鍬崎山(粟巣野〜瀬戸蔵山〜大品山経由・周回)


- GPS
- 07:39
- 距離
- 16.7km
- 登り
- 1,884m
- 下り
- 1,877m
コースタイム
天候 | 晴れのち曇り |
---|---|
過去天気図(気象庁) | 2016年09月の天気図 |
アクセス |
利用交通機関:
自家用車
らいちょうバレースキー場のゴンドラ乗り場の駐車場(無料)を利用。 でも、今回のルートならあわすのスキー場の駐車場の方がよかったかも。 |
コース状況/ 危険箇所等 |
【粟巣野〜百間滑〜瀬戸蔵山】 ・危険箇所なし。 ・今回のルートの中では最も整備されている区間だった。 ・龍神の滝から先は急登となる。 【瀬戸蔵山〜大品山】 ・なだらかな登りで気持ちよく歩ける区間。 【大品山〜鍬崎山(往復)】 ・急登を延々と登る。体力勝負。 ・1箇所クサリ場があるが、それほど危険ではない。 ・下りは逆に滑りやすい箇所があるので注意する。 ・山頂は狭いので人数が多いとあまりのんびりできないかも。 【大品山〜粟巣野】 ・山と高原地図ではバリルート扱いになっているが、歩きやすい方だと思う。 ・木の根が張った急登で滑らないように注意する。 ・核心部は冬季同様貯水池脇の狭い尾根歩きとなる。 |
写真
感想
この3連休は剱岳バリルートを予定していたが、秋雨前線と台風による悪天予報のため断念。
初日の土曜日だけは何とか天気が持ちそうだったので日帰りで鍬崎山へ行くことにした。
大品山はスキーで2回ほど滑っているが、その先の鍬崎山へ足を延ばすのは初めてとなる。
らいちょうバレーのゴンドラ乗り場に駐車し家族旅行村を通り抜けて瀬戸蔵山の登山口を探す。
山と高原地図では旅行村の中に登山口がありそうな記載だったが、行ってみると「崩落のため通行止め」とのこと。
ちょっと大回りになってしまったが、仕方ないのであわすのスキー場から登ることにした。
瀬戸蔵山に突き上げる今回のルートも初めて。
このルート、実はあまり期待していなかったのだが、ふたを開けると登山道にウッドチップが敷き詰められていたり、木の階段が整備されていたり、渓谷あり、滝あり、立山杉ありで、急登ではあったが歩きやすくとても楽しめるルートだった。
瀬戸蔵山ではゴンドラ組と合流するため一気に賑やかになる。
エネルギー補給していると一人の登山者がゴンドラ方面からやってきた。
話をしてみると、奈良から来た方で、なんと今回の鍬崎山で300名山完登とのこと。
齢67歳にして100名山、200名山、そして300名山のすべてを踏破・・・その締めくくりが今回の鍬崎山と知り、まるで自分のことのように嬉しく思った。
残念ながら歩くペースが合わなかったので「山頂で待ってます!」と言い残して一足先に行かせてもらった。
そこから鍬崎山までの道中も多くの登山者と会った。
さすが三連休といったところか。
山頂に到着すると、お気に入りの黒部五郎と北ノ俣岳、そして目の前に薬師岳がドーンと姿を現した。
左には立山、剱岳、天狗山、国見岳、そして広大な弥陀ヶ原が広がっている。
右にはちょっとご機嫌ナナメな白山が浮かんでいる。
ちょうど登頂したタイミングで団体さんと一緒になったため、山頂はとても賑やかだった。
今回は眺望についてはあまり期待していなかったので、久し振りにのんびりランチタイムを楽しむべくカップヌードルとコーヒー豆を担いできた。
コーヒーを飲みながら例の300名山のお父さんを待っていたが、なかなか上がってこない。
前日毛勝に登って疲れが残っていると言っていたので、まさか断念したのでは?と悪い予感が頭をよぎる。
待ちきれなくなり下山を始めてしばらくすると、お父さんが登ってきた!
