唐松岳へ 朝は白馬三山が見えたが…
- GPS
- 06:20
- 距離
- 13.1km
- 登り
- 1,232m
- 下り
- 1,232m
コースタイム
天候 | 曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
|
コース状況/ 危険箇所等 |
特に問題ない |
その他周辺情報 | 北尾根の湯 倉下の湯 など |
写真
感想
2016(平成28年)9月15日(木)
唐松岳へ
「朝だけよ 白馬三山 唐松に」
今日だけ晴れの天気予報が出た。
これから先は曇り、台風の影響を受けてぐずつく空模様になりそう。
そこで眺めがよく、紅葉も楽しめそうなところへと考えた。
今年まだ登ってないのは唐松岳がある。
紅葉には早いかもしれないが晴れれば景色を楽しめるだろうと決めた。
白馬大池からの白馬三山。
丸山からの五竜・鹿島槍。
山頂からの北アルプスの絶景。
考えただけでうきうきしてくる。
いつものように黒菱に向かう。
いつもだと駐車場が満車状態なのに今日はスカスカ。
このところ天候のすぐれない日が続き
山に入っている人が少ないのだろう。
雲がかかりどんよりとした空。
それでもこれから晴れてくるだろうと登り始める。
八方池山荘のあたりでは青空ではないが
雲海の上に白馬三山が顔を出してくれた。
ケルンと白馬三山が似合う。
ナナカマドの赤い実が白馬三山を飾ってくれる。
この調子で白馬大池では
湖面の鏡に映る白馬三山が楽しめそうと登る。
ところが雲がどんどん出てくるではないか。
あっという間に白いカーテンが白馬三山を隠してしまった。
空もどんよりしたまま。
白馬大池の周りは静かに雲に包まれている。
湖面は風もなく穏やか。
青空の元絶景を期待していたが静寂の池を眺めることになった。
これが山ですね。
静かな湖面も良いものだ。
紅葉が始まった木々もあり、
鮮やかではないが、落ち着いた趣ある景色を見せてくれた。
ダケカンバの林に入ると
白くて太い幹が美しく林立し迎えてくれる。
唐松岳の私の好きな場所のひとつだ。
山スキーで入った時にもこの幹を縫って滑るのが楽しい。
丸山ケルン
山スキーではここまで来て滑り始めることが多い。
今日は、結局雲がなかなか上がらず
不帰の嶮が雲の中に厳しい岩肌を隠し、
突き刺すような嶮のシルエットを覗かせのだった。
唐松山荘を通り稜線を山頂に向かう時
ひらひら、よたよた、上へ下へ、右へ左へ、ふらふら!
何とも頼りない飛び方をするアサギマダラを見た。
ずっと見とれてしまったのだが唐松谷から五竜方面へと
最後は稜線を乗り越え飛び去って行った。
南の島へ2000km、海を渡る蝶アサギマダラ。
北アルプスをも越えていくのだった。
山頂での絶景を期待した今日だったが
残念ながらそれはかなわなかった。
雲に覆われた山頂だが、
不帰の嶮だけが時々その雄姿を現してくれた。
朝だけ白馬三山が顔を出し、
景色を楽しむことができた唐松岳だった。
紅葉も来週あたりかなと思われた。
ふるちゃん
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する