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記録ID: 95675
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ハイキング
奥多摩・高尾

御前山 これが本当の初登り 湯久保尾根〜大ブナ尾根

2011年01月19日(水) [日帰り]
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miketama その他1人
GPS
05:41
距離
11.3km
登り
1,227m
下り
1,032m

コースタイム

07:02宮ケ谷戸バス停→08:31御前山登山口からの合流地点→10:05御前山避難小屋10:16→10:26御前山山頂10:53→11:57サス沢山→12:44奥多摩湖バス停
天候 晴れ
過去天気図(気象庁) 2011年01月の天気図
アクセス
利用交通機関:
電車 バス
往き 06:06JR拝島駅→06:24武蔵五日市駅 06:33西東京バス;藤倉行き武蔵   五日市駅→07:01宮ケ谷戸バス停
帰り 12:45奥多摩湖バス停→13:00JR奥多摩駅 13:08奥多摩駅発青梅行き→
   13:45青梅駅
コース状況/
危険箇所等
・湯久保尾根コースは道もきれいでゴロ石もなく道標もあり、たいへん歩きやすいです。
・大ブナ尾根は急坂続きで落ち葉も堆積していて、たいへん滑りやすいです。
・トイレは駅、御前山避難小屋、大ブナ尾根から下りた小河内ダムの手前、奥多摩湖バス停にあります。
宮ケ谷戸バス停を少し戻り赤い橋を渡り、→「御前山」の道標に従って進みます。
お日様が昇ってきて照らされている山が向こうに見えます。
2011年01月20日 12:36撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
1/20 12:36
宮ケ谷戸バス停を少し戻り赤い橋を渡り、→「御前山」の道標に従って進みます。
お日様が昇ってきて照らされている山が向こうに見えます。
尾根道から。
快晴ですもん。
尾根道から。
快晴ですもん。
岩からにょきにょ木。
2011年01月20日 12:37撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
1/20 12:37
岩からにょきにょ木。
ほんっと綺麗な避難小屋です。
シュラフ購入を真剣に考えました。
夜景も見えるそうです。
2011年01月20日 12:38撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
1/20 12:38
ほんっと綺麗な避難小屋です。
シュラフ購入を真剣に考えました。
夜景も見えるそうです。
避難小屋手前の水の流れはカチンカチン。
2011年01月20日 13:11撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
1/20 13:11
避難小屋手前の水の流れはカチンカチン。
御前山山頂。1405m。
本日もまたプライベートピークなり。
のちほど、お二人組と単独行の方も登頂。
2011年01月20日 12:38撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
1/20 12:38
御前山山頂。1405m。
本日もまたプライベートピークなり。
のちほど、お二人組と単独行の方も登頂。
雲取山方向です。
2011年01月20日 12:40撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
1/20 12:40
雲取山方向です。
山頂から少し下ったベンチから。
いとうつくし。
2011年01月20日 12:40撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
1/20 12:40
山頂から少し下ったベンチから。
いとうつくし。
これから急勾配がえんえんと続きます。
2011年01月20日 12:42撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
1/20 12:42
これから急勾配がえんえんと続きます。
わかりにくいですが、かなりの急斜面なんざんす。
2011年01月20日 12:41撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
1/20 12:41
わかりにくいですが、かなりの急斜面なんざんす。
これまたわかりにくいですが、眼下に初めて見えた奥多摩湖です。
2011年01月20日 12:42撮影 by  G'zOne TYPE-X, KDDI-CA
1/20 12:42
これまたわかりにくいですが、眼下に初めて見えた奥多摩湖です。
撮影機器:

感想

自宅を出た時はまんまるいお月さまがこうこうと西北の空のかなり下方に浮かんでいましたが、武蔵五日市駅に降りたときには東の空が紫色とオレンジ色に広がり、明るみ出して来ました。

今日は久しぶりのお山行き。
降水確率10%というのはうれしいね。
怪我した右膝の不安がなかった、というのはうそだけれど、湯久保尾根で行ってみたかった御前山でしたので、寒さもものともせずに登り始めました。

掃き清められたような道は歩きやすいことこの上ないです。
植林の中の道から尾根に出たら左方向の樹木の向こうに
「あっ、富士山だ!」
「真っ白だ!」
雲ひとつない中、頂きを輝かせていました。

植林を通ったら尾根道、の繰り返しで確かに傾斜はゆるやかなのですが、……

なんだか途中から、初めて武甲山へ登った時と同じ位の感覚に襲われてしまい、心臓がバクバクし始めた頃に同行者が
「女性向きの山だね」
と、涼しい顔をしてのたもうた時わたしは
「えっ!?
なんか、長者屋敷の頭の先の上りに似てない?」
「大げさな」
と軽く一蹴されましたが、この後は本仁田山の登りにも似たぜーぜー感も加わり…

