を気にする必要がなくありがたかった。
二番目の工事個所では、「車が入ってこないように止めておくから」と警備員に言われる。ありがたい一言だがダッシュする羽目になった。
ここを過ぎると車の量が少なくなる。
2:38 神岡から国道471号線へ。
いつもは神岡のコンビニで補給するが今回は素通り。
6月に安房峠・野麦峠行きでこの道を通過しているせいか時間が短く感じる。
栃尾から宝橋を渡り、その先のJAで休息する。空はまだ暗い。
平湯温泉手前から明るくなってきた。
今回は平湯温泉で足湯に浸かるつもりだ。
場所はすぐに見つかった。裏通りにありまだ時間も早く貸し切り状態。
10分ほど湯に入り疲れをリセット。
再びサドルに跨り、平湯温泉を後にすると下ってきたサイクリストとすれ違う。
国道158号線から平湯峠へ向かう。
峠道の途中で休息していたサイクリストを追い抜く。
ヘアピンカーブでは勾配が増えてきた。
自動車は全く通らず静かな広葉樹の中を進む。峠の手前のヘアピンカーブを抜けると平湯峠だ。
北側にお地蔵さん、東側に碑があり、ここで休憩を取る。
抜かしてきたサイクリストも後から来て話をする。
前日走った有峰林道の方がきつかったと言っていた。
これからエコーラインを下り、木曽・伊那まで進むという。
これまた大変な行程だと感じた。
おにぎりを食べ、乗鞍スカイラインに突入。
ゲートで警備員にどこの県か、そして、どこへ行くのか聞かれる。アンケート調査のようだ。最後に「今日は絶好の日だ」と告げられる。
序盤はインナー×2速のギアだが厳しい勾配の坂が続く。平均して8%程度、きついところで10%。脚を休めるところが無い。平湯峠で一般車両を制限しているので自由に進めるのが救いだ。
今日の本番は登山なので力を使い切らないように注意。
夫婦松を過ぎる。標高も2000mを超えてきた。
平湯峠から1000m近く標高差があるので、途中でインナーローにギアを落とした。
前のサイクリストも同じようなペースだが写真を取りながら進むので差は縮まらない。
途中で一人ローディーが軽やかにクランクを回しながら抜かしていった。
中盤のヘアピンが続く区間に差し掛かる。
坂は登りやすいがさすがに疲れが出てピッチが上がらない。
GPSで標高を確認しながら進む。
次第に展望が広がり笠ヶ岳方面を眺めることができたが、穂高方面は雲に隠れている。一ヵ所、展望台があるがやはり東側の山々は雲の中であった(ロープあり)。
やがて広葉樹から笹が中心の植生に変化してきた。
カーブが続く区間を抜けると猫岳の南側を横切るようになる。
北側と西側の展望は良好だが南側は雲が湧いている。
猫岳を過ぎ、四ッ岳の2400mと2500mのヘアピンを抜けるとやがて桔梗ヶ原の入口に達する。平湯温泉登山道の入口で小休止するが南風が強い。
畳平方面とコロナドームは見えるが剣ヶ峰方面はガスの中だ。
早々に畳平に向かって走り出すが、風が抵抗となる。
エコーラインの合流点からサイクリストと多くすれ違う。
8:46 畳平到着。
9時間近く坂を自転車で登ったのは人生初めてだろう。
自転車を留め登山モードに切り替える。
まだ風は冷たくすぐに冷えてくるので、薄手の雨具を上下着込む。
また、シューズもビンディングからトレラン用に履き替える。
9:05 おにぎり1個食べてから登山開始。
最初は遊歩道を肩の小屋目指して進む。
ここまでゼリーとおにぎりで過ごしてきたがどうもハンガーノック気味だ。
長野県境を左手に見てから富士見岳西側を回り込み、摩利支天岳南側を通り肩の小屋に到る。
休憩後登山道に係る。負荷がかかるとピッチが上がらなくなる。
休みながら我慢して足を前に出す。
ゆっくり進めば問題ないのでそのまま頂上を目指す。
登山道の下部は富士山のようにゴロゴロとした岩が転がる土の斜面。
上部の稜線に出る手前から岩の足場となる。
朝日岳東側の稜線に出ると風が強く、時折ガスがかかる。
剣が峰手前のピークで一休み。
ゆっくりペースをキープしながらそこから頂上小屋を過ぎて、10:37 剣ヶ峰に到達。周囲はガスがかかり遠望はまったく利かない。
頂上の売店でお守りと記念バッチを買い、写真を取り早々に下山するが、
下山者で込み合い、暫く列に従って降りる。
その後は肩の小屋までマイペースで下りる。
ガス欠気味なので肩の小屋でカレーライスを食べた。
ご飯の量が多めに感じたがあっという間に無くなった。
食後、畳平まで落ち着いた気分で歩くことができたが、
ロングライドでいかにしてエネルギーを確保するか、大きな課題だ。
畳平周辺はガスが掛かりだしたので早めに下山することにした。
靴を履き替え、サドルバックの中身をパッキングし直した。
畳平周辺は本当にサイクリストが多かった。長野・岐阜ともに次々と登ってくる。
どうも畳平をゴールとして小さいながらヒルクライム大会を実施しているようだ。
11:58 ダウンヒルは寒そうなので雨具を着たまま下り始めた。
まずは平湯峠まで一気に1000m下る。
あまりスピードを出すと危険なのでブレーキレバーを握りながらのダウンヒルで上半身が疲れた。
平湯峠から高山方面に向かい、さらに下ると国道158号線に合流する。ここで上下の雨具を脱ぐ。
サドルバックに雨具、シューズ、輪行袋などが納められ最大のサイズとなる。
ここから道幅が広くなり暫くスピードを上げることができた。
しかし、バランスが崩れるとサドルバックが揺れ不安定となるのが感じられた。
朴ノ木平を過ぎ高山が近づくと物凄い暑さを感じる。
思わず自動販売機でジュースを買い飲み干す。
市街地に近づくとアップダウン、信号があり難儀。
13:44 高山駅着。新しい駅舎はほぼ完成、10月初旬からオープンとのこと。
汗をかきながら自転車をばらし、高山線のワイドビューひだで戻る。
八尾で降りる乗客が多く、八尾のおわら風の盆で富山駅も混雑していた。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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はじめまして!石川県のwindnaoと申します。
富山市内からスタートされた先行者さんがおられたなんて思っていませんでした。
工事現場の片側通行で、
・コーンの内側を通って!
・通り切るまで車を止めておくからね。
僕も同じこと言われましたよ。急いで通らなくちゃ!と頑張って漕ぎました。
最大サイズのサドルバックよさそうですね。
帰りは輪行ってのもいいですね。
windnao 様 はじめまして。
乗鞍スカイラインの下りの途中ですれ違った中で、数名ロングライド、キャンピング仕様の方がおられました。windnaoさんはたぶんあの方だと思います。
サドルバックはロールアップ型サドルバックで10リッター程度の容量があり、最近、ロングライドやブルぺで流行しているようです。当方は、トレランシューズ、輪行袋、行動食、着替え、替えチューブなどを収納していますが重宝します。フロントバックと共に利用すると背中にモノを背負うことはほとんどなくなりました。ロングライドでは体力を消耗しないように体に身に着けるものを極力避けています。
帰りは、出発地へ自転車で戻る選択もありましたが、暑さ・トンネル(洞門)・車のリスク・高山と神岡までのダウンヒルのスケールなどを考慮しました。帰途に高山線を輪行でよく利用するせいもあると思います。いろいろと工夫して楽しむと次につながりますね。
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