「あと少しですよ!」
と声をかけると、
「一歩一歩踏みしめて歩いてます!」
と返事が返ってきた。
ちょっとウルッときた。
300名山完登まで秒読み・・・一体どんな気持ちなんだろう。
残念ながら登頂の瞬間はご一緒することができなかったけど、同じ空気を少しだけ味わうことができたような気がした。
これまで○○名山にはあまり興味はなかったけど、「こういう人生のスパイスも良いかもしれないな」とちょっと思った。
コメント
この記録に関連する登山ルート
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Sanchanさん、こんばんは。
お邪魔させていただきます。
お〜、富山のマッターホルンやないですか。
私どもも一度だけお邪魔させていただいたことがあるんですけれど、何度も現れる偽PEAKにヒーヒー泣かされたことを思い出しますたわ。
「もう二度と来るかい!」と何度独り言をつぶやいたやら。
せやけど流石はSanchanさん。
レポにヒーヒー感が全く現れず余裕すら感じるじゃな〜い。
頂上からのグレートな眺望はすんげ〜よね。
ホント頑張った甲斐があったじゃんってな思いにさせられますね。
ちょっとビビビっとなったのは百間滑。
「登山初心者ならここを目的地にするってのもありかも…」。
私も超ビギナーなので今日みたいなはっきりしないお天気にはこういったところでマッタリとしていたかったのよ。
こんどこちらの百間滑散策是非ともさせていただくわ。
ミラーさん、こんばんは。
マッターホルン行ってきましたよ。
クマさんが本物に行ってきたので触発された感じですね。
「二度と来るかい!」って気持ちはわかりますね。
山頂がもう少し広ければもう一度・・・って気持ちにもなるかもしれませんが。
でもスキーで行ってみたいとは思います。
それよりも、おっしゃる通り瀬戸蔵山までの道ですよ。
ナメ滝、龍神の滝、立山杉、そして苔むした森。
すべてミラーさん向きだなーと思って歩いてました。
まあミラーさんがビギナーっていうのはないですね。
いつもの虚言癖が出ちゃった感じですかね
当初の計画の剣岳バリルートと比べるとお茶濁しになるかもしれないけどレコ見てる分にはなかなか充実した内容に見えますよ!ナメ滝をみると沢もいいなと思います。
僕もコーヒーごちそうになりに行きたかったのですが子供の運動会でカメラフル活用でした。終わり際に本降りになってきましたけど・・山が恋しい(T_T)
koueiさん、こんばんは。
いよいよ一眼デビューしてきましたか。
本当なら300名山完登のお父さんにコーヒーご馳走したかったんですけどね・・・タイミングが合わなくて残念でした。
そういえば最近山行ってませんね。
冬に向けてそろそろ始動しておかないと間に合いませんよ
Sanちゃん、こんばんは。富山のマッターホルンへようこそ!ここもヤマスキーの偵察ですよね・・・来週はSanちゃんのお膝元に行けたらいいなあ〜。チカ
Chikauさん、こんばんは。
そうそう、山スキーの偵察です。
でもあの細尾根をスキーで登るのは大変ですね。
残雪期なら担げるけど、厳冬期はかなり厳しそうという印象を受けました。
白山、ぜひいらしてください。
晴れればいいですね^^
僕も今年ここを歩いて(下り)杉の迫力と滑滝の美しさに感激しました。ここまでなら普段着で散策できるので紅葉の時期に写真撮りに行こうかな。
大品からの貯水池への細尾根はゲートの外に下りれるんですか?僕は細尾根を巻くように付いている道から大品へ登りました。
レッズさんのレコ、只今拝見させていただきました!
粟巣野-大品山ルートを登りに使うってのはなかなか勇気が要りますね。
途中で薮にハマって道に迷ったら・・・と思うと瀬戸蔵山を先に登ってしまおうと考えてしまいます。
(案の定ルートミスしてましたね(笑))
けど、ルートミスは別として国土地理院の地図を見る限り、レッズさんが辿ったルートが正しいようです。
上から下ってくるとBCルート同様に貯水池脇を通る感じでトレースがついていましたが、本来は大回りするのが正解なんでしょうかね。
百間滑は紅葉時期にのんびりハイキングってのがよさそうですね^^
この三連休、秋雨前線の季節とはいえ、もろやられましたねぇ。
自分も黒部五郎を考えていましたが、諦めてJK娘の最後の文化祭ですよ。
(あ、それが普通か
昨日だけ曼珠沙華を見に奥武蔵を少し歩いてきました。
鍬崎山、山スキーで行っていた所ですね。
錚々たる山なみ、見応えあります。
お、剱岳バリ、もしかして北方稜線?