そりゃそーだよね、わたしが怪我療養中(大げさ;^^;)にがっつんがっつん出かけているし、つい先週も東吾野から天覚山、大高山、子の権現、伊豆が岳、正丸まで行って来たってんだから。

と、ひがんでいるひまもなく天狗岩のような岩場を過ぎ、はあはあ言いながら登る。

今回、湯久保尾根を歩きたかったのは、仏岩ノ頭手前にあるという鑾野(ばんの)神社の小社が祀られてあるところに、そこにオオカミの親子のような数匹の石像があるというので狛犬フェチとしては絶対はずせないポイントだと意気込んでいたのですが、

…わからなかった…

狛犬さんどころか、仏岩ノ頭ってのも、湯久保山ってのも未確認でして…
う〜ん、残念。

尾根道からは大岳山も見え、昨年初めて言った時にこんもり見えた今いる御前山の姿を思い出しながらなんとか避難小屋まで辿り着く。

ノートにはつい先日泊まった方の記録がありました。
ペットボトルの水は一晩で凍ったそうです。
夏ならば泊まれそうだけれども、景色は微妙だろうなあ。

避難小屋から山頂まではすぐで、石尾根の山なみがきれいに見える。

飛龍山、雲取山、七つ石山、それからそれから…

今日は余裕もあることだしゆっくり下りましょう、ということになり奥多摩湖からのバスの時間も確認して下り始めたところ…

これがまた結構な急坂で…

登って来られる方に3人ほどお会いしましたが、なんというかただただ必死の形相で。
下りがこんだけきつかったら上りはどんなん!?

それでも蒼い奥多摩湖が見えたときはほっとしたけれど、見えても下れども下れども下りが続く。
たまに防火帯の平坦なところはありますが、ほとんど急な、下り。

上りが得意なわけでもないけれど下りはもっと不得意なわたしにはもうもう、滑る滑る、怖いから遅れる遅れる。

そうしたら同行者が、
「バス、間に合わないかもしれない」
と身も凍るようなつぶやきを。

冗談じゃないわよ〜
頑張りますよ〜

半泣きで、下りる。

超急坂についているロープに伝わり滑り降りる。
またこのロープがやたら長く感じられて、避難小屋でまったりするんじゃなかったとか山頂で味噌汁なんて飲むんじゃなかったとか皆さんの御前山のレポをちゃんと読んどきゃよかったとか頭の中をぐるぐる巡る。からだはロープでぐるぐる回る。

同行者はこれは奥多摩三大急登のひとつだよ、と言いながらタッタカ下りて行く。
ハイハイ、では今度は逆コースで登ってみりゃいーんでしょ、半泣き状態からやけくそ状態になる頃、サス沢山に着いたとき、パッカーンと奥多摩湖が広がっている。
これは写真、写真と思ったら
「12:45に乗り遅れたら次は14:20、そうなったら奥多摩駅まで歩くしかないね」
タッチ&ゴー。

ずんずん奥多摩湖ま間近に迫ってきているのに、下りはまだまだ続く。

この道は境線杭がこれから設置されるらしく、そこかしこに杭とセメントの袋が作業を待つかのように置いてあります。
最初目に入ったときは「えっ?こんな大きなゴミが堂々と置いてある?!」
とだけわたしは思ったのに、同行者は、これをここまで運ぶのにどれだけ大変だったかと思う、とのつぶやきには軽く驚かされました。

下りてきて下りてきて、やっと、「バス停・トイレ」の道標が。
小河内ダムが見えたときは安心したのか石段で今日最初で最後の転びを。

ダムが。










時計を見たら35分。
ダムのはるか先に同行者が見える。

ここでまた慌てて転んだらみもふたもない、と言い聞かせて落ち着きながら焦る。

40分にダムを渡り切り、それからぐるりと回ったら同行者とほかの方が同じ場所に立っているのが見える。

バス停だー。

間に合ったー。

本年もまた、幸先のいい(!?)スタートを切った初登りでした…。

けれども思っていたより体力脚力ガタ落ちでした。
体脂肪率だけがアップしているんじゃダメダメです。
本気で1月、2月は体力強化月間にしないと。

ぜーぜーハーハーの御前山でしたが、お天気に恵まれたことは最高にラッキーでした。
本当は雲取山行きの予定でしたが無理しないで良かったかな。
同行者も山は逃げない、と言ってくれたけれど、体調、天候、両者ぴったり、という機会もなかなかあるようでなくて。
加えて、バス、電車の時間含めての余裕の行程。

ぐるぐる回りますが、天候はともかくとして、まずは体重を落とすことから始めないと、ですかね。





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