maruiさん、こんばんは。
このパターン・・・嫌なんですよ。
みんな楽しみにしていたシルバーウィーク。
しかも今年は三連休はこの1回のみ。
日本中の登山者がこの週末をターゲットに計画を立てていたと思いますが・・・この天気ですからね。
こういうパターンの場合、翌週末がどこも激混みになるんですよね;;
黒部五郎狙ってましたか。
昨日1日に限って言えば写真の通り空気も澄んでてよかったんですけどね。
僕も今日明日は家族サービスです。
こういう時に家族サービスやり貯めておかないと
剱は源次郎〜北方稜線〜内蔵助谷という豪華バリエーションルートを考えていました。
もちろんロープ初心者なのでクマさん達と一緒に・・・ですが。
懸垂下降、楽しみだったんですけどね。
また来年の楽しみにしたいと思います。
写真のコメント見るとお茶濁し感バンバン出てますね(笑
でも百間滑やら大杉やら晴れてれば山頂からの好展望やら見どころ多いので一度は登っておきたいと思いました。
souさん、豪雨の朝日岳お疲れ様でした。
今回はなかなかアドベンチャーだったようですが、たまには遭難しないレベルで自分の限界値を高めるような山行はアリだと思います^^
souさん鍬崎山は未踏なんですね。
また機会があればお茶濁しに、いやコーヒーのみに行きましょう
お茶濁し感満載にするのがスゴイね。
鍬崎山は昔、長男とゴンドラ使って(←しかられる?^^;)登ったきりです。
山頂に立って初めてドーンと現れる薬師の姿が脳裏に焼きついてます。
一緒に行った冬の大品山のルートミスを思い出して苦笑いです。
貯水池の上が怖かった^_^;
百間滑りや大杉の雰囲気がなんともいえない!
ここなら日帰りだし、紅葉の時期に行こうかな。
yamachan、おはようございます。
ずーっと前にyamachanから息子さんと登った時の話を聞かされていたのを覚えていましたよ。
ゴンドラを使ったとしても鍬崎山日帰りってのは結構つらい・・・みたいな感じだったと記憶しています。
僕も登山始めた頃に地図を眺めながら、
「このルートの日帰りはゴンドラの時間を考えると辛いなー」
なんて思っていた時期がありましたが、今となってはお茶濁しルートのひとつになってしまいました(笑)
あの冬の貯水池は怖かったですね。
もしかするとこれまでの登山人生で最も危険な瞬間だったかもしれません。
百間滑だけだとyamachanはもちろん、もはやゆうちゃんでも歩き足りなく感じると思います。
頑張って瀬戸蔵山まで登って、帰りはゴンドラ・・・なんてのもいいかもしれませんね。
剱岳バリバリ山行はお天気に恵まれず残念でしたね。
鍬崎山はBC偵察としては如何でしたか?
山頂から独標手前のコルまでは容易に想像出来たと思います。そこから大品山手前までは色んな可能性があり、その場の状況判断が大事ですが、基本は登り返しを避けて夏道を外れては戻ることになると思ってます。
souさん未到でしたか。無雪期なら全くお構いしませんので、積雪期なら12月の初冬と3月の残雪期はノンスキー日帰りも難しくないでしょう。厳冬期はBCスキーでも状況次第となることは同じだけど、スキーの方が余裕がありますね。
スキー・スノーシュー混合だと下りでルート別れますが 、それも含めて作戦練って行くのも楽しいね。
以上は粟巣野から日帰り往復前提で書いてます。
Nishidenさん、ハワイ旅行お疲れ様でした。
ダイヤモンドヘッド登ってきましたか?
BC偵察としては、まず狭くて登り辛そうという印象が第一。
滑りもとくに東側は崖っぽいし、谷筋へ落ちないように注意が必要。
コルから大品山への登り返しは、地形図を見る限り大品山の東側の急斜面をトラバースしながら抜けられるかってところがポイントでしょうか。
登り返してしまったほうが楽しく滑れるような気がします。
また積雪状況をみながらお茶濁しに行きましょう
ふむふむ、僕も無雪期しか知らないと大体同じように考えるでしょうね。
実際冬行くとどうか、ではお楽しみに。
こんな話してたらマジで雪山が恋しくなってきましたよ。
ルートをあーでもない、こーでもないって考える楽しみも山スキーならではですよね。
今から楽しみです。
やっぱりBCは最高!
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